1. 顔の産毛って処理しない方がいい?

顔の産毛処理をすることで、逆に肌荒れを引き起こしてしまったという経験がある方もいるのではないだろうか。最初に、顔の産毛処理をするデメリットを見ていこう。
肌に負担をかけてしまう
顔の産毛を処理する最も大きなデメリットは、肌に負担をかけてしまうことだ。顔の皮膚は、ほかの部位に比べて薄くデリケートなため、産毛処理の刺激を受けると肌荒れを起こしやすいのである。のちほど、刺激を最小限におさえるケアの方法を紹介するので参考にしてほしい。また、セルフケアに自信がない方は、シェービングサロンでプロに任せてみてもよいだろう。
紫外線の影響を受けやすくなる
顔の産毛は、皮膚を紫外線から守る役割を担っている。もちろん、すべてをカットできるわけではないが、産毛を剃ると紫外線の影響を肌に直接受けることになってしまうのだ。産毛処理をしている方は、紫外線が気になる季節以外もしっかりと日焼け止めを塗った方がよいだろう。
肌が外からのダメージに弱くなる
空気中には、ホコリや花粉などの肌に刺激を与える物質が浮遊している。そんな刺激物が肌に当たらないようにガードしてくれているのが産毛である。産毛を剃ることで、肌のバリア機能が低下し、肌荒れを起こしやすい状態になってしまうのだ。
2. 顔の産毛を手入れするメリットは?

前項ではデメリットを紹介したが、産毛処理にはメリットもたくさんある。ここでは、産毛処理のメリットを見ていこう。
肌の透明感がアップする
産毛の一本一本は細いが、集まって生えていると肌をくすんで見せてしまう。顔の産毛処理をすることで、今までよりもワントーン明るく、透明感のある肌に近づくことができるのだ。また、ファンデーションやメイク下地などののりがよくなる効果も期待できる。ベースメイクが安定すると、化粧崩れもしにくくなるだろう。
肌荒れ予防
顔の産毛処理をすることで、余分な皮脂を取り除くことが可能だ。そのため、ニキビや毛穴の詰まりといった肌荒れを予防する効果が期待できる。また、顔の産毛は、肌荒れの原因になるホコリや雑菌が付着しやすい部分だ。こまめな産毛処理は、このような原因を除去することもできるのである。
スキンケアが角質層まで浸透しやすくなる
顔の産毛がなくなると、化粧水や乳液が肌になじみやすくなる。スキンケアの成分をしっかりと肌に届けることができるため、うつくしい肌を目指せるのだ。
3. 顔の産毛を手入れする際の注意点

間違った方法で産毛処理をすると、肌を傷つけてしまう可能性がある。そうならないために、セルフで顔の産毛を処理する際に注意してほしい点について説明する。
剃るときはシェービングジェルを使う
顔の産毛を剃るときは、肌への刺激をおさえるためにシェービングジェルを使用してほしい。何もつけずに処理をすると、カミソリの刃が直接肌に当たって大きなダメージを与えてしまうからだ。
逆剃りはしない
カミソリやシェーバーをすべらせるときは、上から下へ動かすとよい。下から上に動かす逆剃りは、肌へのダメージが大きいのでおすすめできない。
処理後はしっかりと保湿する
産毛処理をした後の肌は、非常にデリケートな状態になっている。シェービングジェルと毛を洗い流したら、化粧水や乳液でしっかりと保湿してほしい。赤みが出ている場合は、おしぼりで冷やしてクールダウンするとよい。
高頻度で処理をしない
顔の産毛処理は、1カ月に1度を目安にして行おう。高頻度でカミソリやシェーバーを肌に当てると、肌を刺激してしまう可能性があるからだ。鼻の下のような産毛が早く伸びる場所であっても、1週間に1度程度の処理がおすすめである。また、体調不良のときは、肌が敏感になっている可能性があるので、処理を控えた方がよいだろう。
結論
顔の産毛処理には、メリットとデメリットがある。その両方を把握して処理を行おう。また、セルフケアをするときは、肌にダメージを与えないように注意することが重要だ。処理が完了したら、アフターケアもしっかりと行ってほしい。適切な顔の産毛処理をして、透明感のある肌を手に入れよう。