目次
1. アイビーカットとは?

アイビーカットとはどのような髪型のことをいうのか、まずは基本的なところから解説する。
アメリカのアイビーリーグで流行した髪型
1960年代、ハーバード大学やコロンビア大学といったアメリカの名門大学8校から成る「アイビーリーグ」で流行した髪型がアイビーカットだ。爽やかさとスポーティーさを兼ね備えたその髪型は、今なおオシャレに敏感な欧米男性に愛され続けている。
アイビーカットの特徴
ショートの髪を七三に分け、前髪をアップにしたスタイルである。前髪を立ち上げることで額がしっかり見え、スポーティーな印象になる。サイドやバックは刈り上げが基本だが、中には刈り上げないスタイルもある。総じて清潔感があり、ビジネスシーンにも相応しい髪型である。
2. 日本でもアイビーカットが人気の理由

アイビーカットは日本人にも似合う髪型であり、まさに日本人男性にも人気だ。その理由について解説しよう。
セットが楽
アイビーカットはセットが楽である。タオルドライした髪にワックスやポマードをつけて流れを整えるだけでスタイリングが完了する。朝の忙しい時間帯にセット時間が短く済むのは非常にありがたい。
女性ウケがよい
サイドを短くカットしたアイビーカットは女性ウケのよい髪型だ。オシャレさと爽やかさを兼ね備えており男らしく見える。モテを意識したい男性にはぜひチャレンジしてみてほしい髪型だ。
スーツとの相性がよい
耳まわりや襟足が短くスッキリしているため、スーツとの相性が抜群によい。ビジネスシーンにおける印象をよくしたいという方にもアイビーカットはおすすめだ。
3. アイビーカットのセット方法

アイビーカットはセットが楽であるとお伝えしたが、初めてアイビーカットにするという方は戸惑うことがあるかもしれない。基本的な流れをまとめたのでイメージしてほしい。
アイビーカットの基本的なセット方法
コーム(クシ)を使って髪を七三分けにしたら、ドライヤーでブローしながらセットを固める。次にスタイリング剤を手のひら全体によくなじませ、七三の分け目を中心としてトップをサイドに流す。前髪はやや立ち上げつつ流そう。最後にコームを使ってキチッと整えれば完成だ。
ワイルドさを出したいときはわざと乱すのもアリ
あまりカチッとしたスタイルが好みではない、ワイルドさを出したいという方は、きっちり流しすぎずやや乱れた感じにしてもよい。
コームは必需品
スーツとの相性が抜群のカチッとしたアイビーカットは、髪の乱れが大敵だ。外出先などで乱れた場合でもすぐに直せるよう、コームを持ち歩くことをおすすめする。コームにもこだわりを持つことで、よりオシャレな印象を与えることもできる。
アイビーカットにおすすめのスタイリング剤は?
一般的なワックスでもOKだが、ポマードやグリースといったスタイリング剤もおすすめだ。迷ったときは、アイビーカットをお願いした美容師さんや理容師さんに尋ねてみてはいかがだろうか?
4. さまざまなアレンジを楽しめるのがアイビーカットの魅力

基本のアイビーカットはトップにボリュームを出し、サイドや襟足、後ろに刈り上げを入れるスタイルだが、それ以外にもさまざまなアレンジを楽しむことができる。一例を紹介するので、ぜひオーダーする際の参考にしてほしい。
男らしいハイフェード
トップに近い位置まで刈り込みを入れたハイフェードは、男らしくかっこいい雰囲気を醸し出すにはピッタリなスタイルだ。トップとの境目がわかりやすいように、サイドは根元からバリカンを使って刈り込むとよい。髪に軽いクセがある方でもチャレンジできる髪型だ。
オシャレなローフェード
耳に近い位置まで刈り込んだローフェードのアイビーカットは、抜け感を演出したいオシャレな男性におすすめである。トップは長めに残すとバランスがよくなる。トップのボリュームを出し、サイドとの差が出るようにセットすると決まるはずだ。
グラデーションを楽しむアイビーカット
サイドの刈り上げをトップへ向かうにつれて濃くなるようにグラデーションにすると、ナチュラルな印象のアイビーカットが完成する。トップの髪を調節することで、丸顔から面長まで幅広いタイプに似合わせることが可能だ。
ストレートパーマもおすすめ
スタイリッシュなアイビーカットにしたい場合、トップにストレートパーマをあてるのもおすすめである。ストレートの髪を七三に流せばモダンな印象を与えられるだろう。セットをするときはタオルドライした髪にジェルをつけてから流れを整えるとよい。コームで整えればより洗練されたスタイルになる。
5. アイビーカットで爽やか&オシャレな男をアピールしよう

トップやサイドの長さを変えるなど、アレンジの自由度が高い点はまさにアイビーカットの魅力だ。たとえばトップを10cmほど残し、ゆるいパーマをかけるとオシャレさ満点のヘアスタイルが完成する。またサイドを刈り上げず長めに残すとマイルドな印象に仕上がる。シンプルながらアレンジの幅が広いヘアスタイルがアイビーカットだ。すでに実践している方も、ぜひいろいろなアレンジを試してみてほしい。
結論
1960年代に流行したアイビーカットだが、現代でも注目を集めるオシャレな髪型として根強い人気を維持している。セットが楽なうえ女性ウケもよく、プライベートやビジネスなどシーンを問わず好印象を与えることができるアイビーカット、まだ試したことがない方はぜひ次回、チャレンジしてみてはいかがだろうか?