目次
1. カフスボタン(カフリンクス)を付けることができるシャツの見分け方と付け方

カフスボタン(カフリンクス)は、そもそもシャツの袖のボタンホールに通して使うものだ。そのため、袖口のスリットの両側にボタンホールが存在しなくてはならない。カフスボタンに興味がある方は、カフスが使えるシャツの特徴も知っておこう。
カフスボタンを付けられるシャツの袖の種類
- コンバーチブルカフス
コンバーチブルカフスは袖口をボタンで留めるシャツだが、ボタンホールが両側にあり、カフスも使えるようになっている。カフスが装着できるシャツとしては最もよく見るタイプだ。 - テニスカフス
テニスカフスにはもともとボタンがなく、カフスを使うためのボタンホールだけがあるカフス専用シャツだ。シンプルな造りでカフスの装着も簡単なのがメリットである。 - ダブルカフス(フレンチカフス)
ダブルカフスは袖口が折り返してあるタイプで、こちらもボタンが付いていないカフス用のシャツだ。4重になったボタンホールにカフスを通すため装着が難しいが、重厚感を出せるのが特徴である。
カフスボタンを付けられないシャツの袖の種類は?
前述した3種類のシャツ以外には、基本的にカフスボタンは付けられないと考えてよい。最もスタンダードな袖口であるシングルカフスをはじめ、ボタンホールが片側にしかないタイプはすべてボタン専用のシャツである。
2. シャツのカフス部分の種類は豊富:カフスボタンと合わせておしゃれに見えるカフスデザインは?

シャツのカフス(袖口)部分にはさまざまな種類があり、カフスボタンを付けられないタイプも多い。代表的なボタン専用シャツのカフスデザインについてもおさえておこう。
ボタン専用シャツのカフス(袖口)のいろいろな種類
ボタン専用シャツで代表的なのは、ボタンとボタンホールが1つずつのシングルカフス、袖口に折り返しがあるターンナップカフスだ。
袖のカットにもいろいろあり、直角のものをスクエア、角が丸いものをラウンド、角が斜めのものをバレルと呼ぶ。また、ボタンの数が1つ=シングルボタン、2つ=ツインボタンという区別もある。ボタンが横に2つ並んでいてサイズ調整できるタイプは、アジャスタブルカフスと呼ばれる。
袖のカットにもいろいろあり、直角のものをスクエア、角が丸いものをラウンド、角が斜めのものをバレルと呼ぶ。また、ボタンの数が1つ=シングルボタン、2つ=ツインボタンという区別もある。ボタンが横に2つ並んでいてサイズ調整できるタイプは、アジャスタブルカフスと呼ばれる。
ボタン専用シャツにカフスボタンは付けられる?
ボタン専用シャツはボタンホールが片側にしか存在しないため、カフスボタンで留めることはできない。自分で片側にボタンホールを空ければ不可能ではないが、よっぽどでなければ挑戦しづらいだろう。カフスボタンを使うなら、やはりコンバーチブルカフス・テニスカフス・ダブルカフスいずれかの、カフス用シャツを着るのが正解だ。
また、カフスを付けて袖口がキツキツになると不格好なので、ある程度袖口にゆとりがあるタイプがよい。初心者ならシャツの色は白を選ぶとどんなカフスでもサマになる。
また、カフスを付けて袖口がキツキツになると不格好なので、ある程度袖口にゆとりがあるタイプがよい。初心者ならシャツの色は白を選ぶとどんなカフスでもサマになる。
3. カフスボタンを付ける前に知っておきたい注意ポイント

カフスボタンをシャツに付けるときには、いくつか注意すべきポイントもある。
シャツの袖口は裏と裏を合わせて留める
カフスボタンは、シャツの袖口の裏と裏を合わせて留めるものだ。普通のボタンと同じ重ね方で留めないようにしよう。
コンバーチブルカフスはボタンを取ってしまってもOK
ボタンとカフスの両方で留められるコンバーチブルカフスだが、カフスを使う場合、もともと付属しているボタンが邪魔になることもある。カフスを使うときは、ボタンを取り外してしまってもよいだろう。
TPOに合わせたデザインを選ぶ
結婚式など、華やかな場であれば派手なカフスもよいが、ビジネスシーンではシルバーなどのシックなタイプが無難である。仕事で付ける際はあまり個性的なものは避けたほうがよい。また、葬儀に付けていくのは基本控えるべきだが、あえて付けるなら黒いカフスを選ぼう。
結論
カフスボタンを使えるシャツは、コンバーチブルカフス・テニスカフス・ダブルカフスの3種類だ。それ以外のシャツには基本的にカフスボタンは装着できないので気を付けよう。これからカフスを使おうと考えている方は、シャツとの相性も念頭に置いておくと失敗しないはずである。