目次
- 1. コルギとは
- 2. コルギに期待できる効果とメリットとは?
- 3. コルギのデメリットは?やめたほうがいい?
- 4. コルギが向いている人は?受けられない人もいる!
- 5. コルギの基本的な流れと施術当日の注意点
- 6. コルギの施術が受けられるサロンの選び方
- 7. コルギに関する疑問にQ&A形式でお答え
- 8. 韓国生まれの美容法「コルギ」、安心して受けられるサロンを探そう
- 顔のたるみ、むくみ、二重あごが気になる
- おでこを出していると老けて見える
- 顔の左右が歪んでいる
- 肩こりや首のこりが治らない
- 以前と比べて首が太く短くなった など
- ニキビや皮膚疾患がある
- 肌荒れがひどい
- 美容整形をしている
- 顎関節症である
- 妊娠している
- 歯科矯正やインプラント中
- 何らかの疾患で通院中 など
- カウンセリング
- 洗顔(クレンジング)
- 頭、デコルテのリンパマッサージ
- コルギの施術
- 石膏パック
- カウンセリング
- 広告や謳い文句が大げさすぎないか
- カウンセリングをきちんと実施してくれるか
- 営業時間や通いやすさ、予約の取りやすさはどうか
- 継続して通える価格設定か
- コースの場合、中途解約などの条件はどうか
- サロンの雰囲気や造りはどうか
- ※1:小顔になる効果を標ぼうするサービスの提供事業者2社に景品表示法に基づく措置命令
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/torihiki/hyoji/keihyo/documents/190220sochimeirei.pdf
1. コルギとは

そもそもコルギとは何か、というところから説明していこう。
コルギ(骨気)は韓国発祥の民間療法
コルギとは、骨を加圧して適度に負荷をかけることで筋肉を弛緩させるという、少し変わった手法を用いる韓国発祥の民間療法である。血液やリンパ液の流れを促進することで、小顔や美脚効果が期待できるとされている美容マッサージのひとつだ。
マッサージといえば筋肉や肌に刺激を加えるものだが、コルギは骨を刺激するという特徴がある。韓国発祥ではあるが日本でも広く知られている。ホテルのスパのメニューに取り入れられていたり、歯科医院の顎関節症改善の施術に取り入れられたりもしている。
日本では2006年から施術が始まったとされる
コルギの施術が日本で開始されたのは2006年といわれている。のちの韓国発祥の美容法ブームや芸能人などの影響により日本でも広く知られるようになった。
【骨気療法は林幸千代氏の登録商標】
日本で最初にコルギの施術を始めたのは、現在日本骨気(コルギ)協会会長の、林 幸千代氏といわれている。ソウルでの修行から帰国し、2006年に「骨気療法」としてスタートしたという。この骨気療法は日本におけるコルギの第一人者、林氏の登録商標であることも付け加えておきたい。
2. コルギに期待できる効果とメリットとは?

コルギマッサージをすることによって、どういった効果が期待できるのかを見てみよう。
小顔効果
コルギのもっとも有名な効果として、骨にアプローチすることで小顔を目指せる点が挙げられる。正しいやり方をすれば血液やリンパ液の流れが促進され、目元や頬周りなどのむくみが取れて小顔効果が得られたり、ハッキリした顔立ちに近づいたりするといわれている。
顔の左右の歪みの調整効果
コルギには、左右対称の顔に導く効果も期待できる。顔の歪みが原因で左右非対称になっている人は、コルギで解消できる可能性がある。
眼精疲労や頭痛の改善効果
顔が歪んでいると、その部分の神経が圧迫されて眼精疲労や頭痛が起こることがある。コルギで顔の歪みを矯正することにより、そうした症状の緩和や改善効果が期待できる。
シワやくすみの改善効果
コルギで血液やリンパ液の流れが促進されると、新陳代謝も活発になる。結果としてハリやツヤが生まれ、シワやくすみが改善するといった効果も期待できる。
美脚・美尻、腕やせ・腹やせなどの効果
コルギの施術をおこなっているサロンなどでは、上記に挙げた効果のほかにも美脚や美尻、腕やせや腹やせといった効果があると謳うところもある。老廃物を排出できれば、たしかにそうした効果も期待できるかもしれない。
ご家庭で手軽にケアできるのもメリットのひとつ
コルギマッサージは、正しいやり方さえ覚えればご家庭でもできる。自分の手さえあれば特別なアイテムを用意する必要もない。この手軽さもコルギマッサージの魅力でありメリットだろう。
3. コルギのデメリットは?やめたほうがいい?

