目次
- 耳のうしろ、肘の内側、手首の内側など
- 初心者はお腹まわり、膝の裏、足首など
- 脇の下、顔、衣類
- そのほか直射日光の当たる場所
1. オードトワレとは?

香水とは精製水とエタノールに香料を溶かした液体のことであり、オードトワレもそのひとつだ。香水は濃度や持続時間によって4種類に分けられているので、まずはそれぞれの特徴をチェックしよう。
香りの濃度5〜10%、持続時間3〜4時間の香水のこと
オードトワレとは、一般的に「濃度が5%〜10%、持続時間が2〜5時間」の香水を指す。濃度も香りも控えめなので普段使いに適しており、価格もカジュアルなものが多い。ほのかな香りが数時間続くのが特徴で、香水のなかでも最も多くの種類が販売されている。
香水の種類別・香りの濃度と持続時間の目安

香水は大きくパルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンに分類される。香りの濃度や持続時間の目安がこの表だ。もっとも濃度が高いパルファムは価格も高く、トワレ、コロンの順にカジュアルな商品が増える。
オードトワレやオーデコロン、オードパルファムなどはどういう意味?
「パルファム」はフランス語で「香水」を意味する。したがってフランスで香水といえばパルファムのみを指す場合も多い。また「オード」「オーデ」は同じくフランス語で「水の」という意味になる。
「オードパルファム」は「香水を水で薄めたもの」といったニュアンスだ。パルファムやオードパルファムは夜のデートに、オードトワレやオーデコロンは昼間のオフィスになど、使い分けができるとスマートである。
2. 正しいつけ方・部位

香りが強すぎないオードトワレはさまざまなシーンで使いやすく、香水が初心者という方にもおすすめだ。その際のつけ方や男性がつけるのにおすすめの場所なども解説しておこう。
トップノート、ミドルノート、ラストノートがあることを理解しておく
香水の香りは「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」の3段階に分かれており、時間で変化する。ミドルノートがメインの香りだ。
オードトワレはつけてから30分〜1時間程度がミドルノートとされている。変化を考慮してつけるタイミングを決めよう。
オードトワレの正しいつけ方は「線」が正解
香水をつける量やつけ方は、香水の種類で変わってくる。たとえばオードパルファムなら点(1〜2滴落とす感じ)で、 オーデコロンなら面(吹きつける)で、といった具合だ。
オードトワレの場合は線(横に伸ばすような感じ)でつけるのが正解である。つけすぎると香りの主張が強くなるため1〜2プッシュにしておこう。
オードトワレをつける場所
香水の香りは体温で温められることで立ちのぼっていく。太い血管が通っている部位につけるのがおすすめだ。また初心者の方であれば、下半身につけておくと嫌味なくほどよい香りが楽しめるだろう。
オードトワレをつけてはいけない場所
こうした場所は、オードトワレに限らずつけないほうがよい。脇の下は汗と混じり合い悪臭になるおそれがあるため注意しよう。顔への直接噴射も皮膚に刺激となるおそれがあるのでNGだ。衣類に吹きかけるのもシミのもとになるため避けたほうがよい。
3. 嫌われないための注意点

「香害」という言葉があるように、強烈な香りは他人を不快にしたりマナー違反と思われたりすることもある。オードトワレに限らず、香水をつけるときの注意点も知っておこう。
TPOに合わせる
たとえばお葬式や病院などでは、強すぎる香りは敬遠されるおそれがある。また飲食店でも、料理のにおいを邪魔する場合があるため、強い香りは避けたほうがよいだろう。TPOに合わせて香りの強さや種類を選ぶ、あるいは香水をつける・つけないを判断することが大切だ。
つけすぎない(香害に注意)
自分はしっかり香っていると感じていても、周囲からするとかなり強烈に感じることがある。ほのかに香るくらいを目安とし、つけすぎないように注意しよう。
4. オードトワレの選び方

オードトワレを選ぶ際は、香りや使うシーンをイメージしておくことも大切だ。
香りの種類で選ぶ
香水の香りにはさまざまな系統があるが、男性におすすめなのはフレッシュで爽やかなシトラス系、穏やかな樹木をイメージさせるウッディ系、華やかでセクシーなオリエンタル系などだ。ムスク系なども女性ウケがよい定番の香りである。
上級編として上品な渋みのあるシプレ系、フゼア系なども大人の男性ならではの香りがするのでおすすめだ。
使用するシーンで選ぶ
ビジネスシーン向けならシトラス系やウッディ系が定番である。またデートやパーティなど華やかなシーンには、男の色気を引き出すオリエンタル系がおすすめ。ただしオリエンタル系は濃厚な香りが多いのでつけすぎに注意しよう。
結論
オードトワレとは「濃度5〜10%」「持続時間2〜5時間」ほどの香水のことだ。ほのかな香りが数時間続くため、さまざまなシーンで使えるのが魅力である。価格も控えめで手にしやすい商品が多い。普段香水を使わない方は、まずはオードトワレから試してみてはいかがだろうか。