目次
1. 毎日ランニングをするとイケメンを目指せるか?

ランニングには多くの効果が認められているが、毎日ランニングをするほどにその効果が高まり、めきめきと男を磨けるという単純な構図ではないようだ。まずはランニングの持つ効果を知り、最適なランニングの頻度について考えてみよう。
ランニングのさまざまな効果
ランニングの代表的な効果といえば、脂肪燃焼や基礎代謝アップによるダイエット効果、心肺機能向上や血流改善などによる健康増進であろう。しかし、ランニングには免疫力の向上や生活習慣病の予防、ストレス解消、さらに脳の活性化や睡眠の質の改善まで、実際には非常にさまざまな効果が認められている。適切な頻度のランニングは、仕事の効率もアップさせるといわれているのだ。
ランニングは毎日より週2~3日が効果的!
ランニングは全身の筋肉を使うハードな運動なため、初心者が毎日ランニングをすると疲労が蓄積し、怪我のリスクも高まるという。また筋肉のダメージが回復する暇がなく、かえって筋肉の発達を妨げてしまうこともわかっている。つまり毎日のランニングにより、逆にその恩恵が減ってしまう可能性があるのだ。
そのため基本的に、ランニングは毎日連続で行うより、間に休息日を設け週2~3日の頻度で行うほうが効率的だといわれている。これはランナーなら知っておくべきポイントだろう。
そのため基本的に、ランニングは毎日連続で行うより、間に休息日を設け週2~3日の頻度で行うほうが効率的だといわれている。これはランナーなら知っておくべきポイントだろう。
2. 毎日ランニングでダイエットをするならどのくらいの距離を走るか?

毎日ランニングすることにも勿論メリットはある。単純に走る総距離が増えるため、1週間、1ヶ月単位ではカロリー消費量にかなりの差がつくのだ。そこで、ダイエットを目的にする場合の頻度や距離についてを見ていこう。
まずは自分に合った距離や頻度を見つける
はじめから「毎日○km走る」と目標を立てると、それが重荷になり挫折するケースも多い。まずはランニングに慣れるために、5分、10分など短時間でも走る習慣をつけることが大切だ。「疲れたら歩く」など休み休みでも構わず、前述のように頻度も週2~3日で十分だ。30分くらい走れるようになるのを当面の目標にするとよいだろう。
ランニングに慣れてきたら5kmを目標にしよう
走る習慣がついてきたら、次は5kmの完走を目標にしてみるのがおすすめだ。5kmを完走できれば脂肪燃焼効果もかなり期待でき、5km走る体力がつくと10km、20kmと距離を伸ばすことも可能だという。
カロリー消費量を増やしたければ、週4、週5、毎日...と頻度を増やすのもよい。ただ、前述のように毎日のランニングには「疲労が抜けず運動効率が悪くなる」というデメリットもある。必ず自分の体力と相談しながら距離や頻度を上げるようにしよう。
カロリー消費量を増やしたければ、週4、週5、毎日...と頻度を増やすのもよい。ただ、前述のように毎日のランニングには「疲労が抜けず運動効率が悪くなる」というデメリットもある。必ず自分の体力と相談しながら距離や頻度を上げるようにしよう。
3. 毎日ランニングで筋肉痛!休息日の過ごし方

毎日ランニングするデメリットとして、筋肉が回復する時間がないため筋肉痛が長引いてしまう点もある。筋肉痛があるときは無理に運動せず、「休息日」を挟むというのが一般的な考え方だ。
軽い筋肉痛ならアクティブレスト(積極的休養)
軽い筋肉痛なら、完全に休養するより、身体を動かすことで疲れをとるアクティブレストがおすすめだ。休息日には、ウォーキングやストレッチ、軽めの筋トレなどで血行を上げることで、筋肉の疲労も抜けやすくなるとされている。
筋肉痛がひどいときは完全に休養しよう
毎日のランニングで重い筋肉痛が出たときは、思い切って完全な休息日を設けよう。十分な睡眠をとり、バランスのよい食事をして身体を回復させることが重要だ。筋肉の材料であるタンパク質やプロテインを摂ることもプラスになる。
毎日のランニングで筋肉痛になるということは、身体にとって負担が大きすぎるというサイン。その場合は頻度を1日おきにするなど、プランを多少緩めることも必要だと考えよう。
毎日のランニングで筋肉痛になるということは、身体にとって負担が大きすぎるというサイン。その場合は頻度を1日おきにするなど、プランを多少緩めることも必要だと考えよう。
4. 毎日ランニングしても痩せない?それは筋トレの導入のサインかも

ランニングをしても一向に痩せない...という場合も、じつは毎日のランニングや長時間ランニングなど「走りすぎ」が原因のことがある。それは、ランニングによって筋肉量が落ちているサインかもしれない。
毎日のランニングより筋トレとの組み合わせがおすすめ!
過度なランニングにより、筋肉がエネルギーとして分解され筋肉が落ちてしまう「糖新生」という現象が起こることがある。筋肉量が落ちれば基礎代謝量もダウンするため、かえって痩せにくい体質になり、ランニングしているのに痩せないという状態に陥るのだ。
そのため、毎日ランニングをするより、休息日に筋トレを導入し筋肉をつけ、基礎代謝を上げるほうがダイエットは成功しやすいとされている。走っても痩せないという方は、ランニングの頻度を抑え、筋トレによって筋肉量を維持する方法にシフトしてみるのもおすすめの方法である。
そのため、毎日ランニングをするより、休息日に筋トレを導入し筋肉をつけ、基礎代謝を上げるほうがダイエットは成功しやすいとされている。走っても痩せないという方は、ランニングの頻度を抑え、筋トレによって筋肉量を維持する方法にシフトしてみるのもおすすめの方法である。
結論
毎日のランニングには、消費カロリーが増えるというメリットがあるが、疲労が溜まる、筋肉が回復しづらいなどのデメリットもある。毎日のランニングはときに非効率となることもあると理解したうえで、自分に合った頻度を見つけることが最も重要だといえるだろう。