1. ラジアルフレクションとは

ラジアルフレクションは、ダンベルを縦に持ち手首のスナップを使って上下させるトレーニング法だ。立って行うため、ベンチなども必要なくダンベルがあれば気軽にできる筋トレである。
ラジアルフレクションの効果は?
ラジアルフレクションによって、前腕筋群のなかでも前腕屈筋群・前腕伸筋群の2種類を鍛えることが可能だ。前腕を太くする、握力アップ、手首の強化などの効果が期待でき、前腕の血管の浮き上がらせたい場合にも有効だという。男らしくセクシーな二の腕を目指すなら、ぜひ取り入れておきたい筋トレといえるだろう。
2. ラジアルフレクションのダンベルに最適な重量

ラジアルフレクションを効率的に行うために、まず重量設定について知っておこう。一般的な筋力トレーニングの場合、1セット10~15回で限界がくる重量が適切とされているが、ラジアルフレクションでは「1セット20回程度で限界がくる重量のダンベル」を使うのが望ましいとされている。
むやみに重量を重くせず、ある程度の回数をこなせるほどよい重さのダンベルを選ぶのが、ラジアルフレクションで前腕を鍛えるコツだと念頭に置こう。
むやみに重量を重くせず、ある程度の回数をこなせるほどよい重さのダンベルを選ぶのが、ラジアルフレクションで前腕を鍛えるコツだと念頭に置こう。
3. ラジアルフレクションのやり方

それでは、ラジアルフレクションの正しいやり方を解説していく。
ラジアルフレクションのやり方
- 片手でダンベルの端を握って直立する
- 腕をまっすぐ下げ、ダンベルの頭も下げた状態で構える
- 手首のスナップを効かせダンベルの頭をゆっくりと持ち上げる
- 限界まで上げたらゆっくりと下げる
- 片手ずつ20回×3セットを目標に繰り返す
ラジアルフレクションの最大のポイントは、手首のスナップの動きだけでダンベルを上げ下げすることだ。腕は伸ばしたまま固定し、前腕の筋肉を意識してゆっくりと手首を動かすことで、前腕屈筋群や前腕伸筋群に効いてくるだろう。
4. ラジアルフレクションの注意点

最後に、ラジアルフレクションを行う際の注意点もチェックしておこう。
肩や腕は動かさず手首を使用する
ダンベルを上下させるとき、肩が上がったり肘が曲がったりしないよう注意しよう。肩や腕を動かしてしまうと前腕以外の場所が使われてしまうため、手首の動きのみでダンベルを動かすことが大切だ。
無理な重量で行わない
すでに説明したように、ラジアルフレクションは20回ほど継続できる重すぎない重量設定で行うのが適切とされている。無理して重いダンベルで行うと手首を痛める恐れもあるため、重すぎず軽すぎない適度な重量から始めるようにしよう。
トレーニングは根気よく
前腕筋群は物を握る・投げるなどの動きで日常的に使用されているため、筋トレで簡単には肥大しないという。ラジアルフレクションで前腕をたくましくしたいなら、ある程度根気よくトレーニングを続ける意識も持っておくとよいだろう。
結論
腕の筋トレというと上腕二頭筋や上腕三頭筋のトレーニングを思い浮かべがちだが、バランスのよい二の腕に仕上げるには前腕の筋トレも必要だ。ラジアルフレクションは前腕を太く、男らしくするのには最適なトレーニングである。ぜひ日々のメニューに取り入れて、日常生活で露出しやすい前腕を鍛えてみてほしい。