多くの嬉しい効果やメリットがある一方、デメリットはないのだろうか?「やめたほうがいい」といった意見も散見されるため、気になる人もいるだろう。さしあたっての「デメリット」は見当たらなかったが、知っておいたほうがよいポイントをお伝えしておく。
効果にはすべて個人差があり、必ず思い通りになるわけではない
コルギに限ったことではないが、先に述べた効果については個人差がある。このため必ず小顔になれる、顔が左右対称になる、シワやくすみが消えるといったものではない点は理解した上で施術を受けよう。
1回の施術だけでは効果が長続きしない
コルギの効果は1回の施術でも実感できるといわれている。だが一方で、その効果は長くても2週間程度といわれている。矯正された骨が元の位置へ戻ろうとするためだ。したがって、施術後の状態をキープしたければ、継続的に施術を受ける必要がある点も理解しておこう(ただし、回数を重ねることで持続期間も長くなるともいわれている)。
サロンや施術者によって効果が変わることがある
資格が必要ないため、サロンもしくは施術者(セラピスト)によって技量に差があることも多い。当然、得られる結果も変わってくることが考えられるため、施術を受けようと考えている人は口コミなども参考に、じっくり検討する必要があるだろう。
顔の腫れ、赤み、痛みが数日続くことがある
コルギの施術を受けたあとは2〜3日、長ければ1週間ほど顔の腫れや赤み、痛みなどの症状が続く場合がある。赤みなどは1〜2日でおさまることも多いとされているが、とくに初めて施術を受ける人で老廃物が多く溜まっているという場合は、痛みを感じやすい場合がある。
4. コルギが向いている人は?受けられない人もいる!

コルギは気軽に受けられる美容法のひとつだが、受けないほうがよいとされる人もいる。自分が当てはまるかどうか、事前に確認しておこう。
コルギはどんな人に向いている?
一例だが、こうした人にはコルギが向いているとされる。老廃物によるたるみやむくみ、体の歪みやそこからくる肩こりなどに悩んでいる方は、ひとつ検討してみてはいかがだろうか?
【男性が施術を受けても問題ない?】
コルギは男女問わず受けられる施術だ。女性専用といったサロンでなければ、基本的には男性もOKと考えてよいだろう。
コルギの施術を受けられない人とは?
こちらも一例ではあるが、こうした人はコルギを受けられない(受けないほうがよい or 医師に要相談)とされている。上記以外でも、何らかの不安を抱えている方は事前にかかりつけ医などに相談してからにしたほうが安心だろう。
5. コルギの基本的な流れと施術当日の注意点

実際にコルギの施術を受けるとなった場合、どのような流れになるのだろうか?当日の注意点とあわせて解説しておこう。
施術当日の流れ
実際にはサロンやセラピストなどで変わるかもしれないが、このような流れが一般的だ。手技に加えてかっさなどを使うところもある。また石膏パックは仕上げにおこなわれるもので、固まるときの発熱作用によって代謝のアップ、引き締めといった効果が期待できるという。施術後にアフターカウンセリングの時間を設けてくれるところもある。
施術前後の注意点
コルギの施術を受けると血液の流れがよくなるため、飲酒は控えておいたほうがよいだろう。また水分補給もしっかりしておくことが、老廃物を効率よく流すコツだ。施術当日に体調が優れないという場合も、大事を取って控えたほうがよい。
6. コルギの施術が受けられるサロンの選び方

