1. ストレッチは朝やるといい?
朝のストレッチは身体を目覚めさせるのはもちろん、健康や美容にさまざまなよい効果をもたらしてくれる。まずは、具体的に朝ストレッチにはどんなメリットがあるのかを紹介しよう。
自律神経が整う
朝にストレッチで行うことで、交感神経が活発になり身体を自然に活動状態へと切り替えることができる。朝にしっかり身体が目覚めると睡眠の質も上がるため、生活リズムが一定になり、自律神経が適切に働くようになるという。
筋肉がほぐれ血流が促進される
睡眠中は、圧迫によって血流が阻害されたり筋肉が硬くなったりしてしまう。ストレッチで身体をほぐすことで血流やリンパの流れが活発になるため、身体も温まり、肩こり・腰痛の改善や代謝アップに効果的とされる。ダイエットへの好影響も期待できる。
内臓機能が活発になる
血流が促進されることで胃腸の働きも活発化するため、便秘の解消や朝の食欲向上にも効果的とされている。
酸素を取り込み集中力もアップ
睡眠中の体勢などによっては血流が滞ってしまい、朝の体内は酸素不足となっていることがある。ゆっくりと呼吸しながらストレッチを行うことで、脳まで十分に酸素が行きわたり、寝起きの頭痛の解消や集中力のアップにもつながるという。
2. 朝のストレッチはどうやればいい?
寝起きの身体はまだ活動のスイッチが入っていないため、朝のストレッチには注意したい点もある。朝ストレッチを安全に行い、効果をより高めるためのポイントも解説しよう。
勢いよく身体を動かさない
寝起きの硬くなった身体をストレッチで勢いよく伸ばしてしまうと、筋肉を痛める原因ともなる。反動を使わず、ゆっくりと時間をかけてほぐしていこう。
呼吸を意識する
ストレッチ中に呼吸を止めてしまうと、身体が緊張し血圧の上昇にもつながる。酸素をしっかり取り込むためにも、深い呼吸を意識しながらストレッチしよう。
日光を浴びる
寝起きに太陽の光を浴びることで、活動を促すホルモンであるセロトニンが分泌されはじめ、夜には睡眠を促すホルモン・メラトニンの分泌が盛んになる。体内時計を整えるため、できればストレッチ中には日光を浴びよう。
朝におすすめの超簡単ストレッチ
朝にどんなストレッチをするべきか分からないという方におすすめなのが、ベッドの中でもできる簡単な「背伸びストレッチだ」。
- 寝転がったまま両手を頭上に伸ばし、手のひらを上に向けて組む
- 背伸びをイメージして両手両足を伸ばし、30秒ほどキープして脱力する
- この動作を3回ほど繰り返す
このストレッチは立って行ってもOK。寝起きに直後に行うストレッチとしてもおすすめなので試してみてほしい。
3. ストレッチは朝と夜で効果が違いがある?
朝ストレッチの効果について紹介したが、「朝は忙しいので夜にストレッチを取り入れたい」という方もいるはずだ。そこで、朝と夜のストレッチ効果の違いや、夜ストレッチのポイントも紹介しておこう。
夜のストレッチはリラックスや安眠が目的
朝のストレッチは身体を活動状態に切り替えるために行うが、夜のストレッチは身体の緊張を解き、スムーズに眠りにつくために行うのが一般的だ。凝り固まった筋肉をほぐすことで疲労回復を促したり、心身をリラックスさせる副交感神経を優位にし、良質な睡眠に導いたりする効果が期待できる。
夜のストレッチのポイント
夜のストレッチは室内を暗めにして行うことが大切だ。部屋が明るかったり、テレビやスマホを見ながらだと交感神経が休まらずリラックスモードに切り替わらないためである。
ストレッチを行う時間は、睡眠前の15~30分前が最適とされる。ゆったりとした動きと呼吸を意識するのは朝のストレッチと同様だ。
夜のストレッチで睡眠の質が上がれば自律神経のバランスも整い、心身によい効果をもたらすだろう。朝のストレッチが難しい方は、夜ストレッチを習慣にするのおすすめである。
ストレッチを行う時間は、睡眠前の15~30分前が最適とされる。ゆったりとした動きと呼吸を意識するのは朝のストレッチと同様だ。
夜のストレッチで睡眠の質が上がれば自律神経のバランスも整い、心身によい効果をもたらすだろう。朝のストレッチが難しい方は、夜ストレッチを習慣にするのおすすめである。
結論
朝ストレッチの効果やポイントについて解説した。1日2日では効果が現れなくても、継続することで徐々に生活リズムを変えていくことは可能である。毎朝3分でもコツコツと朝ストレッチを続けて、自分の中の小さな変化に目を向けてみるのもよいだろう。日中の活動の質も上がっていくかもしれない。