1. ペアストレッチは1人では難しいストレッチが簡単に

ペアストレッチというと、運動不足の方はパートナーに情けない姿を見せたくないと思うかもしれない。しかしペアストレッチには、1人ではできないメリットが目白押しだ。
1人では伸ばせない筋肉を簡単に伸ばせる
いざストレッチを行うと、思いのほか身体を伸ばすのがつらく、すぐにやめてしまった方も多いだろう。しかしペアストレッチなら、身体を伸ばす作業は相手が行ってくれるため、1人で行うよりも脱力状態でストレッチできる。
身体の不調を教えてくれる
もしもパートナーがストレッチに詳しいトレーナーだと、身体の構造なども把握しているため、どこの筋肉が硬いのか、疲労が蓄積されているかを分析・アドバイスしてくれる。自分ではなかなか気づけない部分や疲れを指摘してくれるため、健康的な身体づくりをしたい方にもおすすめだ。
2. ペアストレッチはパートナーと行うとメリットがたくさん!

ペアストレッチならではのメリットはほかにも多数存在する。
夜寝る前のペアストレッチでリラックス効果
寝る前にストレッチを行うことで、日中に蓄積された疲労や緊張をほぐせる。また寝る前に行うことで血行促進、リラックスした良質な睡眠に繋がるだろう。
パートナーとペアストレッチでオキシトシンが出る
パートナーと生活していると、些細なことで不満を感じ、喧嘩することもあるだろう。そういった際でもペアストレッチはおすすめだ。ペアストレッチを行うことで、オキシトシンという愛情ホルモンが分泌され、お互いへの愛情や相互理解に繋がるからだ。
3. ペアストレッチ|上半身のやり方

上半身に効果的なおすすめのペアストレッチを3つ紹介する。いずれも相手を座らせ、自分は背後に立って行うスタイルとなっている。
首の疲れに有効なストレッチ
- 肩に手を置き、置いた手の方とは逆に相手の首を20秒間倒す
- 反対側も同じように実行する。
肩と胸のストレッチ
- 相手に両腕をバンザイの姿勢で開いてもらい、自分は両腕を抱える。
- 相手はそのまま後ろにもたれ、自分は骨盤を相手の背中に当てて体勢を保つ。この姿勢を20秒間維持する。
腕から肩甲骨のストレッチ
- 相手に片腕を背中にまわしてもらう。
- 自分は相手の肘を掴んで、ぐっと引き寄せる。
- もう片方の手で相手の肩甲骨を押していく。
- 反対側も同様に行っていく。
4. ペアストレッチ|下半身のやり方

続いて下半身に効果的なおすすめのペアストレッチを3つ紹介する。
太ももの前側のストレッチ
- パートナーにはうつ伏せになってもらう
- 相手の太ももを折り曲げ、自分の片方の手を相手の足首に置き、力を入れていく。
- もう片方の手は別の足の膝裏に置く。
- この姿勢を20秒間キープし、反対側も行う。
太ももの裏側のストレッチ
- パートナーには仰向けになってもらおう
- パートナーの片足を垂直に持ち上げる。
※膝が曲がらないよう注意する。 - つま先を掴みながら、20秒間キープし、もう片方も行う。
脚の後面
- 立った状態で、互いに向かい合う。
- パートナーにはこちらの肩を掴んでもらい、自分はパートナーの片足を持ち上げる。
- 20秒間、2番の体勢を維持し、もう片方も同様に行う。
結論
ストレッチというと1人で行うイメージがあるかもしれないが、1人では挫折しがちだ。しかしペアストレッチならリラックスして身体を伸ばせるため、比較的続けやすいといえる。この記事で紹介した以外にもさまざまなペアストレッチがあるため、ぜひパートナーと相談して毎日の習慣に取り入れてみよう。