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フィットネスとトレーニングはどう違う?理解を深めて効果を得るコツ

フィットネスとトレーニングはどう違う?理解を深めて効果を得るコツ

投稿者:ライター 長谷川大智(はせがわだいち)

鉛筆アイコン 2021年3月20日

フィットネスと聞いて、何を思い浮かべるだろう。エアロビクスやダンス、マシンを用いたハードなメニューと人それぞれだ。もちろん、これらはフィットネスの一部だ。では、トレーニングとは一体何だろうか。実はフィットネスとトレーニングには、興味深い違いがあるのだ。ここでは、両者の違いや順番について、網羅的にみていこう。

  

1. フィットネスとトレーニングの違いとは?

まずは、フィットネスとトレーニングの違いについてみていこう。端的にいえば、フィットネスとは「健康の維持や増進を目的とした活動全般」であり、トレーニングとは「身体の適応を引き出し、機能を発達させるための思考・行為・作業」を指す。それぞれを詳しくみていこう。

フィットネスとは

フィットネスとは本来「体力」を意味する言葉である。そこから「体力を維持・向上させる」意味へ解釈され、現在では、体力以外の精神面をも含む「健康」を維持・増進する意味で使われることが多くなった。具体的には、トレーニングや有酸素運動、ヨガやストレッチ、リラクゼーションなど、多くの活動を含む。

トレーニングとは

トレーニングとは、身体が本来持っている機能を高めるための思考や行為、作業などの総称である。パフォーマンス向上のため、身体の適応を引き出す、あるいは引き出そうとするプロセスそのものだ。現在の日本では、筋力や持久力など、狭義の体力に着目して使われることが一般的だ。つまり、筋肉トレーニングや筋力トレーニングをイメージすればよいだろう。

フィットネスとトレーニングの違い

以上から、フィットネスとトレーニングの違いをごく簡単にとらえるとすれば、フィットネスは「健康目的のすべての活動」であり、トレーニングは「筋力増大や筋肥大に関わる運動」であるといえるだろう。

2. フィットネスやトレーニングに順番はある?

フィットネスやトレーニングを効果的に行う順番についてみていこう。ここでは、トレーニングを筋トレ、フィットネスをトレーニング以外の活動(有酸素運動やヨガなど)として扱う。

筋肉をつけたい場合はトレーニングから

フィットネスと比較し、トレーニングではより多くの肉体的・精神的な集中を必要とする。またトレーニングでは、フォームを正しく維持することも重要だ。そのため、筋肥大を目的とする場合や、筋力の増大を狙う場合には、先にトレーニングから行うようにしよう。筋トレの後にフィットネスを行うことで、より多くの脂肪燃焼もできる。

体型維持や心肺機能向上にはフィットネスから

フィットネスでは、心拍数を一定以上に保ち、血流を促進することが重要だ。つまり、筋肉を十分に使える状態で行う必要があるということ。そのため、有酸素運動で体型維持や心肺機能の向上を狙う場合など、フィットネスの効果を高めたい場合には、先にフィットネスを行うようにしよう。

大きな筋肉から小さな筋肉へ

フィットネスやトレーニングのどちらにもいえることだが、運動においては、大きな筋肉から小さな筋肉へと刺激していくのがセオリーである。大きな筋肉を刺激することで、小さな筋肉も同時に鍛えることができるためだ。具体的には、全身の筋肉の70%を占める下半身からはじめ、次に上半身、最後に特定の部位を取り上げるようにしよう。

3. フィットネスやトレーニングのおすすめメニュー

フィットネスやトレーニングのおすすめメニューをみていこう。ここでは、ごくベーシックなものを3つ紹介する。これ以外にも多くのフィットネスやトレーニングメニューが存在するので、自分の目的に合わせて効果的に取り入れてほしい。

ノーマルスクワット

フィットネスやトレーニングのセオリーにしたがい、まずは下半身から鍛えていこう。足を肩幅大に開き、つま先を少し外に向けて立つ。体重をかかとにかけるようイメージしながら、背筋を伸ばしたまま膝を曲げ、腰を落としていく。床と太ももが平行になったところで一旦静止し、ゆっくりと膝を伸ばして元の姿勢に戻る。呼吸を止めないよう意識しながら、この動作を繰り返そう。

クランチ

腹筋を鍛えるトレーニング。仰向けに寝ころんだら、両足を上げ、太ももと膝を直角にする。両手を頭に添えて肩を浮かせ、上半身を巻き込むようにおへそを見て、そのまま頭を膝に近づけていく。この時、意識的に息を吐くようにしよう。頭が膝に限界まで近づいたら、息を吐きながら元の姿勢に戻る。この動作を繰り返そう。

プッシュアップ

いわゆる腕立て伏せ。うつ伏せになり、肩幅よりも少し広めに両手をつき、身体を持ち上げる。足は揃えてつま先で接地し、頭頂部からかかとまでが一直線になるようセットする。肘を曲げ、胴体をゆっくりと深く沈めていく。この時、息を吸うことを意識しよう。しっかりと身体が沈んだら、息を吐きながら肘を伸ばし、胴体を元の位置に戻していく。この動作を繰り返そう。

結論

フィットネスやトレーニングは、どちらも身体にとってはよい活動である。しかしながら、思い込みで取り組んだり、知識のないままやみくもに続けたりしては、結果がでにくいこともある。ネットや本で知識を取り入れつつ、あるいはジムのトレーナーや各種目のコーチから学びながら、自分の目的にあった活動を実践してほしい。
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  • 更新日:

    2021年3月20日

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