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トレーニングはマスクのままでも大丈夫?トレーニング視点での注意点

トレーニングはマスクのままでも大丈夫?トレーニング視点での注意点

投稿者:ライター 長谷川大智(はせがわだいち)

鉛筆アイコン 2021年3月26日

新型コロナウイルスの流行により、あらゆる場面でマスクを着用するのが当たり前となった。しかし、トレーニングなどの運動中には、マスクはわずらわしいと感じることもあるだろう。ここでは、トレーニングでマスクを着用することについて、おもにトレーニング効果の面から解説していこう。

  

1. マスクをしたままのトレーニングがおすすめできない理由

新型コロナウイルスの感染拡大により、さまざまなことに自粛や工夫が求められるようになった。マスクもそのひとつであり、あらゆる場面での着用が求められている。もちろん、トレーニングやランニングなどの運動中も例外ではない。

しかし、トレーニングの効果に限っていえば、トレーニング中のマスク着用はおすすめできない。ここでは、その理由を解説していこう。

のどの渇きに気づきにくい

トレーニング中のマスク着用がおすすめできない理由として、のどの渇きに気づきにくいことがあげられる。マスクを着用すると、呼吸によって口腔内の湿度が保たれやすくなる。身体の水分が失われていっても、のどが渇いたと感じにくいため、水分補給の適切なタイミングを逃す可能性があるのだ。

熱中症のリスクがある

のどの渇きに気づきにくいことは、その他の要素と交わり、熱中症のリスクを高める。その他の要素とはたとえば、息を吐くことで体内の熱を放出したり、顔の表面から熱拡散したりすることが阻害される点があげられる。体内の熱をうまく放出できないうえ、水分補給が適切に行えなければ、熱中症のリスクが高まるのだ。

不快でありトレーニングに集中できない

トレーニング中にマスクを着用しつづけると、息苦しいばかりか、汗や呼吸でマスクが蒸れ、不快になることもあるだろう。この不快さは、トレーニングへの集中をさまたげることになる。せっかく行ったトレーニングも、集中できずに効果があがらなければ意味がない。

トレーニング自体の効果が下がる可能性も

トレーニングでマスクを着けると息苦しくなるのは、身体が求める十分な酸素を供給できていないためだ。次の章で詳しく説明するが、これは酸素濃度とは無関係で、単に換気量の問題である。

酸素が体内に十分に取り込めなければ、筋肉が本来のパフォーマンスを発揮できない。また、トレーニングで行う動作ではなく、「無理に呼吸をする」という代償動作にエネルギーが使われ、必要以上の疲労や怪我につながる可能性もあるのだ。

2. マスクには低酸素トレーニングの効果はない

トレーニングでマスクを着用すると息苦しさを感じることから、低酸素トレーニングになっているのでは?と感じたことはないだろうか。結論からいえば、一般的なマスクには低酸素トレーニングの効果はない。

酸素量はマスクを着用しても大きな変化なし

トレーニング中のマスク着用については、さまざまな研究が行われている段階だ。現時点で分かっていることとしては、トレーニングでマスクを着用しても、酸素摂取量に関して、通常時との大きな差はみられなかったということ。

つまり、通常のマスクを着けてトレーニングを行うだけでは、低酸素トレーニングにはならないということだ。

では、息苦しさを感じるのはなぜなのか。これは、空気の量に由来している。マスクを着用すると、一度の呼吸で取りこめる空気の量が減少し、息苦しくなるのである。一度で取りこめる空気の量が減るかわりに、呼吸の回数を増やすことで、空気の総量を補っているのだ。

低酸素トレーニングをおこないたい場合は、これまで通り高地などの環境へ身を置くか、低酸素トレーニング専用マスクを着用しよう。

3. トレーニング中におすすめのマスク

トレーニング中のマスク着用について、トレーニングに対する望ましい効果はなく、逆にデメリットも多いことを紹介してきた。しかしながら、これはマスクの感染予防効果を否定するものではない。トレーニング中も感染予防には十分注意すべきであり、そのためにマスクは有効だとされている。

また、周囲への配慮としても、マスクは着用すべきだろう。実際、多くのジムでもトレーニング中のマスク着用が求められている。そこで、トレーニングにおすすめのマスクを紹介しよう。

UNDER ARMOUR「UAスポーツマスク」

スポーツ用品で定評のあるアンダーアーマーが開発した、トレーニング用のマスク。通気性はもちろん、着用時の快適性にもこだわっており、運動時でも呼吸がしやすい。また、冷感素材を使ったり、抗菌加工を施したりしているのも特徴で、汗をかきやすいトレーニングでも快適に着用できる。デザインも豊富なため、どんな場面にもおすすめだ。

SIDO「包帯マスク」

医療用の包帯生地を使ったマスク。首元まで大きく覆う形状が特徴で、ずれにくくトレーニングに適している。フロント部分には一般的なガーゼマスクが入るポケットがついており、通常のマスクと同様の効果が得られる。トレーニング中には前後を入れかえて使用することで、通気性を保つことが可能だ。

D&M「ランナーマスク」

ランニングでも快適に着用可能な日本製マスク。コルセットやサポーターで定評のあるD&Mが製造している。前面の内側がメッシュ素材になっており、通気性が確保されている。汗をかいても張りつきにくい立体設計で、トレーニングで長時間着用しても快適だ。

結論

トレーニング中のマスク着用は、あたらしい生活様式のひとつだ。体温が上がったり汗をかいたりするトレーニングでは、マスクは不快に感じるかもしれない。しかし、感染予防の観点も忘れてはならない。マスクのデメリットやリスクを認識したうえで、正しく着用してほしい。
  • 更新日:

    2021年3月26日

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