ディンプルありでネクタイを結ぶ意味とは？作り方やお葬式でのマナー

ディンプル（dimple）とは、ネクタイの結び目の下に作る小さなくぼみのことを指す。英語では、えくぼや小さなくぼみを意味する言葉だ。ネクタイを立体的に見せ、スーツのVゾーンを華やかに仕上げるのがディンプルを作る目的である。

ディンプルは日本ではそこまで浸透していないが、欧米のビジネスマンには一般的なオシャレだ。ディンプルを作ることで相手に好印象を与えられ、デキる男というイメージを持たれやすいため、営業マンなどがこのテクニックを用いると効果的だともいわれている。スーツスタイルに差を付けたいなら、ディンプルの作り方はぜひ見に付けておきたいところである。

ディンプルの作り方には3種類あり、それぞれ与える印象や向いているシーンが異なるので紹介しよう。

ネクタイの結び方には、プレーンノット、ウィンザーノット、ダブルノットなど、さまざまな種類があるが、基本的にディンプルはどの結び方で作ってもOKだ。ただ最も簡単なのは、プレーンノットでディンプルを作る方法なので、初心者ならそれがおすすめといえる。どの結び方であっても、ポイントはノットを締め上げる直前にディンプルを作り、くぼみを崩さないよう慎重に整えていくことだ。以下で作り方を詳しく解説していこう。

ディンプルを整えるときは、ディンプルの下をふわっと張りを持たせるよう意識すると立体的な存在感が出せるだろう。また、ノットの上部からくぼみの形を癖づけしておくことでディンブルが崩れにくくなるので、慣れてきたら試してみよう。

通夜や告別式などのお葬式では、ネクタイにディンプルは作らないのがマナーとされている。ディンプルはスーツを華やかにするオシャレの一種であるため、お葬式には相応しくないというのがその理由だ。せっかく礼服を着るからと、張り切ってネクタイにディンプルを作らないよう注意しよう。

葬儀でのネクタイの結び方については、ディンプルを作らないこと以外に明確なマナーはない。ただ、シンプルなプレーンノットが最も相応しいとされているので、併せて覚えておくとよいだろう。