1. かかとが固くなるのはなぜ?原因を知ろう
まずは、固いかかとになってしまう原因を3つ紹介する。知らず知らずのうちに行っている習慣がないかチェックしてほしい。
乾燥している
皮膚が乾燥すると、ガサガサとした質感になり、固いかかとになってしまう。かかとはほかの部分と構造が違い、皮脂を分泌する皮脂腺がないので肌の水分を保持できず、すぐに乾燥してしまうのである。そのため、かかとのケアを怠ると、固いかかとになってしまうだろう。次項で、かかとのケア方法も紹介するので、ぜひチェックしてほしい。
ターンオーバーが乱れている
かかとのターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)が乱れると、不要な角質を排出できなくなり、かかとが固くなってしまう。ターンオーバーは、加齢や疲労、ストレスがたまることで乱れるようだ。ターンオーバーが乱れる生活習慣は、できる限り改善することをおすすめする。
サイズの合わない靴をはいている
サイズの合わない靴をはいていることも、かかとが固くなる原因だ。サイズが合わないと、靴の中で摩擦がおき、角質が厚くなってしまうのだ。靴を選ぶ際は、サイズの合う、中で足が擦れない靴を選ぼう。ひもやベルトで固定できるデザインだと、より摩擦を防ぐことができるだろう。
2. かかとが固くて皮が厚い人がしたいセルフケア
次に、固いかかとを解消に導くセルフケアを紹介する。いくつかのケア方法を紹介するので、自分に合うものを試してほしい。
やすりで角質を削る
最初に紹介するのは、かかとにたまった固い角質をやすりで削る方法だ。風呂や足湯に浸かって角質を柔らかくしてから、かかと専用のやすりで優しく除去しよう。削り過ぎると皮膚を傷つけてしまう可能性もあるので注意してほしい。
スクラブで角質を落とす
スクラブを使用して、角質を落とす方法もある。皮膚まで削ってしまうリスクが少なく、比較的優しく角質をケアできるため、肌が弱い方におすすめだ。ただし、繰り返しケアをする必要があるので、ケアに時間をさける方でないと難しいだろう。
保湿をする
角質を除去した後は、しっかりとかかとを保湿してほしい。うすくなった肌を保湿して、再び固い角質がたまるのを防ぐことができるだろう。また、普段からかかとに保湿クリームを塗ることで、皮膚の乾燥を防ぐことも可能だ。クリームを塗りながら足のマッサージを行うと、血行を促進してターンオーバーを促す効果も期待できる。さらに、クリームを塗ったあとに靴下をはいて寝ると、保湿効果が持続するのでおすすめだ。
3. 固いかかとをケアするアイテムの選び方とは?
さきほど解説したように、固いかかとをケアするアイテムには「やすり」や「スクラブ」など、いくつかのタイプがある。それぞれのアイテムの選び方を見ていこう。
やすりタイプ
かかとをケアするやすりには、手動タイプと電動タイプがあり、それぞれにメリットとデメリットがある。手動タイプは、比較的リーズナブルな価格で手に入るのがメリットだ。電動よりは威力が少ないが、自分で力を調節できるので削りすぎるリスクは少ない。一方、電動は固い角質を削るパワーが強く、短時間でケアを終えることができる。ただし、気をつけて使用しないと、角質を削りすぎる可能性があるので注意しよう。
スクラブ
固いかかとをケアするスクラブは、保湿成分や消臭成分など、配合されている成分に注目しよう。保湿成分が配合されているものであれば、かかとの乾燥を防ぐことが可能だ。消臭成分が配合されたものは、角質と同時に足のにおいケアもできるだろう。自分が求める成分を含んだスクラブを選んでほしい。
保湿クリーム
かかとが固くなることを予防したい方は、「医薬部外品」と表記されている保湿クリームがおすすめだ。医薬部外品の表示は、厚生労働省が認めた成分が一定の濃度で配合されているものだけがパッケージに表記できる。化粧品と表記されているものより高い効果が期待できるものが多いため、ひどい乾燥をケアしたい方におすすめである。
結論
固いかかとの原因や対策について解説した。かかとの角質を落とすアイテムは、やすりやスクラブなど複数の種類があるので、自分に合ったものを選んでほしい。また、かかとが固くなる原因になる生活習慣をしていた方は、角質ケアと並行して改善するとよいだろう。角質をケアして、ツルツルしたかかとを手に入れてほしい。