1. タイピンを付けるメリットとは
タイピンを付けるメリットを見ていこう。
おしゃれのポイントになる
タイピンは、シンプルになりがちなスーツコーディネートのポイントにぴったりだ。おしゃれにスーツを着こなしたい方におすすめである。
ネクタイのダメージ軽減
タイピンを付けることでネクタイがしっかりと固定される。シャツとネクタイが擦れることがないので、ネクタイの劣化を抑えることが可能だ。お気に入りのネクタイをする時は、タイピンを付けた方がよいだろう。
ネクタイの汚れ防止
タイピンを付けていないと、食事や手を洗う時にネクタイが汚れてしまう可能性がある。タイピンを付ければ、思いがけずネクタイを汚してしまうリスクを減らすことができるだろう。
2. タイピンの正しい選び方・色やネクタイもポイント
タイピンはTPOに合ったものを選ぶことが重要だ。ビジネスシーンに合うタイピンの選び方を解説する。
色
ビジネスシーンで使うタイピンは、シンプルなシルバーのものがおすすめだ。ほかの色だと、派手になりすぎてビジネスシーンには不向きである。
デザイン
デザインも、ビジネスシーンにふさわしいものを選ぼう。装飾が少なく、シンプルなタイピンがスマートに見えるのでおすすめである。
留める方法
タイピンは留め方によって以下の5種類に分かれる。ビジネスシーンでは、基本的にワニロ式やクリップ式がおすすめだ。
- ワニロ式:最もメジャーなタイプだ。バネでネクタイに固定するので、着脱が楽である。迷ったらワニロ式のタイピンを選ぶとよいだろう。
- クリップ式:ネクタイを挟んで留めるタイプだ。シンプルなデザインが魅力だが、使っているうちに挟む力が弱くなってしまうことがある。
- スティックピン式:シャツに針を刺して固定するタイプだ。装飾性が高いアイテムが多い。
- タイタック式:ネクタイに針を刺して固定するタイプだ。こちらも装飾性が高いアイテムが多い。
- ショートクリップ式:通常のタイピンよりも短く作られているタイプだ。通常よりも細いナロータイと併せて使うことが多い。
ネクタイの太さ
タイピンはネクタイの太さに合わせて選ぶことも重要だ。細めのネクタイにはショートタイプ、太いネクタイではロングタイプのタイピンを選ぶとバランスよく見える。
3. タイピンの基本的な使い方
タイピンの基本的な使い方を見ていこう。
タイピンの基本的な使い方
タイピンは、ネクタイとシャツを挟む付け方が基本だ。向きは横にまっすぐ付けよう。また、タイピンを付ける基本の場所は、シャツの第3~第4ボタンの間だ。場所がマナーとして決まっているわけではないので、ジャケットとのバランスを見ながら付けてほしい。
4. タイピンのおしゃれな使い方
こなれ感を演出できるおしゃれなタイピンの使い方もチェックしよう。
少し高めの位置で付けてもOK
先ほど、タイピンはシャツの第3~第4ボタンの間に付けようと解説したが、おしゃれを演出したい方は、第1ボタンあたりに付けてもよいだろう。この付け方は、海外で人気のあるスタイルである。
斜めに付ける
パーティーに行く時やドレスコードがゆるい場面では、タイピンを斜めに付ける方法もある。タイピンを斜めにすることで、抜け感を演出することができるだろう。ただし、個性的な付け方なので、ビジネスシーンではおすすめできない。
5. タイピンを使わないケースとは?
タイピンを使わない方がよい場合もあるので注意が必要だ。タイピンを付けないケースを紹介する。
カーディガンやベストを着ている時
カーディガンやベストを着ている時は、基本的にはタイピンを付けなくてよい。ネクタイが押さえられており、あまり動かないためである。ただし、暑い季節でベストを脱ぐ可能性がある場合は、タイピンを持っておくと安心だ。
葬儀に出席する時
葬儀に出席する時は、基本的にタイピンを付けない方がよい。金属製のタイピンは、葬儀の場にはふさわしくないからだ。葬儀でタイピンを付けたい場合は、葬儀用の黒いタイピンを用意しよう。
結論
タイピンを正しく使うことで、いつものスーツをスタイリッシュに格上げすることができる。どんなタイピンを付ければいいか迷ったら、この記事を参考にしてほしい。タイピンをコーディネートに上手く取り入れて、かっこよくスーツを着こなそう。