1. 環境省が定めるクールビズの服装規定とは
環境省は、クールビズの服装規定として「清涼感のある色使いや薄手の素材感など、快適に過ごせる軽装(※1)」としている。冷房の温度設定は28℃を目安とし、この気温でも暑くないように工夫して過ごすことを呼びかけているのだ。クールビズは服装以外にも快適に働くための提案をしている。服装以外の提案を見ていこう。
クールビズの提案
環境省は、以下のような涼しく過ごすための工夫を提案している。職場で実施できるものから取り入れるとよいだろう。
- うちわや扇子、冷感グッズ、扇風機を利用する。
- 勤務時間を朝型シフトにする。
- ブラインドでオフィスの室温を上げないようにする。
- 熱を発する照明やOA機器の電源を切る。
2. 就活時の面接でのクールビズの服装
夏に就職活動をしていると「クールビズでお越しください」といわれることがあるだろう。このクールビズというのは、ラフな服装でもよいということではない。就活時のクールビズとは、リクルートスーツを着用し、ネクタイとジャケットを外した服装のことだ。ただし、ジャケットを着ていない状態だとシャツに目が行きやすくなるので、正しい着方を心がけ、汚れやシワがないように注意しよう。クールビズの服装といっても、ビジネスマンとしてのマナーをおさえてだらしなく見えないように意識することが重要だ。
3. クールビズ時の男性・女性別の服装
ここでは、クールビズ期間の服装を紹介する。男女別にクールビズの服装を見ていこう。
男性のクールビズ
男性は、ノーネクタイノージャケットの服装が基本だ。シャツは冷感素材や吸水性に優れたものを選び、白や水色など涼しげなカラーを選ぶとさわやかな印象に仕上がるだろう。ズボンはスラックスやチノパンなどがおすすめである。自宅で洗える素材のものだと、汗をかきやすい夏も気軽に着ることができるだろう。
また、シャツだけだとインナーが見えやすくなるので透けにくい素材のものを選び、襟元から見えにくいVネックのものを着用するなどの配慮も必要である。
また、シャツだけだとインナーが見えやすくなるので透けにくい素材のものを選び、襟元から見えにくいVネックのものを着用するなどの配慮も必要である。
女性のクールビズ
女性の場合は明確な定義がないので、環境省が定める規定を参考にクールビズの服装を決めよう。涼しい服装だからといって、ノースリーブやミニスカートなど、露出が多い服装はビジネスの場にふさわしくないので避けた方がよいだろう。
4. クールビズ時のシャツは長袖・半袖どっち?
クールビズ期間に着るシャツは、長袖と半袖のどちらがよいかで悩むことも多いだろう。環境省では、シャツの袖についてクールビズの服装規定をもうけてはいないが、長袖の方があらゆる場で好印象を与えられる。とくに、商談や面接などのあらたまった場所に行く時の服装は、オフィシャルな雰囲気になる長袖がおすすめだ。
また、クールビズ期間中にジャケットを羽織る場合にも、半袖シャツはおすすめできない。ジャケットの下に半袖シャツを着た服装は、ビジネスマナー違反だからである。また、半袖の上からジケットを着ると、裏地と肌が直接当たり、汗で生地にダメージを与える原因にもなるので注意しよう。
また、クールビズ期間中にジャケットを羽織る場合にも、半袖シャツはおすすめできない。ジャケットの下に半袖シャツを着た服装は、ビジネスマナー違反だからである。また、半袖の上からジケットを着ると、裏地と肌が直接当たり、汗で生地にダメージを与える原因にもなるので注意しよう。
5. クールビズの明確な服装規定は企業ごとに異なる
クールビズの服装について注意してほしいのが「クールビズの服装」といっても、細かな服装は企業ごとに違っている点である。環境省が定めているクールビズの服装規定はあくまで目安であり、会社の風土や職種によってルールは変わるのだ。会社でのクールビズの規定を確認したり、上司に相談したりして服装を決めるとよいだろう。
結論
クールビズの正しい服装を解説した。服装選びは会社によって許容される範囲が変わってくるので、職場のルールを考えつつクールビズを取り入れよう。今回紹介したビジネスマンとしてのマナーを守りながら、涼しい服装で快適に過ごせるように工夫していこう。