1. 形から知る手袋の種類

まずは、形の違いによる手袋の種類を解説していこう。指先や手首部分の形状によって意外と細かい種類に分けられている。
スタンダード
5本指に分かれた最もスタンダードな手袋だ。手首の部分が短いタイプ=ショーティー、女性がパーティなどで着用する肘まであるタイプ=オペラグローブなどという名称もある。
フィンガーレス
指先部分だけをカットした手袋は、指なし手袋でも通じるが、「フィンガーレス」「オープンフィンガー」などという名前で呼ばれている。手袋を付けたままスマホ操作や細かい作業が難なくできるのがメリットだ。
ミトン
指を入れる部分が、親指とそのほかの4本指の2ヶ所に分かれた手袋を「ミトン」という。丸々としたかわいらしいフォルムが特徴で、ウィンタースポーツで着用されることもある。指を使った作業ができないなどデメリットが生じる。
2WEYミトン
指なし手袋にミトンカバーが付いたタイプだ。フィンガーレスの欠点である指先の寒さを解決するのがこの種類。カバーを被せればミトンになり、外せばフィンガーレスとして使えるので「2WEYミトン」などと呼ばれる。
アームウォーマー
腕から手の甲までを覆う筒型の防寒具を「アームウォーマー」といい、スポーツ時の寒さ対策や女性のファッションアイテム・UV対策などに使われている。指先が全く分かれていないタイプと、親指を通す穴があるタイプがある。
2. 素材から理解する手袋の種類

続いては、素材の違いによる手袋の種類を解説しよう。大きく分けるとニット素材と革素材の2種類だが、さらに細かくカテゴライズできる。
ニット
ウールやカシミヤなどのニット素材(繊維素材)でできた手袋だ。アクリルやナイロンなど化学繊維を使ったタイプもニット手袋に分類される。化学繊維であれば安価で買えるものも多い。
ジャージ・フリース
繊維素材の一種ではあるが、伸縮性があり柔らかなジャージ素材や軽く保温性が高いフリース素材は、手袋の素材として一定の人気がある。
革
動物の皮を使っているのが革(レザー)の手袋だ。高級感や大人っぽさがあり、ビジネスシーンにもよく似合う。手袋に多く使われる革の種類は、ペッカリー(イノシシの仲間)や羊、鹿、豚などである。羊革は、一般的なシープスキンと生後12ヶ月以内の子羊の皮であるラムスキンに分けられる。
スエード・ムートン
スエードやムートンは革の一種だが、個別の素材として扱われることが多い。スエードは革の内側を起毛させた生地のことで、しっとりと独特の風合いがある。ムートンは羊革の(シープスキン)のフランス語読みで、主にシープスキンをスエード加工したものなどがムートン手袋と呼ばれている。
ファー
キツネやウサギなどの動物の毛皮を素材としているのがファー手袋だ。ふわふわとゴージャスな雰囲気が特徴で、手首だけにファーを施した手袋などもある。安価で手に入れたければフェイクファー(エコファー)を選んでもいいだろう。
3. 用途別に選ぶ手袋の種類

最後に、用途別に分けて手袋の種類を解説しよう。
スマホ対応用
現代人に欠かせないのがスマホ対応の手袋だ。電導糸という電気を通す糸を指先に縫い込むことで、手袋のままスマホの操作ができる仕組みになっている。
アウトドア・スポーツ用
アウトドアやスポーツ用の手袋は、耐久性に優れた造りで、防水や撥水加工が施されていたり汗対策として防臭加工されていたりするものが多い。ケガなどを予防するためにも適切な種類の手袋が必須である。
UV対策用
腕や手の紫外線対策として使われる薄手の手袋は、アームカバーなどとも呼ばれる。UV加工だけでなく冷感加工されたタイプも。メンズ向けもあるので気になる方はチェックしてみよう。
作業用
軍手やビニール、使い捨て手袋なども、手袋の種類のひとつだ。滑り止め手袋、耐熱手袋、制電手袋、防塵手袋など実にさまざまな種類が存在している。
結論
手袋の種類について紹介したが、種類が意外と多いことに驚かれたかもしれない。形や素材について詳しく知っていれば、手袋選びを楽しむことにもつながるだろう。ぜひ、自分が満足できる手袋を見つけるための参考にしていただきたい。