目次
1. 腹筋ローラーは下腹部にも効果がある

腹筋ローラーは、腹直筋や腹斜筋といった腹筋群に強い刺激を与えるトレーニング器具だ。もちろん、下腹部への効果も期待できる。ただし、下腹部に効かせるためには、正しいフォームで腹筋ローラーのトレーニングを行うことが重要だ。間違ったフォームで行うと、効果が薄くなるだけでなくケガをする可能性があるので注意しよう。のちほど、下腹部に効果のある腹筋ローラーのトレーニング方法を解説するので、参考にしてほしい。
2. 腹筋ローラーの下腹部トレーニングは女性にもおすすめ

腹筋ローラーを使った下腹部のトレーニングは、女性にもおすすめだ。腰を高く上げて行う「立ちコロ」は負荷が大きいトレーニングなので、簡単な「膝コロ」や「膝コロン」からスタートしよう。腹筋ローラーを使えば、初心者向けのやり方でも下腹部に効果が期待できるだろう。次項で下腹部に効く腹筋ローラーのやり方を解説する。
3. 下腹部に効果が期待できる腹筋ローラーのやり方

ここからは、下腹部に効果が期待できる腹筋ローラーのやり方を見ていこう。正しく腹筋ローラーを使うことで、下腹部を含む腹筋全体に効果が期待できる。初心者向けの膝コロと上級者向けの立ちコロを紹介する。
膝コロのやり方
- 床に両膝をつき、腹筋ローラーのグリップを両手で握る。
- 腹筋ローラーをゆっくりと前に転がしていく。
- 限界まで転がしたら、腹筋ローラーをゆっくりと手前に引いて戻す。引き戻す時は背中を猫背にして腹筋をしっかりと収縮させると、下腹部に効果的だ。
この動作を10回3セット行う。女性や初心者の方は、5回2セットからスタートし、徐々に回数を増やしてもよい。筋力が足りず腹筋ローラーを引き戻すことができない場合は、そのまま前に倒れてしまっても構わない。ちなみに、前に倒れる動作を繰り返すやり方は、膝コロンと呼ばれている。
立ちコロのやり方
- 腹筋ローラーを床に置き、前屈するようにして両手でグリップを握る。
- 腹筋ローラーをゆっくりと前に転がして、上体を倒していく。
- 限界まで転がしたら、腹筋ローラーをゆっくりと手前に引いて戻す。立ちコロも、引き戻す時に背中を猫背にし、腹筋をしっかりと収縮させよう。この動作を5回~10回2セット行う。
4. 腹筋ローラーが下腹部に効かない場合

腹筋ローラーは、下腹部に効かせやすい器具である。しかし、腹筋ローラーが下腹部に効かない場合は、以下の方法を試してみてほしい。
フォームの見直し
腹筋ローラーが下腹部に効かないと感じたら、正しいフォームでトレーニングを行えているかを確認しよう。とくに、引き戻す時に背中が反ってしまっていると下腹部へ力が入りにくくなる。しっかりと背中を丸めように意識してトレーニングを行おう。
回数やレベルの見直し
腹筋ローラーのトレーニング効果を効率的に得るためには、筋肉の力を出し切ることが重要だ。腹筋ローラーを楽にできている方は、回数やセット数を増やしたりメニューのレベルを上げたりしよう。
5. 腹筋ローラーで下腹部が筋肉痛になる場合

腹筋ローラーで下腹部が筋肉痛になることは、しっかり筋肉を刺激することができている証拠である。ただし、下腹部に筋肉痛がある場合は、我慢して腹筋ローラーを続けるのではなくトレーニングを休むようにしよう。
下腹部に筋肉痛がある間は、トレーニングで傷ついた筋繊維を回復している最中だ。その期間に腹筋ローラーを使ったトレーニングを行うと、筋繊維が過度に破壊されてしまい逆効果になる可能性がある。回復期間は約24~72時間だとされているので、筋肉痛の様子を見ながらトレーニングスケジュールを調整しよう。
結論
腹筋ローラーで下腹部を鍛える方法を解説した。腹筋ローラーを下腹部に効かせるためには、正しいやり方で行うことが重要である。効果が薄いと感じたら、フォームや回数、レベルを見直そう。腹筋ローラーを使って、引き締まったお腹を手に入れてほしい。