1. フィットネスシューズを履くメリットや効果は?
まずは、フィットネスシューズのメリットや効果について紹介しよう。
造りが丈夫で思い切り運動できる
フィットネスシューズは、一般的なスニーカーに比べ、丈夫な造りになっているのが特徴だ。フィットネスでは、歩いたり走ったりという日常的な動き以外にも、エアロビクスやダンス、格闘技系種目など、特殊な方向へ負荷のかかる動きも多い。こういった複雑な足の動きを想定して作られたフィットネスシューズなら、安心して思い切り運動できるのだ。
グリップ力が高く安定する
グリップ力が高いのも、フィットネスシューズの特徴のひとつである。足の裏や指でしっかりと床をつかむことで姿勢を安定させることができる。ウエイトトレーニングなど踏ん張りが必要なトレーニングで効果を発揮する。床からの反発力を上方向への推進力に変換するために、ソールの形状や素材が工夫された製品もある。
ホールド力が高く怪我を防ぐ
フィットネスシューズはホールド力、つまり、足を包んで負荷を軽減する効果が高いのも特徴だ。歩いたり走ったりする時には基本的に縦方向の負荷だが、筋トレやダンス、格闘技系などのフィットネスの場合、横方向やねじれ方向への負荷が発生する。この時、フィットネスシューズのホールド力があれば、足への負荷を軽減し、足首などの怪我を予防ができるのだ。
2. メンズのフィットネスシューズの選び方・人気ブランドや軽量タイプも
次に、フィットネスシューズの選び方を紹介しよう。
運動種目で選ぶ
フィットネスシューズを選ぶ際には、最も多く取り組む運動種目に合わせるのがセオリーだ。たとえば、ダンスやエアロビクス系が多い場合には、複雑な方向への負荷を受け止められるよう、ホールド力の高いシューズを選ぼう。ハイカットモデルなど、足首までしっかりと保護してくれるものがおすすめだ。
一方、ウエイトトレーニングを多く行う場合には、グリップ力が高く、安定しやすいものを選ぼう。高重量のウエイトを利用することが多い場合には、足の上に万が一ツールを落とした場合に備え、アッパーに衝撃吸収素材を使っている製品もある。どの種目に合わせるのがよいか分からない場合には、多くの種目に対応したバランス型も販売されているので、検討してほしい。
一方、ウエイトトレーニングを多く行う場合には、グリップ力が高く、安定しやすいものを選ぼう。高重量のウエイトを利用することが多い場合には、足の上に万が一ツールを落とした場合に備え、アッパーに衝撃吸収素材を使っている製品もある。どの種目に合わせるのがよいか分からない場合には、多くの種目に対応したバランス型も販売されているので、検討してほしい。
ブランドもさまざま
フィットネスウェアやシューズは、有名ブランドからも数多くの製品が販売されている。たとえば、ナイキやアディダス、プーマといったスポーツブランドから、スニーカーでよく見かけるニューバランス、リーボック、アシックスなど、幅広いブランドにラインナップがある。フィットネスウェアとのコーディネートを楽しむのもよいだろう。
ランニングシューズでウエイトトレーニングはNG
フィットネスシューズと混同されがちなものに、ランニングシューズがある。ランニングシューズは、軽量で履きやすい一方、ランニングでの縦方向の負荷しか想定されていないという欠点がある。
したがって、フィットネスシューズに比較するとグリップ力やホールド力が劣り、ウエイトトレーニングなどでは足首に大きな負担がかかる可能性があるのだ。そのため、ランニングシューズは、ウエイトトレーニングでは使用せず、ランニングマシンなどにとどめるのがよいだろう。
したがって、フィットネスシューズに比較するとグリップ力やホールド力が劣り、ウエイトトレーニングなどでは足首に大きな負担がかかる可能性があるのだ。そのため、ランニングシューズは、ウエイトトレーニングでは使用せず、ランニングマシンなどにとどめるのがよいだろう。
3. フィットネスシューズの正しい履き方
最後に、フィットネスシューズの正しい履き方を紹介しよう。この履き方は、フィットネスシューズに限らず、スニーカーなどの紐靴ならどのタイプにも応用できるのでおすすめだ。
手順1:紐をゆるめてから足を入れる
フィットネスシューズを履く際には、まずは紐をしっかりとゆるめた状態で足を入れよう。紐をゆるめずに無理やり履くと、正しい位置に足がこないばかりか、靴を痛めてしまうことにもなる。
すべての紐をゆるめるか、最低でも上から3つ目の穴までは完全に紐をゆるめた状態で足を入れることを心がけよう。脱ぐ時にも紐をゆるめる癖をつけておけば、履く時の手間も省けるだろう。
すべての紐をゆるめるか、最低でも上から3つ目の穴までは完全に紐をゆるめた状態で足を入れることを心がけよう。脱ぐ時にも紐をゆるめる癖をつけておけば、履く時の手間も省けるだろう。
手順2:かかとを合わせる
足をフィットネスシューズに入れたら、次はかかとをしっかりと靴に合わせるのがポイント。家を出る時など、つま先をつっかけることがあるかもしれないが本来は逆で、かかと側を靴に合わせるのが正解だ。椅子に座り、かかとをトントンと床に軽く叩くようにしよう。
手順3:つま先側からしっかりと紐を締める
フィットネスシューズにかかとがしっかりとフィットしたら、いよいよ紐を締めていこう。つま先側から足首側に向かって、ひとつひとつしっかりと締めていく。この時、つま先側は若干ゆるめに、足首側ほどしっかりと締めるようにすると、窮屈さを感じずに靴と足をフィットさせることができる。
結論
フィットネスシューズは、トレーニングを効果的かつ安全にしてくれるアイテムだ。一方、自分の運動内容や強度と異なるものを選ぶと、怪我につながるおそれもある。不安な場合には、ジムのトレーナーやシューズ販売店など、プロにアドバイスをもらうのがよいだろう。