1. 足汗で夏や冬に冷える場合の原因を知ろう

なぜ足汗で夏や冬は冷えるのか、原因について解説していこう。
夏:足汗の原因
足の裏は身体の部位の中でも汗腺が多いため、汗をかきやすい部位である。人間は汗をかくことで体温を下げる機能が備わっているため、暑い夏は汗をかく量も多く、必然的に足汗も多くなる。つまり、足汗をかくことで身体が冷えると、冷えた足を温めようと血液を送り込む作用が働き、また結局足汗をかいて冷える、という悪循環が発生してしまうようだ。
冬:足汗の原因
寒い冬は暖かい衣服を着て外出するが、室内は暖房をつけており暖かいことが多いだろう。そのため、着込んだ状態で暖かい室内にいると、汗をかきやすい状態になる。また冬場は、靴下をはいていることが多いため通気性が悪く、汗の水分でムレる汗冷えによって足が冷える状態に陥ってしまうのだ。
体温調節機能による
人間の体温は36℃前後に設定されており、気温の変化などで体温が上がると発汗することで体温を下げて、ちょうどよい状態に保とうとしている。心臓から遠い手足は冷えやすい部位で、手や足先が冷えた場合は温めるために多くの血液を送ることで体温調節をしているのだ。そこで、常に手足が冷えた状態が続いていると、誤って低い体温でもすぐに手汗や足汗をかいてしまい、手足の冷えによる汗かきとなるようだ。また、汗をかくことを過剰に意識したり、ホルモンバランスが乱れたりすることやストレスも、足汗を引き起こす原因といわれているようだ。
2. 足汗によって冷える人のための対策とは?

足汗によって冷える人は、温めることで冷えるのを防いだり、足汗によるムレを抑えたりするとよいようだ。
足や靴にこもった湿気を取る
吸湿性の高い天然繊維の靴下を選ぶと、足汗によるムレで冷えるのを防げる。その際は、締め付けが強い靴下は血行が悪くなるため避けよう。そして、使用した靴は乾燥させて湿気をとっておくことも重要である。靴専用の乾燥剤を利用したり、ドライヤーで乾かしたりするのもおすすめだ。
鼠径部(そけいぶ)を温める
太い血管が通っている脚の付け根の鼠径部(そけいぶ)を温めるのが効果的だ。鼠径部を温めて温かい血液を下半身に運ぶことで、冷えるのを防いでくれる。また、股関節のストレッチを行って、血行を促進するのもよいだろう。血流が悪くなると栄養や酸素が十分に行き届かず、冷える身体へとつながってしまうのだ。
3. 足汗によって冷える人は靴下などのグッズも使おう

ここでは、足汗によって冷える人にぴったりの、冷え対策グッズを紹介していこう!
シルク100%5本指靴下
天然素材のシルクの靴下は、なめらかな肌触りで、吸湿性が高いためムレにくいのが特徴だ。また、指が5本に分かれているため、指の間の汗もしっかり吸収して、1日中履いていてもサラサラな足をキープしてくれる。その結果、足汗のムレによって冷えるのを防いでくれるのだ。また、シルクは抗菌作用があるため防臭効果もあり、足汗対策にぴったりのアイテムといえる。
デオナチュレ「 薬用ソフトストーン足指」
じかに足に塗ることができるスティックタイプの制汗剤だ。ニオイを元から防ぎ、汗を抑えるのに有効な成分の焼ミョウバンやベタつき防止成分が配合されている。足汗を抑制してサラサラでムレない足へと導くアイテムだ。
(使い方)
- 足汗をかいている場合は拭き取り、清潔な状態にしておく。
- スティック下部にあるダイヤルを回して5~10mmほど出そう。
- 足裏全体や足指の間、足指の付け根などにムラにならないように塗っていく。
- しっかりとキャップを閉めて、高温多湿を避けて直射日光の当たらない場所で保管しよう。
指の間も塗りやすいクリームタイプもあるため、どちらかお好みを選ぶとよいだろう。
腹巻きパンツ
お腹から太ももまでをカバーできる腹巻きパンツをインナーで着れば、身体が冷えるのを防げる。ニット素材ならさらに暖かいだろう。股関節周りにある大腿動脈が温まり、足の冷えによる足汗が防げるのだ。
結論
今回は足汗によって冷える場合の原因や対処法、グッズについて紹介してきた。足汗をかく原因は人間の体温調節機能によるものや季節、体調などが原因といえるだろう。足汗で困っている人は今回の記事を参考に、自分に合った対処法を見つけてみてほしい。