クールビズ期間にはどんな靴が最適？アイテムの選び方を解説！

クールビズ期間のファッションというとシャツやスボンに目が行きがちだが、靴選びもコーディネートの重要なポイントである。ノーネクタイノージャケットで身につけるものが少なくなるクールビズ期間は、靴やベルトなど、小物への注目度がアップするからだ。ビジネスマンとしてのマナーを守りつつクールビズに合う靴を選んで、涼しげでさわやかな印象に仕上げよう。

クールビズは、2005年に環境省が発足した、地球温暖化対策を目的としているキャンペーンだ。冷房の設定温度を下げなくても快適に過ごせるように、軽装で勤務することやうちわの使用などを呼びかけている。2020年は5月～9月までをクールビズ期間としていたが、2021年からは期間を設定した一律の呼びかけを廃止する予定である。

クールビズ期間中は、涼しく過ごすためにくるぶし丈の靴下を履きたい方もいるだろう。会社によってはくるぶしソックスの着用を容認しているところもあるが、基本的には長い靴下の方がビジネスマナーとしてはよいとされている。その理由は、座った時に肌が見えてしまい、相手に不快感を与える可能性があるからだ。基本的にはクールビズ期間中であっても、短い靴下は履かない方が無難だろう。

スーツを着る際におすすめできない靴下はほかにもある。たとえば、明るい色の靴下は必要以上に目立ってしまうので、避けた方がよい。赤や黄色はもちろん、白もおすすめできない。

また、見逃しがちなのが靴下の厚さだ。多くのサラリーマンが定番の厚さを履いているので、生地が厚すぎたり薄すぎたりすると案外目立つのである。クールビズ期間中だけでなく、スーツを着る際は細かい部分にも気を配って、かっこよくコーディネートしてほしい。

ラフな恰好が許される会社であれば、軽やかに見えてクールビズに合う茶色の靴もよいだろう。ただし、靴の色が明る過ぎると派手な印象になってしまうこともあるので注意してほしい。クールビズ期間中であっても、しっかりとした印象にしたい場合は黒い靴がおすすめである。

茶色の靴を履く場合は、茶色のベルトと合わせることで身嗜みが整って見える。完全に同じ色でなくても構わないが、小物同士は近い色味のものを合わせるように心がけてほしい。

ここでは、クールビズ期間中に履く靴の選び方を見ていこう。

靴の種類は、コーディネート全体のイメージを大きく変えるポイントだ。ラフな印象になりがちなクールビズ期間中の服装を、しっかりと引きしめたい場合は、革靴がおすすめである。

また、革靴はつま先のデザインによって印象が変化する。フォーマルな雰囲気になる「ストレートチップ」やシンプルさが魅力の「プレーントゥ」などがあるので、会社の雰囲気や服装に合わせて選んでほしい。

休日にも靴を履きたい場合は、レザースニーカーがおすすめである。スニーカーの機能性とレザーの上品さをもっているので、仕事の日だけでなく休日のカジュアルコーデにも相性がよい。

最近は、スーツに布のスニーカーを合わせるファッションも浸透してきた。カジュアルなファッションが許される会社であれば、選択肢の1つにしてもよいだろう。クールビズ期間中に合う軽やかな印象を手に入れたい方におすすめである。

ただし、スポーティーなものはカジュアルな雰囲気になりすぎてしまうので、落ち着いたデザインのものを選んでほしい。

前項で茶色の靴を履く場合はベルトの色と合わせるように述べたが、これは茶色の靴に限ったことではない。黒い靴の場合は黒のベルト、ネイビーの靴であればネイビーのベルトといったように、統一感のある靴を選ぼう。

クールビズ期間中におすすめしたい靴の選び方を解説した。靴はスーツスタイルの雰囲気を左右する重要なアイテムなので、しっかりと気を配ろう。今回ご紹介した靴選びのポイントを参考にしつつ、自分にぴったりな一足を見つけてほしい。