1. そもそもインターバルトレーニングとは?
インターバルトレーニングとは、全力で走る疾走と休息を繰り返し行う練習方法のことだ。たとえば、800mを全力で走ると心拍数が上昇するが、その心拍数のままで長時間走ることは難しいだろう。そこで、休息時間を設け、心拍数を一定の数値まで下げて再度800m走るというのを繰り返し行うのだ。マラソンなどの長距離走で、なかなかタイムが伸びない、結果が出ないというときに取り入れることが多い。最近では、ダイエットに用いる人もいる。
インターバルトレーニングのメリット
インターバルトレーニングのメリットのひとつは、心肺機能の向上だ。心拍数を急上昇させて休息することを繰り返し行うため、一定の速度でランニングしているときよりも、効果的に心肺能力を上げることができる。心肺機能が向上すると、スピードアップにもつながる。また、ハイスピードを体感できるため、大会などのペース感覚を身につけるのにも効果的だ。
2. イチから始めるインターバルトレーニング
インターバルトレーニングは、疾走する距離に応じて、ショートインターバル・ミドルインターバル・ロングインターバルに分けられる。ショートインターバルはフォームの改善やスピード向上、ミドルインターバルは持久力の向上、ロングインターバルは心肺能力の向上に効果的だ。
おすすめのメニュー
ショートインターバルは、200~400m走ったら100~200m歩いて休息するメニューを繰り返す。フォームを意識して走ろう。ミドルインターバルは、600~1000m走ったら200~400m休息するメニューで、無理せず走れるペースを見つけるのがポイントだ。ロングインターバルでは、1000~5000m走ったら600~800m休息のメニューを行う。初心者は、まずはショートインターバルから始めるのがよいだろう。
注意すべき点
インターバルトレーニングは、急にスピードを上げて走るので、身体への負担が大きい練習方法だ。いきなり始めると、足を痛めるなどケガのリスクも高まるため、しっかりウォーミングアップをすることが重要である。トレーニング後は、クールダウンの時間を通常よりも長めにとって、しっかり身体を休ませよう。張りが強かったり、違和感があったりしたら、早めにケアをして予防に努めることがトレーニングを長続きさせることにもつながる。
また、インターバルトレーニングは身体への負荷が大きいため、毎日行うと身体の回復が間に合わず、トレーニング効果が出ない場合もある。始めのうちは週に1日、慣れてきたら2~3日に1日など、自分にあった頻度で進めよう。
また、インターバルトレーニングは身体への負荷が大きいため、毎日行うと身体の回復が間に合わず、トレーニング効果が出ない場合もある。始めのうちは週に1日、慣れてきたら2~3日に1日など、自分にあった頻度で進めよう。
3. あると便利なインターバルトレーニングアイテム
インターバルトレーニングの際に便利なアイテムやアプリについて解説する。
GARMIN「ForeAthlete 745」
最先端のランニング用GPSウォッチだ。多彩な機能を搭載し、ランニングだけでなく、バイクやスイムなど、さまざまなスポーツで利用可能だ。トレーニング内容を解析して、自分だけのワークアウトを提案してくれる機能もある。また、心拍測定機能もついているため、インターバルトレーニングにもおすすめだ。デザインもシンプルなので、普段使いにもピッタリのアイテムである。
Seconds インターバルトレーニングタイマー
ストップウォッチやカウントダウンなど、いろいろな使い方ができるアプリだ。iPhoneはもちろん、AppleWatchやAirPodsと組み合わせての使用もできる。複数のタイマーやフォルダなどを管理できるので、インターバルトレーニングだけでなく、HIITやサーキットトレーニングなど、さまざまトレーニングに活用可能だ。
結論
インターバルトレーニングは、マラソンなどの長距離走トレーニングの中では有名な練習方法のひとつである。身体に負荷をかけながら心肺機能を向上させるため、無理なく注意点に気を付けながら行うことが大切だ。自分にピッタリのインターバルトレーニングのメニューを行えば、ランニングという競技をより楽しめるだろう。