1. メンズの肌ケアはどこまでするのが正解?
女性と違い、肌ケアを習慣化しているメンズはそれほど多くない。そのため、何をどこまでやればいいのかがわからないはずである。だが、深く考える必要はない。メンズの肌ケアと言っても、やることはシンプルだ。
- 洗顔で皮脂と汚れをしっかり落とす。
- 化粧水で水分補給をする
- 乳液で化粧水の蒸発を防ぎ潤いを閉じ込める。
メンズの肌ケアは基本的にこの3つをしっかりやっていれば十分である。
2. メンズの肌ケアのための洗顔のやり方
汚れを落とそうと、洗顔料を直接顔に塗り力任せにゴシゴシ洗う。多くのメンズがやっているであろう洗顔方法だが、これはNGである。肌は非常にデリケートなため、このようなやり方では肌ケアどころかかえって傷つけてしまう恐れがある。清潔感のある肌を手に入れるためには、正しい洗顔を理解することが大切だ。以下のやり方を参考にしてほしい。
まずはぬるま湯で軽くすすぐ
ぬるま湯ですすぐことで、顔に付着した汚れが落ち、毛穴が開くため洗顔料が肌の奥まで届きやすくなる。目安は30~35℃で、熱すぎると余分な皮脂まで落ちてしまうため注意が必要だ。
洗顔料をしっかりと泡立てる
洗顔料はきめ細かいホイップ状にすることで、毛穴の奥まで入り込み汚れや黒ずみを落としてくれるため、弾力性が出るまでしっかり泡立てることが重要だ。面倒に感じる場合は、100均などに売っている泡立てネットや、市販の泡洗顔料を使うといいだろう。
泡の弾力で洗う
手で洗うのではなく、泡の弾力を使って優しく洗うことを意識しよう。メンズの場合、とくに額や鼻の周りの皮脂量が多いので、泡を多めに使って洗うといいだろう。肌を傷つけないよう、くれぐれも手でこすらないように注意してほしい。
ぬるま湯でしっかりすすぐ
最後はぬるま湯を使って泡をしっかり洗い流そう。泡が残ると肌荒れの原因となるので、入念にすすぐことが大切だ。
洗顔は1日2回まで
肌ケアのために1日に何度も洗顔をすると、必要以上に油分を落としてしまい乾燥の原因となる。メンズの肌ケアに最適な洗顔回数は朝晩の2回とされているため、それ以上の洗顔は控えるようにしよう。
3. メンズの肌ケアのスキンケアのやり方
洗顔後の肌は、水分が減少しバリア機能が低下しているため、化粧水・乳液・保湿クリームで保湿をして肌の状態を整える必要がある。
1.化粧水で水分補給
洗顔後の肌は毛穴が開いている状態で乾燥しやすい。洗顔後5分以内に化粧水をつけ、肌に水分を蓄えさせよう。
2.乳液で化粧水の蒸発を防ぎ潤いを閉じ込める
乳液は、化粧水で補給した水分の蒸発を防ぎ、うるおいを肌にとどめる役割を果たす。ベタつきを嫌がって乳液を使わないメンズもいるが、補給した水分が逃げてしまうと乾燥肌になってしまう。せっかくの肌ケアを台無しにしないためにも必ず使うようにしてほしい。
3.より保湿効果を求める場合はクリームを使う
メンズの肌ケアで乳液と同じ役割を果たすものにクリームがある。両者の違いは保湿力の差であり、乳液は水分と油分のバランスがよく、ベタつきが苦手で、皮脂の分泌が多くテカリが気になるメンズの肌ケアにおすすめである。クリームは、乳液に比べ油分が多く潤いを長時間持続させるのに優れている。乾燥が気になるメンズはクリームを選択するのもいいだろう。
4. 市販で購入できるメンズ肌ケアブランド3選
数ある肌ケア商品の中から自分に合ったものを選ぶのは難しいだろう。市販で購入できる肌ケアブランドを紹介するので参考にしてほしい。
花王|メンズビオレ フェイスケアシリーズ
肌ケアにこだわったメンズビオレは、洗顔料からボディケアまで幅広く商品展開されている。フェイスケアシリーズは、使いやすい泡タイプの洗顔料や、高保湿で潤いの持続性に優れた3タイプの化粧水など充実のラインナップとなっている。
ファンケル|メン オールインワン スキンコンディショナー
1本で保湿とエイジングケアができるオールインワンのメンズ用スキンジェル。ベタつきの少ないオイリー肌におすすめのさっぱりタイプと、乾燥肌におすすめのしっとりタイプの2種類がある。つっぱりやカサつきを抑え、潤いを残し優しく洗いあげる同シリーズの洗顔料「メン フェイスウォッシュ」と併せて使うことをおすすめする。
結論
水分量が少なく皮脂分泌の多いメンズの肌は、何もしなければ肌荒れやニキビ、シミやシワなどの肌トラブルにつながりやすい。清潔な肌をキープするためには、洗顔と保湿の習慣をつけることが大切だ。習慣化するまでは手間に感じるかもしれないが、オールインワンタイプの使いやすい商品もたくさん発売されているので、ぜひ取り入れてみてほしい。