目次
1. ストレッチポールで背中の痛いところを解消したい

ストレッチポールで背中の痛みを軽減するストレッチに取り組む前に、痛みの原因について知っておくといいだろう。さまざまな痛みの要因を紹介する。
背中の痛みの原因の大半は肩甲骨のコリ
背中が痛くなってしまう原因のひとつに肩甲骨のコリが挙げられる。運動不足や加齢にともなって、動かしていない肩甲骨まわりの筋力はどんどん衰えてしまう。肩甲骨のまわりには、筋肉だけでなく血流に影響を及ぼすリンパ液や血液も多く流れている。そのため、動かさず硬くなってしまうと、血流も悪くなり、背中や首、腰などの張りや痛みの原因になってしまうというわけだ。
ストレッチポールで背中の痛みを軽減したいときは、肩甲骨を意識してストレッチをすることが重要なカギとなるだろう。
ストレッチポールで背中の痛みを軽減したいときは、肩甲骨を意識してストレッチをすることが重要なカギとなるだろう。
ストレスによる痛み
ストレスでも、背中が痛くなることがある。睡眠不足や疲労など、身体がストレスを感じていると自律神経が乱れて血流が悪くなり、身体が冷えてしまうのだ。そうすると、内臓機能が低下して背中や腰などに痛みが生じてしまう。
病気が隠れていることも
ストレッチポールで背中をほぐしても、痛みが軽減しない場合は、病気が隠れているケースもある。椎間板ヘルニアや内臓疾患、心疾患など、さまざまな病気が原因で、背中に痛みがでてくることもある。痛みが治まらないときは、病院を受診してみることも大切だ。
2. 肩甲骨のストレッチはストレスが溜まっている場合も有効

最初の項目でも触れたが、背中の痛みの原因はストレスによって起こっている場合もある。ストレッチポールで肩甲骨をストレッチすることは、ストレスの解消にも有効的だ。
例えば、デスクワークの時間が長く、ずっと座ったまま同じ姿勢をしていると背中の筋肉に負担がかかって、血流も悪くなり、疲労もストレスも蓄積されてしまう。そんなときは、ストレッチポールで背中を伸ばし、肩甲骨のコリをほぐすとよいだろう。
ストレスが原因で自律神経が乱れてしまうこともある。そんなときは、ストレッチポールを使った背中や肩甲骨のストレッチを毎日のルーティンに組み込んでみてほしい。自律神経が整い、健やかな毎日を過ごす手助けになるだろう。
例えば、デスクワークの時間が長く、ずっと座ったまま同じ姿勢をしていると背中の筋肉に負担がかかって、血流も悪くなり、疲労もストレスも蓄積されてしまう。そんなときは、ストレッチポールで背中を伸ばし、肩甲骨のコリをほぐすとよいだろう。
ストレスが原因で自律神経が乱れてしまうこともある。そんなときは、ストレッチポールを使った背中や肩甲骨のストレッチを毎日のルーティンに組み込んでみてほしい。自律神経が整い、健やかな毎日を過ごす手助けになるだろう。
3. ストレッチポールで背中を刺激するメリットは?

ストレッチポールで背中を刺激するメリットをチェックしてみよう。
手が届きにくい場所にアプローチ
背中を自分でかくことすらままならないという方もいるだろう。それほど、背中や肩のストレッチを道具なしで行うのは難しい。しかし、ストレッチポールがあれば、手が届きにくい場所にも刺激を与えて、負荷をかけることができるのだ。
また、ストレッチポールを使うことで、床に背中がつくようになったり、肩甲骨の左右の差がなくなったりといった効果も期待できるだろう。
また、ストレッチポールを使うことで、床に背中がつくようになったり、肩甲骨の左右の差がなくなったりといった効果も期待できるだろう。
筋膜リリースで筋肉をほぐす
筋膜の癒着を解消して、筋肉の働きをよくすることを「筋膜リリース」という。ストレッチポールはこの筋膜リリースにもぴったりのツールなのだ。ストレッチポールのもととなったツールは、アメリカで筋膜リリース用に開発されたものだそうだ。ストレッチポールで筋膜リリースを行えば、しっかりと筋肉をほぐすことができるだろう。
4. ストレッチポールで背中の筋膜リリースのやり方

最後に基本的なストレッチポールの使い方と、背中の筋膜リリースするときのやり方を紹介しよう。
基本的なストレッチポールの使い方
コロコロしているストレッチポールに上手に乗る方法を伝授する。
- ポールの端におしりを乗せ、両手を床についたらそのままポールに沿って寝る。このとき、両手で身体を支え、ポールに背中を添わせていくようにゆっくりと行うといいだろう。
- おしりから頭までがきちんとポールに乗ったら、力を抜いて、脱力した姿勢になるよう調整してみよう。
- 降りるときは、おしりからずらすようにして降ろし、ゆっくりとすべるように全身を床に降ろす。
しばらく仰向けのままで身体の変化を感じるとよいだろう。
・背中や肩甲骨に効かせる筋膜リリース
- ストレッチポールを横にして、両方の肩甲骨が乗るようにセットする。手のひらはお腹のうえで重ねておくといいだろう。どこから見ても身体がまっすぐになっているように、よい姿勢で行うように気をつけてほしい。
- 体制が整ったら、1秒3cmを目安にストレッチポールをゆっくりロールする。
- コリや痛みがあるところにあたったら、3秒から5秒停止して圧をかけてリラックス。
- 1~3を繰り返す。5秒から30秒後に痛みが軽くなっている感覚がベストだ。
筋膜リリースは、ウォーミングアップの最初に行い、ストレッチなどとセットで行うのがおすすめである。
結論
ストレッチポールで背中や肩甲骨の筋膜リリースやストレッチを行うことで、痛みが軽減できるだけでなく、ストレスの解消や自律神経を整えることにも効果が得られるようだ。ガチガチに硬くなった肩甲骨の筋肉をほぐして血流を整えれば、身体もスッキリするだろう。さっそく試してすっと伸びたスマートな後ろ姿を手に入れてほしい。また、ストレッチポールの使用により腰痛などの痛みが悪化する場合もある。痛みの原因が分からない場合、むやみに使用せずにまずは病院を受診しよう。