1. 結婚式にハンカチは必要なの?
結婚式に出席する際には、ハンカチは必須のアイテムだ。ここでは、結婚式でハンカチが活躍する理由を見ていこう。
結婚式は涙を流す場面が多い
結婚式は、新郎新婦の入場や花嫁の手紙といった感動するシーンが多い。そのつもりがなくても、思わず泣いてしまうこともあるだろう。そんなときにサッとハンカチを取り出し、涙をぬぐえるとスマートである。ときには、泣いている人に差し出す場面があるかもしれない。
食べ物や飲み物をこぼす可能性がある
結婚式では、食べ物や飲み物をいただくことがほとんどだ。万が一、こぼしてしまったときにハンカチが活躍するだろう。
汗をかく
暑い季節に開かれる結婚式では、汗が止まらなくなることがある。ダラダラと流していると、周囲に不衛生な印象を与えてしまうだろう。ハンカチを持っていれば、サッと拭き取ることができる。また、冬に開かれる結婚式であっても、会場内の暖房が効いていて汗をかく可能性がある。季節を問わず、ハンカチを持参するとよい。
2. 結婚式に持参したい男性用ハンカチ
結婚式に持参する男性用ハンカチは、どんなものでもいいというわけではない。ここでは、結婚式に持って行くハンカチのマナーを見ていこう。
白の無地がおすすめ
結婚式に持って行くハンカチは、白の無地がベストだ。結婚式の服装に明るい色はNGだが、ハンカチは白が相応しいとされている。ワンポイントが入っているものやパステルカラーのものも問題ないだろう。
吸水性がよいもの
ハンカチの素材は、吸収性のよいコットンや速乾性に優れた麻がおすすめである。汗や涙をたっぷりと吸収できる素材が、結婚式にはぴったりだ。
結婚式にNGなハンカチ
濃い色や派手なデザインのハンカチは、悪目立ちしてしまうためNGだ。また、タオル地のハンカチは、カジュアルすぎて結婚式に相応しくない。スーツとの相性もよくないので、さけた方がよいだろう。また、どんなにマナーにあうハンカチを選んだとしても、汚れやシワがあれば清潔感を失ってしまう。しっかりと洗濯し、前日にアイロンをかけるように心がけてほしい。
3. 胸元に挿すハンカチーフの入れ方
結婚式の男性ゲストに活用してほしいのが、ポケットチーフだ。ポケットチーフとは、胸ポケットに入れる装飾用のハンカチである。ポケットチーフを入れるだけでスーツのコーディネートがグッとオシャレになるだろう。ここからは、ポケットチーフの選び方や入れ方について解説する。
ポケットチーフの色
ポケットチーフの色は、白やシルバーが基本である。フォーマルな会場で行う結婚式の場合は、白やシルバーを選べば間違いないだろう。カジュアルな雰囲気の結婚式でカラーシャツやネクタイを身に着ける場合は、ポケットチーフも色を揃えるとよい。柄もののネクタイであれば、同じ柄のポケットチーフを選んでもオシャレである。会場や式の雰囲気にあわせてポケットチーフを選んでほしい。
ポケットチーフの素材
ポケットチーフの素材は、結婚式の時間帯によって決めるとよい。昼の結婚式は、最も格式の高い素材とされている麻のポケットチーフがおすすめだ。一方、夜の結婚式は、光沢のある絹でできたものを選ぶとよい。スーツと相性がよく、華やかな雰囲気をプラスできるだろう。
ポケットチーフの折り方
結婚式に出席するときにおすすめなポケットチーフの折り方は、スリーピークスだ。ポケットからハンカチの端が3つ見える折り方で、フォーマルシーンとの相性がよい。スリーピークスの折り方を見ていこう。
- ハンカチを三角形に折る。
- もう1回折り、小さな三角形にする。この時、2つの角を少しズラす。
- さらに1回角をズラしながら折り、3つの角が並ぶようにする。
- ポケットに入るように、下を折る。
- ポケットに入れ、3つの角がのぞくようにバランスを整えたら完成だ。
結論
ハンカチは、案外他人の目につくことが多いアイテムだ。結婚式に出席するときは、白でフォーマルな場に相応しいデザインのハンカチを選んでほしい。ちょうどよいハンカチを持っていない方は、新しく用意する必要があるだろう。白いハンカチは冠婚葬祭で使えるので、1枚持っていて損はない。マナーを守ったハンカチを使って、新郎新婦をお祝いしてほしい。