1. 寝癖ヘアーが困った!どうしてなるの?

まずは、寝癖ヘアーの原因から解明していこう。寝癖ができてしまう原因は、3つに分けられる。
乾かさずに寝てしまう
寝癖の大きな要因は「水分」だ。寝癖は、濡れたときに簡単に結合が切れて、乾いたときに再度結合するという、髪の毛の水素結合が関係している。髪の毛が濡れた状態のままで寝ると、寝ている間に布団や枕に押し付けられた状態、つまり形が変わったままで再結合してしまうのだ。これが寝癖ヘアーのできてしまう大きな要因のひとつである。
温かい髪のまま寝てしまう
濡れたままがダメなら乾かせばOK、そう思うかもしれない。間違ってはいないが、乾かした直後に温かいままで寝てしまうのも寝癖ヘアーの原因となる。理由は、髪の毛の性質にある。ドライヤーの熱で温まった髪の毛は、冷えていく過程の中で空気中の水分を取り込むのだ。寝ている間に水分が取り込まれると髪の結合は切れ、乾いていく中で再結合されるので結局寝癖がついてしまう。ドライヤーのあとは冷風で冷ましたり、寝るまでに時間を置いたりして、髪の毛が乾くのを待とう。
寝ている間にかく寝汗
こればかりは寝ている間にどうしようもない......と思うかもしれないが、「寝汗」も寝癖ヘアーの原因になる。これまで説明したとおり、寝汗で髪の毛が濡れてしまうからだ。室温を適温にしたり、寒いからと着こみすぎたりしないなど、工夫をしてみよう。それでも寝癖がついてしまうときには、次に紹介する寝癖の直し方を試してみてほしい。
2. 寝癖ヘアーをばっちり直すおすすめの方法

ここでは、寝癖で気になる髪型の直し方について、タイプごとに紹介しよう。これでどんな寝癖ヘアーになっても対応可能だ。
爆発タイプの寝癖
髪の毛の量が多かったり、髪の毛が太かったり、とくにショートヘアの男性に多い寝癖が爆発タイプである。爆発タイプの寝癖を直すには、根元からしっかりと癖を取ることが重要だ。根元をスプレーなどで少し湿らせてから帽子をかぶると手軽に直せる。10分から15分ほどそのままにして、あとは手直しをすればセットできるだろう。
ひどい寝癖の場合は、洗面台のシャワーなどでそのまま濡らせば早く直る場合も多い。根元をしっかりと濡らすことがポイントであることを忘れずに行おう。
ひどい寝癖の場合は、洗面台のシャワーなどでそのまま濡らせば早く直る場合も多い。根元をしっかりと濡らすことがポイントであることを忘れずに行おう。
外ハネタイプの寝癖
男性でも、女性のいうボブヘアーほどの長さのひともいるだろう。中途半端な長さの場合、外ハネの寝癖がつきやすくなってしまう場合が多い。外ハネタイプの寝癖もしっかりと根元を濡らし、髪の毛がやわらかくなったらドライヤーでブローをしたり、コテやヘアーアイロンで直したりするといい。
ペタンコタイプの寝癖
髪の毛の量が少なかったり、細かったりする人は、寝癖の中でもペタッとボリュームのない寝癖になることが多い。このタイプもしっかりと根元を濡らして、髪の毛がやわらかくなるまで置き、乾かすときにはドライヤーで根元を立ち上げるようにして風を当てていこう。全体に均一に風が当たるようにすることがポイントだ。
3. 時短したいひと必見!!寝癖ヘアーのアレンジ術

朝の貴重な時間に、寝癖直しにかける時間があまりない......そんなひとも多いだろう。時間がないときは、寝癖を活かしたスタイリングヘアーにしてしまえばOKだ。ちょっとしたハネをワックスで整えて、クシャッとしたスタイリングをすればオシャレ感が増す。わざわざ寝癖ヘアー風のパーマをあてる人もいるので、違和感はないだろう。
ワックスは、手のひらに広げて温めておくと、つけムラができないのでおすすめだ。後頭部からサイド、トップ、前髪の順にワックスをつけ、ひし形のシルエットを意識してセットしよう。ショートヘアが多い男性の場合、女性のように髪の毛を巻いたり、束ねたりするヘアーアレンジはむずかしい。思い切ってパーマをあてる方法を検討してみてもいいかもしれない。
ワックスは、手のひらに広げて温めておくと、つけムラができないのでおすすめだ。後頭部からサイド、トップ、前髪の順にワックスをつけ、ひし形のシルエットを意識してセットしよう。ショートヘアが多い男性の場合、女性のように髪の毛を巻いたり、束ねたりするヘアーアレンジはむずかしい。思い切ってパーマをあてる方法を検討してみてもいいかもしれない。
結論
寝癖の原因は、髪に含まれている水分だ。ここをしっかりと押さえておけば、寝癖を未然に防ぐこともできるだろう。また、寝癖ヘアー直しのポイントは、根元をしっかりと濡らすことだ。忙しくて時間のない朝でも、しっかりと対策がわかっていれば、慌てずにきっちりと寝癖を直してから出かけられるだろう。