1. 制汗スプレーとは?

制汗スプレーは、においのもとになる雑菌を殺菌したり発汗を抑えたりして、汗の悩みを減らすアイテムだ。制汗スプレーにはさまざまな種類があり、自分に合うアイテムを選ぶ必要がある。制汗スプレーの選び方を見ていこう。
スプレーのタイプ
制汗スプレーは、エアゾールタイプとウォータータイプがある。エアゾール式は、ガスと一緒にパウダー状の成分を吹き付けるタイプで、パウダーを肌にしっかりと密着させることができる。つけた瞬間にひんやりと冷たく感じるので、清涼感が欲しい方にもおすすめだ。
一方ウォータータイプは、有効成分に入った液体をミストにして噴射する。シャワーを浴びたようなサッパリとした感覚を味わうことができ、噴射音が少ないタイプである。
一方ウォータータイプは、有効成分に入った液体をミストにして噴射する。シャワーを浴びたようなサッパリとした感覚を味わうことができ、噴射音が少ないタイプである。
使うタイミング
制汗スプレーを使うタイミングも重要だ。制汗スプレーには、汗をかく前に噴射するプレケアタイプと後から使うアフターケアタイプがある。自分のライフスタイルに合った方を選んでほしい。
香り
制汗スプレーには無香料タイプと香りがついているタイプがあるので、好みやTPOに合わせて選ぼう。オフィスで使う場合や香水をつける方は、無香料タイプがおすすめだ。自分好みの香りでリフレッシュしたい時は、香りがついている制汗スプレーがぴったりだろう。
成分
制汗スプレーの成分も忘れずにチェックしてほしい。汗のにおいを抑えたい場合は、殺菌や防臭成分が含まれているものを選ぼう。また、肌が弱い方は刺激になる成分が入っていないかも確認する必要がある。最近では、肌の保湿成分を含んだ制汗スプレーも販売されているので、試してみてもよいだろう。
2. 制汗スプレーの正しい使い方

制汗スプレーを使う時のポイントを解説する。
汗を拭いてから制汗スプレーをつける
制汗スプレーを吹きかける前に、しっかりと汗を拭きとろう。汗が残っていると、菌が増殖して余計に臭くなったり制汗スプレーと汗のにおいが混ざってしまったりするからだ。
10cm以上肌から離してスプレーする
制汗スプレーを使う時は、肌から10cm以上離してほしい。1か所2~3秒程度で、円を描くようにまんべんなくスプレーしよう。
去年の制汗スプレーはパッチテストをしてから使う
使いきれなかった去年の制汗スプレーが残っている場合は、肌に付ける前ににおいや色が変わっていないかをチェックしよう。においや色に異変がある場合は、成分が変質している可能性があるので使用してはいけない。また、開封した制汗スプレーは、可能であればワンシーズンで使い切った方がよいだろう。
3. 顔汗対策には制汗スプレーではなく顔専用のものを

顔の汗が気になる方におすすめなのが、顔用の制汗スプレーだ。肌を保湿しながら発汗を抑えるものや、UVカット効果がある成分を配合したアイテムがあるのでチェックしてほしい。
身体用の制汗スプレーを顔に使うのはNG!
身体用の制汗スプレーを顔にかけるのは絶対にやめよう。スプレーの成分は目や口の粘膜によくないからである。
4. 頭皮の臭いが気になる人は頭皮用制汗スプレーも

頭皮は、テカりやすい顔のTゾーンと比べても2~3倍の皮脂が分泌される部分だ。そのため、頭皮のにおいが気になるという方も多いだろう。頭皮のにおいが気になる場合は、頭皮用の制汗スプレーがおすすめだ。頭皮用の制汗スプレーには、髪のベタつきを抑える成分が配合されているものや、頭皮マッサージができるものがあるのでチェックしよう。
身体用の制汗スプレーを頭皮に使ってはいけない?
身体用の制汗スプレーを頭皮に使うのはおすすめできない。身体用の制汗スプレーはパウダー状が配合されているものが多く、頭皮につけると白いパウダーが髪の毛についてしまい不衛生に見えるからだ。頭皮には、頭皮用の制汗スプレーを使用してほしい。
結論
「スメハラ(スメルハラスメント)」という言葉ができるほどにおいに厳しい日本社会では、汗のにおいを防ぐことは最低限のマナーといえるだろう。汗のにおいがすると、清潔感を失ってしまい、ビジネスシーンでも不利になってしまう可能性がある。そうならないためにも、制汗スプレーを上手に活用してほしい。今回紹介した制汗スプレーの使い方を参考にして、さわやかな印象を手に入れてほしい。