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ブレザーとジャケットの違いって?区別しにくい両者の違いを解説!

ブレザーとジャケットの違いって?区別しにくい両者の違いを解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年3月19日

上着の名前としてよく耳にする「ブレザー」と「ジャケット」。どちらも同じような形をしているため、違いが分からないまま着ている方も多いのではないだろうか。しかし、よく見ていくと両者のディティールには違いがある。ここでは、意外と知らないブレザーとジャケットの違い、さらにスーツとの違いについても解説しよう。豆知識としてぜひ読んでみてほしい。

  

1. ブレザーとジャケットの違いとは?

ブレザーとジャケットの関係性を簡潔に言えば、「ブレザーはジャケットの一種」である。ジャケットとは主に袖がある前開きの上着の総称であり、ブレザーはその大きなカテゴリーの中に属しているというのが定説だ。

細かく言うとブレザーはテーラードジャケットの一種

ジャケットのなかでも一般的な背広タイプのものはテーラードジャケットと呼ばれ、厳密にはブレザーはテーラードジャケットの一種になる。

ブレザーとテーラードジャケットの違いはというと、ブレザーは主に紺地や黒地のジャケットに金属製のボタンが付いているのが特徴だ。また、胸などにエンブレムが入ったものもある。こういった特徴を持つものを、テーラードジャケットのなかでも、とくにブレザーとして区別して呼ぶのが一般的なのだ。

ただ、ルールというほど明確ではなく、ブレザーの解釈にはメーカーによって異なるケースもあるという。

2. ブレザーについて詳しく知ろう

説明したように、ジャケットのなかでも主に「生地が紺や黒」「金ボタン」「エンブレム入り」などの違いを持ったものがブレザーと呼ばれる。ここでは、なぜジャケットからブレザーが独立した存在になったのかを少し掘り下げてみよう。

ブレザーのルーツはシングルとダブルで違いがある

ブレザーには、スーツなどと同じくボタンが1列のシングルと2列のダブルが存在する。シングルボタンのブレザーは、英国ケンブリッジ大学のボート部が試合の際に着ていたユニフォームが起源だそうだ。当時は真っ赤なジャケットだったため「blaze(炎)」という言葉から、ブレザーの名が付いたといわれている。

一方、ダブルボタンのブレザーは、19世紀中盤ヴィクトリア女王が英国海軍を訪問した際に、兵隊のジャケットのボタンを金属製に新調したのが始まりといわれている。

このように、ブレザーのルーツにはシングル・ダブルで違いはあるが、共通するのはブレザーが大学や海軍といった「組織の制服」から生まれたことだ。ブレザーの持つトラッドで正統派な魅力はその点に由来しているといえる。

3. ジャケットについて詳しく知ろう

ジャケットの定義は、主に「袖のついた前開きの上着」「コートよりも丈が短い」などであるとされる。デザインにそれぞれ違いはあるが、ジャンパーやボレロ、そしてもちろんブレザーもざっくり見ればジャケットの一種に含まれる。

ジャケットの起源は、もともと中性ヨーロッパの農民が着ていたjack(ジャック)という作業着であるという。当初は男性のみが着用していたが、18世紀頃には女性にも広がったそうだ。

ちなみに、最も代表的といえるテーラードジャケットは、イギリス貴族が着ていた裾の長いモーニングコートを短くカットしたことが始まりだという。今でこそフォーマルシーンにも着用できるテーラードジャケットだが、当時は今とは違い部屋着などに該当するカジュアルな服であったそうだ。

その後さまざまな変遷を遂げテーラードジャケットは現在のような形となり、ブレザーもその一種として派生したのである。

4. スーツとはどういうアイテム?

ジャケットとブレザーの違いやそれぞれの特徴を説明したが、「じゃあスーツの上着とジャケットの違いは?」と疑問に思う方もいるかもしれない。

スーツとは「上着とズボンやベストがすべて同じ生地で仕立てられた衣服」を指す言葉だ。2ピースであれ3ピースであれ、その一式をまとめてスーツと呼ぶのが基本である。

スーツの起源も、そもそも前章で紹介した「モーニングコートの丈を短くカットした上着」であったという。当初は上着のみだったが、19世紀後半にズボンやベストも同じ生地で仕立てるようになり、それをラウンジスーツと呼ぶようになったそうだ。上着だけのものはテーラードジャケットと呼ばれ区別されるようになったという。

ちなみにスーツの上着とテーラードジャケットの違いは以下のような点だ。
  • テーラードジャケットよりスーツのほうが着丈が長い
  • スーツには主に、薄く光沢感のあるウーステッドという生地が使用されるが、テーラードジャケットにこの生地は使われない
  • スーツには基本肩パッドが入っているが、ジャケットは肩パッドなしが多い
  • スーツのポケットは内側に縫い込まれているが、ジャケットは外側から縫い付けられたパッチポケットが主流
両者は似ているようだが、実際着てみると素材感やシルエットには明確な違いがある。そのため、スーツの上着をテーラードジャケットやブレザーと同じ感覚で着回すのはあまりおすすめできないと覚えておいてほしい。

結論

ブレザーとジャケットの分かりやすい違いは、ブレザーには「色が紺や黒・ボタンが金属」といった特徴がある点だ。ただ、ブレザーはジャケットの一種であり、大きくジャケットと呼ぶことももちろん可能である。普通の紺ジャケより上品でトラッドな雰囲気になるのがブレザーの魅力。上着として一着持っておくと新鮮な着こなしを楽しめるかもしれない。
  • 更新日:

    2021年3月19日

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