1. ビジネスにつかうコートの選び方

まずは、ビジネス用として選ぶべきコートの種類や色について、基本知識をおさらいしておこう。
ビジネスに使える3大コート
ビジネス向きとして代表的なコートは「ステンカラーコート」「チェスターコート」「トレンチコート」の3種である。シンプルなデザインでスーツやビジネスカジュアルに合わせる定番なので、まず1枚は揃えたい。
また、軽くて暖かい「キルティングコート」もビジネスで違和感なく使えると人気が高い。
また、軽くて暖かい「キルティングコート」もビジネスで違和感なく使えると人気が高い。
ビジネスで選ぶべきコートの色
ビジネス用コートの色は、黒・紺・ベージュ・グレーなどの落ち着いた色合いが基本だ。色が明るくなるほどに、カジュアル度が高くなると覚えよう。
丈は膝上がベスト
コートの丈は、すっきりと落ち着いた印象になる膝上丈がベストだ。短め丈の場合でも、最低限スーツのジャケットの丈が隠れる長さのものを選ぶのがマナーである。
2. ダウンやフード付きはNG?ビジネスマナーをチェック

最近では、スーツにダウンジャケットといった服装のビジネスマンもよく見かける。実際、ビジネスマナー上ではダウンやフード付きコートはどのような位置づけなのだろうか?
TPOをわきまえればダウンやフード付コートもあり
少し前までダウンや、ダッフル・モッズコートなどのフード付コートはビジネスシーンではNGとされてきた。しかしビジネスカジュアルの普及にともない、職場によってはカジュアルなコートで通勤できるケースも増えている。明確な線引きは存在せず、あり/なしは職場の風潮によるところが大きい。
例えば職場の複数の人がカジュアルなコートで出勤しているなら、同じような格好で会社に行っても咎められることはないはずだ。しかし、社外の人と面会するときなどには失礼になる危険もある。ダウンなどのカジュアルコートは、「着ていけるシーンか」を考えたうえで着用することが暗黙のマナーとなっているのだ。
例えば職場の複数の人がカジュアルなコートで出勤しているなら、同じような格好で会社に行っても咎められることはないはずだ。しかし、社外の人と面会するときなどには失礼になる危険もある。ダウンなどのカジュアルコートは、「着ていけるシーンか」を考えたうえで着用することが暗黙のマナーとなっているのだ。
着るなら色や着丈に注意
ダウンやフード付コートを会社に着ていく場合でも、先に触れた「ビジネス向きの色や着丈」を意識することが大切だ。ダークトーンで、膝上に近い丈感であれば落ち着いた雰囲気に見え、スーツにも違和感なく合わせやすくなる。
3. ビジネスコートのおすすめブランドをチェック!

大人の男性であれば冬コートはあまり安っぽく見えず、重厚感があるものを選んだ方が長く使える。ビジネスで使える定番コートが豊富な厳選3ブランドが以下である。
MACKINTOSH(マッキントッシュ)
イギリス発の老舗アウターウェアブランド・マッキントッシュは、シンプルで洗練されたデザインと高い防水性を誇る「マッキントッシュクロス」が有名だ。コーデを格上げしてくれる上品さと十分な機能性をあわせ持ち、世界中で愛されるコートブランドとなっている。どこに来て行っても恥ずかしくない「軸となる一着」を手に入れるには最適なブランドである。
Lardini(ラルディーニ)
ラルディーニは、数々の高級ブランドの製造を請け負ってきたイタリアの工場が立ち上げた自社ブランド。職人の優れた技術によって手作業で作られるコートは、日本でも高い人気を誇る。多少値は張るが、着る人を満足させてくれる、そして大人の男性に似合う上質なコートが揃っている。
PALTO(パルト)
2013年創業のイタリアの新鋭ブランド・パルト。珍しい「アウター専門ブランド」であり、オーソドックスなスタイルに最新の流行を織り交ぜたコートが、幅広い世代から注目を集めている。メイドイン・イタリーとしては価格が控え目なので、自信を持って着られるコートを、出費を抑えつつお探しの方はチェックしてみよう。
結論
ビジネス用コートの定番は、ステンカラー・チェスター・トレンチコートの3種類。しかし最近は、ダウンジャケットやフード付コートでも問題ないという傾向もあり、通勤で使えるコートの幅は広がっている。大切なのは、自分で判断せず会社の方針やTPOを確認することだ。周囲に失礼にならぬ範囲なら、個性あるコートを選んでみるのもよいだろう。