1. 腹筋ローラーは膝コロから始めよう

腹筋ローラーを初めて使用する場合は、難易度の低い「膝コロ」から始めるのがおすすめだ。ここでは、膝コロのやり方を解説する。
膝コロのやり方
- 床に膝をつき、腹筋ローラーをセットする。膝と腹筋ローラーの2点で身体を支えるようにしよう。膝が痛い場合は、下にタオルやマットなどを敷いてもよい。
- 腹筋ローラーを前に転がしていく。
- 転がせるところまで進んだら、ゆっくりと引き戻す。
この動作を10回3セット行う。10回連続で行えない場合は、5回2セットから始めるとよい。
2. 腹筋ローラーの膝コロで戻れない場合は膝コロンをしよう

膝コロで腹筋ローラーを引き戻せない場合は、伸ばした状態から倒れ込む「膝コロン」がおすすめだ。膝コロンのやり方を見ていこう。
膝コロンのやり方
- 膝コロと同じように、両膝をついて腹筋ローラーをセットする。
- 腹筋ローラーを前に転がしていく。
- これ以上転がせられないというところで、ゆっくりと前に倒れる。
この動作を10回3セット行う。
3. 腹筋ローラー「膝コロ」だけで腹筋は割れる?

男らしくかっこいい「シックスパック」に憧れる方も多いことだろう。膝コロを行えば、割れた腹筋に近づくことができるが、それだけではシックスパックを手に入れることはできない。腹筋ローラーでシックスパックになるための方法を見ていこう。
腹筋ローラーでシックスパックになる方法
シックスパックを手に入れるためには、腹直筋を十分に発達させることとお腹の脂肪を落とすことの2つを行う必要がある。腹筋ローラーで膝コロをすると、腹直筋を鍛えて発達させることができる。ただし、お腹に余分な脂肪がついていては、割れた腹筋が隠れてしまうだろう。膝コロで腹筋を割りたい方は、筋トレだけでなくダイエットで脂肪を落とす必要があるのだ。
4. 腹筋ローラー「膝コロ」の10回あたりの消費カロリー

腹筋ローラーを使って膝コロを行うと、10回でおよそ1.5kcalのカロリーを消費する。膝コロは、トレーニングの辛さのわりには、消費カロリーが多いとはいえない。腹筋ローラーで膝コロを行う目的は、ダイエットよりも筋力アップに設定するとよいだろう。筋力をアップすることで、何もしていなくても消費される「基礎代謝」を増やし、痩せやすい身体に近づくことが可能だからだ。
腹筋ローラーのダイエット効果をアップする方法
ダイエットをするためには、腹筋ローラーのトレーニングと併せて食事の管理を行うとよい。毎日の食事を、摂取カロリーよりも消費カロリーが多くなるように設定しよう。油っぽい食事や甘いものは避け、摂取カロリーを抑えた生活に切り替えるとダイエット効果が期待できる。
5. 腹筋ローラーの膝コロは毎日やるべき?

膝コロは毎日ではなく、週3回程度の頻度で取り組むスケジュールがおすすめである。その理由は、膝コロで破壊された筋肉を修復する時間が必要だからだ。この筋肉が修復することを「超回復」と呼び、最短でも24時間は超回復の時間が必要である。
また、普段あまり運動をしていない方が膝コロをすると、筋肉痛になることも多い。腹筋ローラーで筋肉痛になった時の対処法を紹介する。
また、普段あまり運動をしていない方が膝コロをすると、筋肉痛になることも多い。腹筋ローラーで筋肉痛になった時の対処法を紹介する。
膝コロで筋肉痛になった時の対処法
膝コロを行って筋肉痛になったら、痛みが引くまでトレーニングを休もう。筋肉痛があるということは、筋繊維の修復が終わっていないということだ。この状態で腹筋ローラーを使ってしまうと、オーバートレーニングになり筋力が下がる可能性がある。筋肉痛がなくなるまで待って、腹筋ローラーを再開してほしい。
結論
腹筋ローラーは、初心者向けのメニューである膝コロでも、上半身の筋肉に強い刺激を与えることができる。正しいやり方と適切な頻度でトレーニングを行ってほしい。また、男らしく引き締まった筋肉は一朝一夕で手に入るものではない。コツコツと根気よくトレーニングをしていくことが重要である。自分の身体と相談しながら、長期的にトレーニングスケジュールを組み立ててほしい。