目次
- 1. ストレッチポールとは?
- 2. ストレッチポールの4つの効果
- 3. ストレッチポールは腰痛の予防や改善にも効果的
- 4. ストレッチポールの効果的な使用時間とタイミング
- 5. ストレッチポールの効果的な使い方
- 6. ストレッチポールのさまざまな効果を体感してみよう
- ストレッチポールの上に仰向けになる
- 両手のひらを天井に向け、脇を締めて腕を楽な位置に落ち着かせる(床に置く)
- 膝を立てて、身体がブレないように安定させる
- 手の甲を床につけた状態のまま、肩の高さまで腕を動かしていく
- 腕をゆっくりもとの位置へ戻していく
- 数回または数十秒〜1分ほど繰り返す
- ストレッチポールの上に仰向けになる
- 両手のひらを天井に向け、脇を締めて腕を楽な位置に落ち着かせる(床に置く)
- 足を伸ばしてかかとを床につけ、身体がブレないように安定させる
- 足首からつま先あたりを左右にユラユラ揺らすイメージで股関節を動かす
- 数回または数十秒〜1分ほど繰り返す
1. ストレッチポールとは?

そもそもストレッチポールとはどういったアイテムなのか、ごく基本的なところを説明しておこう。
LPN社が手がける「フォームローラー」のひとつ
アメリカのLPN社が製造と販売を手がけるフォームローラーのひとつである。もともとアメリカで使用されていた、円柱形のツールがきっかけといわれている。ストレッチポールを使うことにより、酷使した筋肉をほぐしたり骨格を整えたりする効果が期待できるといわれている。
アスリート用だったものが一般に普及した
ストレッチポールの原型となったものをアメリカのアスリートが使用しており、マッサージやバランストレーニングに効果的であることが知られていた。使用感が心地よく身体もほぐされると評判で、日本でも使われるようになった。初めはアスリートの間で広まったが、次第にフィットネスや医療、そして一般家庭でも使われるようになっていった。
身体のコンディションを自分で整えられるとして人気がある
ストレッチポールのよさは、なんといってもその手軽さと自分で身体のコンディションを整えられるところだろう。これまでアスリートは、試合や練習が終わるとマッサージなどで身体をケアしたのち、帰宅していた。だが選手が多ければそれだけ時間もかかり、深夜になることもあったという。これではアスリートだけでなくスタッフにも負担がかかる。
そこでストレッチポールを使ったところ、プロのマッサージを再現する効果があり、身体のケアに使う時間を短縮できるようになったという。プロのマッサージ効果が期待できるストレッチポールが家にあれば、一般人でも自分でコンディションを整えられるというわけだ。
2. ストレッチポールの4つの効果

ストレッチポールの主な効果について解説していこう。
固まった筋肉をほぐす効果
日常生活の中でスマホを見たりデスクで仕事をしたりすると、どうしても前かがみになる。身体の筋肉が固まれば、特定の部位にだけ負担がかかることもある。ストレッチポールを使うことで身体全体が自然に伸び、自重で固まった筋肉がゆっくりほぐれていくという効果が得られる。
背骨を伸ばして姿勢を改善する効果
前かがみの姿勢が定着したり、いつも左右いずれかの手でカバンを持っていたりすると、人間本来の背骨の形であるS字カーブが崩れることがある。ストレッチポールの上に仰向けに寝ることで丸まった背中が伸び、骨格を正しい状態へと戻す効果が期待できる。
肋骨が開き深い呼吸ができるようになる効果
姿勢が悪くなると呼吸も浅くなる。呼吸が浅くなると全身に酸素が行き渡らず、血流の悪化や疲労の蓄積といった症状を招いてしまう。ストレッチポールを使うことで肩が自然と開き、それに連れて肋骨もが開く。結果として深い呼吸ができるようになる効果が得られる。
心身ともにリラックスできる効果
ストレッチポールには、軽いエクササイズ効果が期待できることが分かる。さらに円柱形の上に寝そべってゆらゆら揺れることで、ゆりかごのような心地よさを味わえる。これが癒しをもたらし、心身ともにリラックスした状態を作り出すことができる。
3. ストレッチポールは腰痛の予防や改善にも効果的

ストレッチポールには、固まった筋肉をほぐすといった効果だけでなく腰痛の予防や改善といった効果も期待できるという。たとえば次のような方はストレッチポールを試してみるとよいかもしれない。
筋肉が凝り固まって常に腰痛ぎみの方におすすめ
身体に柔軟性がない方は、腰や股関節の筋肉が固まり腰痛を発症することがある。そんな方こそストレッチポールがおすすめだ。股関節を中心とした下半身をストレッチすることで、腰痛の予防や改善効果が期待できる。
疲れてくると腰痛が出るという方にも効果的
1日の終わりに腰痛が出たり、疲れが溜まるタイミングで出たりする方にもぜひ、ストレッチポールを試してみてほしい。身体の負担を腰や股関節以外に分散できるよう、ストレッチポールを使ってバランスを整えるといった使い方がおすすめだ。
4. ストレッチポールの効果的な使用時間とタイミング
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さまざまな効果が期待できるストレッチポールだが、1回の使用時間はどれくらいがよいのだろうか?効果を高めるための使うタイミングもあわせてお伝えしよう。
ストレッチポールは短時間でも効果が期待できる
ストレッチポールは、短時間使うだけでも効果が得られる。さまざまな部位に使えるが、時間がなければ1箇所だけでも効果的であるという。もちろん個人差はあるが、数十秒〜数分といったわずかな時間でも、やってみる価値はあるだろう。
ただし長時間はNG!「1回10分」を目安にしよう
逆に、長時間使うとストレッチポールに当たっている部位を痛めたり、関節が緩んで身体のバランスが崩れたりするといったことがある。目安として1回5〜15分ほどといわれているため、間をとって1回10分程度と覚えておくとよいだろう。
お風呂上がりの身体が温まったタイミングがおすすめ
ストレッチポールはいつでも手軽にできるが、効果を高めるには身体が温まっているタイミングがおすすめだ。お風呂上がりや運動後など、体温が上がっているときのほうが筋肉もほぐれやすい。
5. ストレッチポールの効果的な使い方

ストレッチポールのさまざまな使い方は、ストレッチポール公式ホームページで紹介されている。詳しく知りたい方はぜひそちらをチェックしてみよう。本稿では初心者の方にもやりやすい、おすすめの(簡単な)ストレッチポールの使い方を紹介する。
肩甲骨まわりを刺激したいとき
股関節まわりを刺激したいとき
6. ストレッチポールのさまざまな効果を体感してみよう

ストレッチポールの効果をしっかり得るためには、エクササイズをする際に力を入れないこと、リラックス&脱力した状態で動作することなどがポイントになる。またストレッチポールに仰向けに寝ているときなどは、バランスが悪いと余計なところに力が入ってしまう。安定した場所でおこなうとともに、身体がフラつかないようしっかり落ち着かせることが大切だ。上手に使いこなせるようになればさまざまな効果が期待できるので、ぜひ試してみてほしい。
結論
ストレッチポールは短時間で身体のバランスを整えられるなど、さまざまな効果が期待できるアイテムだ。使い方は簡単なので、お気に入りを手に入れてぜひ効果を体感してみてほしい。なおストレッチポールで腰痛などが悪化したときは何かしら原因があるかもしれない。速やかに使用を中止し、医療機関を受診しよう。