1. 私服にも・メンズのおしゃれなワイシャツの選び方

一口にワイシャツといっても、その種類はさまざまだ。ここでは、メンズのおしゃれなワイシャツの選び方を紹介しよう。ワイシャツは、選び方をマスターすることで、ビジネスシーンだけでなくカジュアルシーンでも活躍するはずだ。
襟の形で選ぶ
ワイシャツで重要なのは、襟の形である。スーツなどで日常的にワイシャツを着る人なら、一度は聞いたことがあるかもしれない。定番はレギュラーカラーで、これはどちらかといえばビジネス向きの襟となる。私服で着ればドレッシーな雰囲気をまとうことができ、ネクタイとの相性もよい。カジュアル寄りにしたい場合には、ボタンダウンカラーがおすすめだ。襟の先端にボタンがついているため、ノーネクタイでも襟元がすっきりする。シーンやコーデに合わせて適切な襟の形を選ぶことで、ワイシャツの着こなしはおしゃれに見えるのだ。
素材で選ぶ
ワイシャツをおしゃれに見せるなら、素材も重要な要素のひとつだ。一般的には綿素材が定番だが、リネン素材や起毛素材、オックスフォードやデニムなど、さまざまな素材のワイシャツがある。カジュアルコーデに光沢のあるツイル生地は不釣り合いであり、逆にお堅いビジネスシーンではリネン生地は相応しくない。ワイシャツ単体ではなく、着こなし全体のバランスを考えて素材を選ぶとよいだろう。
色柄で選ぶ
おしゃれなワイシャツは、色柄が目をひくものも多い。定番は白の無地だが、同じ白でも、編み込みでわずかに模様がはいっていたり、異なる素材を組み合わせたりと、小技が光るアイテムもある。白やブルー系はビジネスシーンに適しており、チェック柄やストライプはカジュアルシーンでも重宝する。なお、柄は大きいほどカジュアルな印象が強くなるので、シーンに合わせて選ぶのがコツだ。
2. ワイシャツのおしゃれなコーデ例・春夏秋冬別

ここでは、ワイシャツをおしゃれに着こなすコーデ例を紹介しよう。
春は明るい色を取り入れよう
春は、コーデのどこかに明るい色を取り入れて、あたたかさやさわやかさを印象づけるのがおすすめだ。白のワイシャツは、清潔感とさわやかさを両立した万能アイテムである。黒のスキニーをはき、足元をロールアップすれば、それだけで軽快な春の装いとなる。朝夕が肌寒い時期には、黄色や水色の淡いカーディガンを羽織るのもよいだろう。長袖ワイシャツをおしゃれに着るなら、腕まくりをして手首を見せるのもテクニックだ。
夏は素材感のある半袖ワイシャツで涼しげに
夏にも、白のワイシャツが大活躍する。特に、リネン素材の半袖ワイシャツがおすすめだ。リネン素材は涼しげな印象を与えてくれるうえ、速乾性も高いため、快適な1日を過ごせるだろう。ボトムスには暗めの短パンや、アイスカラーのデニムがよく合う。また、夏場はデニム素材のワイシャツもおしゃれに見える。白Tシャツにデニムシャツを羽織り、白のパンツをはくことで、男らしいさわやかコーデの完成だ。
秋はワイシャツが主役の季節
秋は、ワイシャツをおしゃれに着こなすのに最適な季節だ。春夏の素材感や軽快さから、一気に落ち着いたトーンにシフトしよう。ワイシャツの素材はフランネルがおすすめだ。起毛素材であたたく、やわらかな雰囲気となる。ボトムスにはカーキのカーゴパンツや、ベージュのチノパンを取り入れ、秋らしい季節感を演出するのがよいだろう。また、秋に白シャツを取り入れるなら、ニットから白シャツをのぞかせたレイヤードスタイルがおすすめだ。ニットがグレーやネイビーなど、重めの色味でも、白シャツの適度な抜け感でクリーンな着こなしになる。
冬はニットとの組み合わせを楽しんで
冬場はアウターが主役と思いがちだが、実はそうではない。室内ではアウターを脱ぐ機会も多いため、ワイシャツが引き続き活躍するのだ。ニットの下にワイシャツを仕込めば、首元や裾からのぞくワイシャツが差し色となる。アウターが暗めの色合いなら、ニットを明るいグレーやベージュに、ワイシャツをあえてネイビーにすることで、ぐっと引き締まった印象になる。
3. ワイシャツをおしゃれに着こなすコツやアレンジ方法

ここでは、ワイシャツをおしゃれに着こなすためのコツや、コーデを格上げするアレンジ方法を紹介しよう。
サイズ感が最重要
ワイシャツをおしゃれに着こなすには、サイズ感が最も重要である。小さすぎるサイズはシルエットが決まりにくく、逆に大きすぎると野暮ったい印象になる。ワイシャツを単体で着る春夏はもちろん、ニットとのレイヤードを楽しめる秋冬においても、ワイシャツのサイズは十分に確認しよう。
アレンジ方法もさまざま
ワイシャツの着こなしがおしゃれに見えるためには、アイテムの組み合わせはもちろん、ワイシャツのアレンジにも気をつかいたい。たとえば、長袖のワイシャツを腕まくりすることで、手首が見えて抜け感を演出できたり、腕時計をコーデの主役にすることができる。また、シャツの裾をパンツに入れたタックインスタイルなら、ベルトをアクセントにしたり、脚を長く見せる効果もある。ワイシャツのコーデでは、シャツ自体の着こなしも大切なポイントとなるのだ。
結論
ワイシャツは、ビジネスシーンだけでなくカジュアルシーンでも活躍する万能アイテムだ。襟の形や素材感、アレンジ方法でも着こなしの印象はかわってくる。自分に合ったサイズのワイシャツで、おしゃれなコーデを楽しんでほしい。