1. かかとがカサカサになる原因
最初に、かかとがカサカサに荒れてしまう原因を見ていこう。
水分不足による乾燥
実は、かかとはほかの部位に比べて乾燥しやすい部位だ。その理由は、かかとには皮脂を分泌する皮脂腺がなく、水分をキープできないからである。しかも、かかとは汗を分泌する汗腺が多く、水分が蒸発しやすい。このように、かかとは非常に乾燥しやすい肌の構造になっているのだ。
また、乾燥が進んだかかとに体重の圧力がかかると、ひび割れて出血してしまう恐れもある。そうならないためにも、日頃からこまめに保湿することが重要だ。次項でかかとを保湿する方法を紹介するので、参考にしてほしい。
また、乾燥が進んだかかとに体重の圧力がかかると、ひび割れて出血してしまう恐れもある。そうならないためにも、日頃からこまめに保湿することが重要だ。次項でかかとを保湿する方法を紹介するので、参考にしてほしい。
冷えによる血行不良
足の冷えは血行不良の原因になる。足が冷えると血流が悪化し、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が低下してしまう。すると、不要な角質がかかとにたまり、硬くカサカサになるのだ。予防するには、足先を冷やさないように心がけ、保湿クリームを使ったマッサージを行うとよいだろう。
また、サイズの合わない靴をはくことも、血流が悪化する原因になる。靴選びも、キレイなかかとをキープするためには重要なポイントだ。
また、サイズの合わない靴をはくことも、血流が悪化する原因になる。靴選びも、キレイなかかとをキープするためには重要なポイントだ。
2. かかとの保湿におすすめのケアは?靴下やクリームも
カサカサとしたかかとを改善するためには、不要な角質を除去してからしっかりと保湿することが重要だ。順を追ってかかとのケア方法を見ていこう。
かかとの角質を除去
最初に、かかとに溜まった不要な角質を除去しよう。お風呂に10分程度浸かって角質をふやかしてから、スクラブやかかと用のやすりを使って削るとよい。ただし、かかとは体重を支える重要な部分なので、力を入れすぎたり角質を無理やりはがしたりしないように注意してほしい。
しっかりと保湿する
不要な角質を除去したら、保湿クリームを使ってしっかりとかかとを保護しよう。保湿クリームを塗ったあとに靴下をはいて寝ると、より効果が期待できる。また、保湿クリームのベタつきが気になる方は、貼るタイプの保湿シートも販売されているのでチェックしてみてほしい。
生活習慣を見直すことも重要
生活習慣を見直して、かかとがカサカサになる原因をなくすことも重要である。たとえば、足の冷えを防ぐために室内でも靴下をはいたり、シャワーだけでなく入浴したりすると効果的だ。また、サイズの合わない靴をはいている方は、見直したほうがよい。靴の摩擦もかかとが荒れる原因になるので、ベルトやひもで固定できるものを選ぶと摩擦を防げるだろう。
3. かかとを保湿するアイテムの選び方
前項で紹介したように、かかとを保湿するためには保湿クリームが便利である。ひとくちで保湿クリームといってもさまざまな種類があるので、自分に合うアイテムの選び方を見ていこう。
薬用の保湿クリームを選ぶ
かかとのひどい乾燥に悩んでいる方は、薬用の保湿クリームがおすすめだ。薬用という表記は、厚生労働省に認められた成分を配合したアイテムのみ表記することができる。そのため、比較的効果を実感しやすいアイテムが多いだろう。
形状で選ぶ
保湿クリームの形状は、大きく分けてチューブタイプとスティックタイプ、ジャータイプの3種類がある。チューブタイプは量が調節しやすく、持ち運びにも便利である。スティックタイプは、直接容器を足につけて塗るので手を汚さず使うことが可能だ。ジャータイプは、サイズが大きくたっぷりと使えるものが多い。それぞれにメリットがあるので、自分のライフスタイルに合ったものを選んでほしい。
使用感で選ぶ
保湿クリームの使用感で選ぶことも重要だ。朝や日中に保湿クリームを使う場合は、ベタつきの少ない使用感のものを選ぼう。ベタつくタイプのアイテムをかかとに塗ってから歩くと、床に保湿クリームが付着したりすべりやすくなったりしてしまうので注意してほしい。一方、寝る前に使うクリームは、多少ベタつくタイプでも問題ないだろう。
結論
カサカサのかかとは、乾燥や血行不良によるターンオーバーの乱れが原因の可能性がある。かかとの角質をケアしたあとに、しっかりと保湿することで徐々に改善していけるだろう。セルフケアを繰り返しても症状が改善しない場合は、皮膚科に相談するのがおすすめだ。正しいケアの方法をマスターして、キレイなかかとを手に入れてほしい。