1. ランニングで得られる身体・メンタル・生活習慣へのメリット!

ランニングにはダイエット効果以外にメリットはないと思っていないだろうか。ダイエットなどの身体面以外にも、ランニングにはたくさんのメリットが存在する。ランニングから得られるメリットを、身体的、メンタル面、生活習慣の3つに分けて見ていこう。
身体的なメリット
ランニングをすると、筋力アップはもちろん、心肺機能、体温調節機能、持久力、免疫機能が向上することが分かっている。また、ランニングをすると体内の酵素が糖質や脂肪を分解し、エネルギーに変えようとする。酵素内に生息するミトコンドリアが体内で増え、健康面でいい影響を与えてくれると言われている。
ランニングをはじめとする有酸素運動は、脳の海馬を大きくすることができ、脳の活性化へと繋がる。下半身の筋肉からは、若返りホルモンと呼ばれているマイオカインが分泌されるため、ランニングはアンチエイジングの効果も期待できるようだ。
ランニングをはじめとする有酸素運動は、脳の海馬を大きくすることができ、脳の活性化へと繋がる。下半身の筋肉からは、若返りホルモンと呼ばれているマイオカインが分泌されるため、ランニングはアンチエイジングの効果も期待できるようだ。
メンタル面のメリット
ランニングをすると、セロトニンと呼ばれる感情や気分をコントロールする役割の脳内ホルモンが多く出る。セロトニンが少ないとうつや睡眠障害などが起こるため、その予防にもなる。また、ランニングをすることで理想の体型を維持することができ、自分に自信を持ちやすくなるだろう。
日常の中でさまざまな感情に揺さぶられるなか、ランニングをすることで自分自身の感情を見つめ直すことができ、人間関係の改善や怒りを鎮めることができるといわれている。
日常の中でさまざまな感情に揺さぶられるなか、ランニングをすることで自分自身の感情を見つめ直すことができ、人間関係の改善や怒りを鎮めることができるといわれている。
生活習慣のメリット
忙しい毎日を送るなか、ランニング時間を抽出するために、タイムマネジメント能力が必要となる。夜にランニングをするために飲み会の回数を減らしたり、効率的に仕事をこなそうとしたりなど、タイムマネジメントスキルを強化することも可能だ。
朝にランニングをすると、朝日を浴びることで体内時計がリセットされる。ほどよい疲労感で寝つきもよくなり、睡眠の質の向上につながることもランニングのメリットのひとつだ。
朝にランニングをすると、朝日を浴びることで体内時計がリセットされる。ほどよい疲労感で寝つきもよくなり、睡眠の質の向上につながることもランニングのメリットのひとつだ。
2. ランニングにデメリットはあるのか

さまざまなメリットがある一方で、ランニングにはデメリットも存在する。デメリット面には気をつけつつ、ランニングのメリットを得られるようにしてもらいたい。
やり過ぎでケガをする
ランニング初心者によくありがちなパターンが、走りすぎてケガをしてしまうパターン。膝や足首への負担がかかりやすいため、ケガをしてしまうリスクが高くなるのだ。とくに下り坂ではスピードも出て走りやすくはなるが、その分身体への負担も大きくなる。膝関節の不安定性が高くなることから、膝前十字靱帯などを損傷してしまう可能性があがるのだ。さまざまなメリットがあるものの、やりすぎてしまうとデメリットを招いてしまうので注意が必要だ。
筋肉が落ちる可能性もあるためボディメイク中は要注意
ランニングをはじめとした有酸素運動は、糖質やアミノ酸、脂質などをエネルギー源として使われている。長時間有酸素運動をおこなう中でエネルギー源が枯渇すると、血中や筋肉内のエネルギー源を使用することになり、結果筋力量が落ちる可能性があるという。ボディメイク中は、長時間のランニングは避けた方がいいだろう。
3. メリットを最大限に得るために!ランニングの心得

同じ量をランニングするのであれば、より効率的にメリットを得たいと思うだろう。ここではランニングから得られるメリットを、最大限に伸ばすための心得を紹介する。
休息日を作る
マラソン選手などのプロでも毎日は走らないそうだ。毎日の日課にすることも大事ではあるが、休むこともまた身体のために必要である。休むことでよりスムーズに走ることもできるため、メリットを最大限得るためには毎日ではなく2~3日おきに行うといいだろう。
筋肉痛があるときは休むのがベター
筋肉を大きくするためには、筋肉痛を伴う筋線維損傷から修復までのプロセス「超回復」というサイクルが必要になる。軽い有酸素運動などは、筋肉痛の回復に効果があるとされてはいるものの、超回復の間は十分な休息を筋肉に与えることが必要だ。筋肉痛がある間は無理せずゆっくりと過ごす方がいいだろう。
記録をとる
健康のためやダイエットのためと、無理をしてランニングをすると継続することが苦痛になってきてしまう。まずは自分に合ったペースを把握するためにも、走った時間や距離などを記録することがおすすめだ。どのくらいのペースで走ると心地よいのか、自分のベストを見つけ出そう。
結論
ランニングのメリット、デメリットについて、参考になっただろうか。走ることで身体的なメリットだけでなく、メンタルなどさまざまなよい結果を招いてくれるランニングは、身体や心の健康にはうってつけの運動だ。ランニングシューズやウェアなどを購入して気分を高めてから、ランニングを始めてみてはいかがだろうか。