コルギの施術をおこなっているサロンも増えているため、選ぶときに迷ってしまう人もいるだろう。
小顔効果などの誇大広告には注意が必要
平成31年2月20日、東京都はコルギの施術をおこなっている2事業者に対し「誇大広告」を理由に景品表示法第7条第1項に基づく措置命令を下した。(※1)あたかも施術を受ければ必ず小顔になれるかのような、合理的根拠に乏しい表示があったとのことだ。残念ながらこうした誇大広告は乱立しているため、選ぶときは慎重に判断するように心がけよう。
サロンを選ぶときの5つの着目点
まずはこうしたところに着目しよう。上述のように継続して通う必要性があるケースも想定されるため、通いやすさや予約の取りやすさ、価格設定といったところも大切なポイントになる。またコースの場合、中途解約における解約金・違約金・手数料などの支払についても確認しておこう。
口コミなども参照しよう
サロンの口コミが見られる場合は、チェックしておくことも忘れないようにしたい。もちろん口コミは個人の感想なので鵜呑みにはできないが、自分のケースに近い利用者が書いたものや、客観的に書かれているものなどは参考になるはずだ。
7. コルギに関する疑問にQ&A形式でお答え

コルギに関してよくある疑問と、一般的にいわれている回答をまとめた。
効果はどれくらい持つ?定着すれば半永久的?
お伝えしたように1回で効果を実感できる人が多いものの、持続期間は1〜2週間ほどである。骨が元へ戻ろうとするためだ。噛み癖などがある方は、もう少し早く戻ってしまうことも考えられる。
なお回数を重ねることで戻りにくくなるとはいわれているが、半永久的という効果はあまり期待しないほうがよいかもしれない。筋トレなどと同じでやめれば戻ってもおかしくはないし、姿勢や噛み癖など根本が改善されなければ戻る(再発する)リスクも高くなるだろう。
施術を受ける頻度は?
戻りにくくなるまでは、月2〜3回ほど通うのがよいとされている。イベント(結婚式など)が近い場合はもう少し頻度を高めてもよいだろう。セラピストに相談しながら、無理なく通えるペースを見つけてほしい。
どれくらい痛い?肌への負担はある?
痛みの感じ方は人それぞれなので一概にいえないが、老廃物が溜まっている人などは痛みを感じやすいといわれている。だが「痛い=効果が高い」ではないため、万が一施術中に強い痛みを感じたときは、遠慮なくセラピストに申し出ることをおすすめする。
施術時間の目安と料金の相場は?
サロンやエリアなどで差があるが、コルギのみであれば1回あたり10分程度といったところだろう。ほかの部位のエステとセットにした場合などは、そのコースの設定時間(40分や60分など)に含まれることになる。料金もピンキリだが、コルギのみなら10分1,500〜2,000円、セットなどであれば10,000〜20,000円といったところが基準になってくるだろう。
コルギはセルフでもできる?
かっさやローラーなどを使えばほぐせるが、まったくのコルギ初心者がいきなり自宅でセルフコルギをやるにはハードルが高い。誤ったやり方をすれば骨や筋肉、皮膚などを傷めるリスクがあるため、まずはサロンに通ってみることをおすすめしたい。
8. 韓国生まれの美容法「コルギ」、安心して受けられるサロンを探そう

コルギの施術を受けようか迷っている人はぜひ、本稿を参考にしていただきたい。すでに受けようと思っている人は、まずは自分が信頼できるサロンを探すところから始めよう。またせっかくコルギを受けるのであれば、普段の食事でよく噛んだり、ダイエットや筋トレと並行したり、食事内容(栄養素や摂取カロリー)に気を配ってみたりなど、多角的に取り組んでみるのもおすすめだ。
結論
韓国発祥の民間療法「コルギ」は、正しいやり方をすれば小顔効果などが期待できる美容法である。ただし効果には個人差があるなど、必ずしも期待通りにいかないことがあることは理解しておこう。注意点も踏まえつつ、ぜひとも自分に合ったサロンを見つけていただきたい。
(参考文献)