1. 初心者向けのトレーニング器具とは?使い方も知ろう

トレーニング器具と一口にいってもさまざまな種類がある。まずは、初心者向けのトレーニング器具やその使い方についてご紹介しよう。
トレッドミル
トレッドミルとはいわゆるランニングマシンのことであり、有酸素運動を効率的に行えるとされる。
- 自分にあった速度や傾斜を設定する。
- 背筋を伸ばし、足の裏全体を使うことを意識する。
- 歩幅は大きめに、肩の力を抜いて軽く腕を振りながら走る。
速度や傾斜はパネルで操作できるので、自分のペースで無理なくトレーニングを続けられるだろう。また、天候を気にせず毎日続けられるのもポイントだ。
ラットプルダウン
ラットプルダウンは、背筋の筋肉を効果的に鍛えられるトレーニング器具である。
- 器具に座り、自分のレベルにあった重量を設定する。
- バーは肩幅より広い位置を持つ。
- 背中の筋肉(広背筋)を肩甲骨に引き寄せることを意識し、バーを降ろしていく。
- 胸元までバーを降ろしたら、ゆっくり元に戻す。
- 3~4の手順を何回か繰り返す。
ラットプルダウンは肩や腕の力を使いがちであるが、背中の筋肉を使うことがポイントだ。
チェストプレス
チェストプレスは、初心者向けの大胸筋をトレーニングできる器具のことだ。
- チェストプレスに座り、自分のレベルにあった重量に設定する。
- 息を吐きながら左右のバーを前に押す。
- バーを前に押し切ったら、息を吸いながら戻していく。
- 3~4の手順を何回か繰り返す。
チェストプレスは、簡単な動作を繰り返すだけでベンチプレス並みの効果が期待できる。
レッグプレス
レッグプレスは、太ももの筋肉やお尻の筋肉を鍛えられるトレーニング器具のことであり、下半身を強化したい人におすすめだ。
- お尻が浮かないように器具に深く座り、体勢を安定させる。
- フットプレートに両足を押しつける。(低めの位置がよい)
- 太ももに力を入れ、フットプレートを押す。
- フットプレートを押し切ったら、ゆっくり元に戻す。
- 4~5の手順を繰り返す。
レッグプレスを使用するときに、お尻を浮かせてしまうと腰痛の原因などにつながるので十分に気をつけよう。
2. トレーニング器具の選び方

筋肉トレーニングは、器具なしですることも可能だ。たとえば、腕相撲が強くなるために不可欠な前腕筋を鍛えるトレーニングは、器具なしで行う方法もある。しかし、トレーニング器具を上手に使えば、理想の筋肉を手に入れる近道となるだろう。ここでは、トレーニング器具を選ぶポイントについてご紹介する。
トレーニング器具を選ぶ際には、以下の点に気をつけてほしい。
トレーニング器具を選ぶ際には、以下の点に気をつけてほしい。
- 鍛えたい部分で選ぶ
- 自分のレベルにあったものを選ぶ
- 続けやすさで選ぶ
トレーニング器具は、ジムにあるようなマシンや自宅で気軽に使用できるグッズなど、さまざまである。まずは、身体のどの部分を鍛えたいかでトレーニング器具を選ぶとよいだろう。たとえば、上半身を鍛えるなら懸垂マシン、下半身を鍛えるならレッグスライダーマシン、全身を鍛えたいならアンクルウエイトやトレーニングチューブなどだ。
また、筋肉は定期的に鍛えることで理想の身体に近づくため、初心者が初めからアスリート向けのハードなトレーニング器具を使用すると長続きしない可能性もある。まずは自分のレベルにあったものから無理なくトレーニングを始めよう。
また、筋肉は定期的に鍛えることで理想の身体に近づくため、初心者が初めからアスリート向けのハードなトレーニング器具を使用すると長続きしない可能性もある。まずは自分のレベルにあったものから無理なくトレーニングを始めよう。
3. トレーニンググッズも自由度が高くておすすめ

ここでは、家で手軽に使える自由度の高いトレーニング器具をいくつかご紹介しよう。
上半身を鍛える「プッシュアップバー」
プッシュアップバーは、腕立て伏せの効果を高めるトレーニング器具のことである。省スペースで上半身を鍛えたいときにはぴったりだ。コンパクトに作られているので、持ち運びがしやすいのも嬉しいポイントである。プッシュアップバーを選ぶ基準としては、土台が安定したグリップの握りやすいものがおすすめだ。
腹筋を鍛える「アブローラー(腹筋ローラー)」
男らしいシックスパックに憧れる人も少なくないだろう。腹筋を効果的に鍛えたいなら、アブローラー(腹筋ローラー)がおすすめだ。アブローラーは、車輪の大きさや数によって強度が異なるため、初心者は車輪のサイズが大きい、または車輪の数が多いなど、安定感のあるタイプを選ぶとよいだろう。
全身を鍛える「バランスボール」
バランスボールは、体幹を鍛えられるトレーニング器具である。テレビを見ながらの運動、いわゆる「ながら運動」からアスリートのトレーニングまで、幅広く使えるのが特徴だ。使い方次第で部位ごとや、全身の筋肉も鍛えられる。また、椅子として使用し、座りながらトレーニングすることも可能だ。デザイン性の高いバランスボールもあるので、インテリアとしても違和感なく置けるだろう。
結論
トレーニング器具はジムにあるマシンだけではなく、自宅での筋トレに役立つグッズも豊富である。鍛えたい部分に適したマシンやグッズを選ぶことで、理想の筋肉を手に入れられるだろう。トレーニング器具の使い方をマスターし、理想の身体になるための鍛錬に励んでほしい。