髭剃りの替え刃の適切なペースは？正しい変え方やゴミの出し方も解説

1. 髭剃りの刃を替え刃にする時期はいつ？

毎日髭剃りをしていると、替え刃のタイミングはなかなか分からないものだ。しかし「まだ剃れるから」と劣化した刃を使い続けてしまうと、思わぬ肌トラブルを招くこともあるので気を付けたい。

多くのメーカーで、毎日髭剃りをする方なら「2週間」で替え刃をするよう奨めている。早すぎると思う方もいるはずだが、剃り味が悪くなる前に変えるのがベストだという。ただ「1ヶ月ごと」としているメーカーもあるので、最初に取扱説明書で確認しておくとよいだろう。

髭が濃い方や、カミソリを何度も往復させるような使い方をしている場合、当然刃の劣化は早まる。逆に髭剃りが2日に1回の方であれば、寿命は延びる。きっちり2週間と決めるより、剃り味が変わったと感じたらすぐ替え刃をするよう心がけるのが、最も賢い変え方といえる。

カミソリの剃り味が悪くなると、同じ場所を何度も剃ったり、必要以上に力が入ってしまうため肌への負担が大きくなる。肌を傷つけ、肌荒れ・髭剃り負けなどに発展するリスクがぐっと高まるのだ。また刃に繁殖した雑菌によってニキビができることも多い。肌を守るという意味でも、早めの替え刃が重要である。

続いて替え刃の正しい変え方や、髭剃り後のお手入れ方法も紹介する。正しいメンテナンスは刃の劣化を抑えることにもつながるので知っておこう。

メーカーにより多少違いがあるが、基本的に本体に「使用済みの刃を押し出すボタン」があるので、外すときはそれを強く押す。その後、新しい替え刃を同じ向きに置き「カチッ」というまでヘッドを押し込めばOKだ。

刃に髭やゴミなどが付着していると剃り味を損なう原因となるので、髭剃り後は流水でキレイに洗う。浴室などに放置すると雑菌が繁殖する恐れがあるので、その後はできるだけ乾燥した場所に保管する。水を切るためにタオルで拭いたり、コツコツと洗面台で叩いたりすると、刃を劣化させる恐れがあるので避けよう。

シックやジレットなど代表的なメーカーでは、同シリーズ間では替え刃に互換性がある（たとえばハイドロシリーズであれば替え刃・ホルダーともにすべて互換性あり、など）。ただシリーズ名が異なると互換性がないため、同シリーズの替え刃を使うことが推奨されている。

髭剃りの替え刃やカミソリ本体の、ゴミの出し方についても知っておこう。

髭剃りの替え刃は「不燃ごみ」として扱われるケースが多いが、自治体によっては「金属ごみ」などに分類されることもあるようだ。各自治体のルールを確認してから捨てるようにしよう。

また、新聞紙などで包み「カミソリ」などと書いて捨てることを推奨する自治体も多い。危険物だと分かるような配慮が大切だ。

最後に、髭剃りの替え刃の交換時期について、メーカー別の特徴も紹介しよう。

シックの髭剃りの替え刃の交換ペースの目安は2週間だ。また、ホルダーにぴったり装着できなくなった時点で、ホルダーも交換することが推奨されている。

ジレットの髭剃りの替え刃の交換ペースの目安は1ヶ月だ。もうひとつの目安として、カミソリのスムーサーの色が白くなった時点での交換が推奨されている。

貝印の髭剃りの替え刃の交換ペースの目安は2週間だ。ただし、公式サイトでは「一概にはいえず、剃り味が悪くなったときが替え時」としている。

髭剃りの替え刃の交換時期は、2週間～1ヶ月ごとに設定されているのが一般的だ。しかし一説によると、8割以上の方は1ヶ月以上替え刃をせずにカミソリを使っているようだ。劣化した刃を使って肌荒れしてしまうより、剃り味が落ちたと思ったら早めに交換するのが結局はベストなのかもしれない。