1. 日焼けを効果的にするならサンオイルは必要
普段から何気なく日に当たっているという方も多いが、日焼けは肌の火傷である。重度のものになると、水ぶくれや発熱を引き起こす可能性もある。このようなトラブルを防ぐためには、サンオイルが効果的だ。サンオイルの効果を詳しく見ていこう。
サンオイルの効果
サンオイルは日焼けを促進するものだと思っている方もいるが、実は日焼け止めの1種である。紫外線にはUV-A とUV-Bの 2種類があり、通常の日焼け止めは両方をカットする働きがある。一方、サンオイルは肌が赤くなる原因となるUV-Bのみをカットするものだ。サンオイルを使うことで、肌の負担を減らしながら日焼けをする効果が期待できるだろう。
2. サンオイルの効果時間
サンオイルの効果時間は、そのアイテムが持つSPFの数値によって変化する。サンオイルに表示されているSPFは、UV-Bを防ぐことができる時間を表しているのだ。SPF1あたり20分を目安としているので、SPF2では40分、SPF10であれば200分のカット効果があるということになる。もちろん、これは理論上の数値で、実際にはムラやすれ、汗などでサンオイルが流れてしまい、効果時間は短くなるだろう。
3. サンオイルの効果的な選び方
自分にぴったりなサンオイルの選び方を見ていこう。
SPFの数値
先ほど紹介したようにSPFの数値は日焼け止めの効果時間を示しているので、サンオイル選びの重要な指標になる。日焼け初心者や肌が弱い方はSPF2~4のサンオイルがおすすめだ。ほどよく紫外線をカットしながら、徐々に日焼けをしていくことができるだろう。
すでに肌が焼けている上級者はSPF0~1がおすすめだ。紫外線カット効果は低いが、肌を保湿して紫外線のダメージを軽減することができるだろう。
すでに肌が焼けている上級者はSPF0~1がおすすめだ。紫外線カット効果は低いが、肌を保湿して紫外線のダメージを軽減することができるだろう。
サンオイルの種類
サンオイルにはさまざまな形状のものがある。自分に合ったものを使用してほしい。
- オイル:水に強く、海やプールに行く際に便利なタイプだ。オイルが主成分なので、ベタつく可能性がある。
- スプレー:広範囲に噴射できるタイプだ。背中のような手が届きにくいところにもサンオイルを吹きかけることができる。ただし、ムラになりやすく落ちやすいので、効果を持続させるためにはこまめに塗りなおす必要がある。
- ローション:乳液のようなテクスチャーで、比較的保湿力が高い。乾燥が気になる方におすすめだ。
4. サンオイルの効果的な使い方
サンオイルを使うこと以外にも、日焼けをする際に気を付けてほしいポイントがある。サンオイルの効果的な使い方と日焼けのコツを見ていこう。
肌の下地を作る
いきなり真っ黒に日焼けしようとすると、サンオイルを塗っていても肌トラブルが起こる可能性がある。1日で黒く焼こうとせず、何日かかけて日焼けをしてほしい。最初の日に当たる時間は30分以内に抑え、様子を見ながら少しずつ焼いていこう。また、下地ができてからも日に当たる時間は、1日に2~3時間程度にとどめよう。
サンオイルはこまめに塗りなおす
サンオイルはすれや汗で落ちてしまうので、こまめに塗りなおすと効果が持続する。数時間おきに塗りなおしてほしい。
日焼け後はクールダウン
日焼けをした後は、身体に冷たい水をかけたり氷を当てたりしてクールダウンしよう。また、日焼けをした皮膚のケアも大切だ。できるだけ早く炎症を抑える効果のある化粧水やローションを塗り、ダメージを軽減するとよい。
食事にも気をつける
日焼けをした後は、身体の内側からケアをすることも重要だ。抗酸化効果が期待できるビタミンAやビタミンC、ビタミンEを積極的に摂取しよう。ビタミンAは、トマトやカボチャ、レバー、うなぎなどに多く含まれている。ビタミンCは柑橘類やイチゴなどのフルーツ、ビタミンEはナッツやアボカドなどに多く含まれている。
結論
サンオイルの使い方と効果を解説した。日焼けは正しく行わないと肌へのダメージが大きく、さまざまな肌トラブルの原因になる。せっかく日焼けをしても、肌がボロボロになってしまったら本末転倒だ。今回紹介したサンオイルの使い方を参考にして、肌を守りながら日に焼けたかっこいい肌を手に入れてほしい。