1. ディンプルの作り方の前に
ディンプルの作り方を解説する前に、「ディンブルって何?」と思った方もいるかもしれないので説明しておこう。ディンプルとは、ネクタイのノット(結び目)の下に作るくぼみのことで、英語でdimpleはえくぼや小さなくぼみのことを指す。
ディンブルのないネクタイは平坦に見えるが、ディンブルを作ることで立体的になり、ネクタイの存在感を増すことができる。胸元がゴージャスに見えるため、対面の多いビジネスマンやスーツをオシャレに着たい場面では、ディンブルがあると相手からの印象がアップするとされている。
ディンプルには最もシンプルなセンターディンプル、くぼみが2つで華やかなダブルディンプル、遊び心のあるアシンメトリーディンプルと3つの種類があり、シーンによって選ぶのが基本だ。しかし、作り方によってはキレイな形にならなかったり、すぐに崩れてしまったりするのがディンプルの難点といえる。この先では、ディンブルの簡単な作り方と長持ちさせるコツを見ていこう。
ディンブルのないネクタイは平坦に見えるが、ディンブルを作ることで立体的になり、ネクタイの存在感を増すことができる。胸元がゴージャスに見えるため、対面の多いビジネスマンやスーツをオシャレに着たい場面では、ディンブルがあると相手からの印象がアップするとされている。
ディンプルには最もシンプルなセンターディンプル、くぼみが2つで華やかなダブルディンプル、遊び心のあるアシンメトリーディンプルと3つの種類があり、シーンによって選ぶのが基本だ。しかし、作り方によってはキレイな形にならなかったり、すぐに崩れてしまったりするのがディンプルの難点といえる。この先では、ディンブルの簡単な作り方と長持ちさせるコツを見ていこう。
2. ディンプルの簡単な作り方
ディンブルの作り方は一見難しく思えるが、普段ネクタイを使う方であれば、手順にひと手間加えるだけと意外と簡単だ。まずは基本的なディンプルの作り方を紹介しよう。
ディンプルの基本的な作り方
- ネクタイの結び目を緩く作る。ここまでは普段通り結べばOK
- センターディンプルの場合、指を使って結び目の下にくぼみをひとつ作る
- ダブルディンプルの場合、結び目の下をWの形に折りくぼみをふたつ作る
- 片手でくぼみを押さえながら、大剣と小剣を引っ張り締め上げていく
- くぼみが崩れないよう慎重に整えて完成
くぼみを作ったら片手でしっかり形をキープしながら、最後までゆっくりと締めていくのがポイントだ。センターディンプルの場合は指で真ん中を押さえ、ダブルディンブルの場合は両サイドをつまむように持つとやりやすいだろう。
ネクタイの結び方はどうする?
ディンプルを作る際のネクタイの結び方にとくに決まりはない。好みで選んでよいが、センターディンプル・アシンメトリーディンブルならプレーンノット、ダブルディンブルならボリュームのあるウィンザーノットやセミウィンザーノットが適しているとされている。初心者であれば、まずは自分が慣れた結び方からディンブルの作り方を練習するのがおすすめだ。
3. ディンプルの作り方のコツ
外出前にディンプルを作っても、時間が経つにつれ形が崩れてしまうことはよくある。そこで、ディンプルを崩れにくくする作り方のコツについても知っておこう。また、ディンプルを作る際の注意点にも触れておく。
作り方のコツ1:結び目の上部から折り目を付ける
結び目の下だけにくぼみを作っても、固定が弱く崩れやすい。そのため結び目の上部から折り目を作り、結び目の中~下まで折り目を通す状態にすると、折り目が固定され長持ちしやすくなる。両手を使ってしっかりクセを付けてからノットを締め上げていくと、崩れにくいディンプルが作れるだろう。
作り方のコツ2:芯地が入ったネクタイを選ぶ
芯地が入ったネクタイは、硬く張りがあるためディンブルのクセがつきやすい。また、ネクタイの素材は、シルクなど上質でシワになりにくいものだと、よりディンプルが長持ちしやすくなる。
ディンプルを作る際の注意点
- ナロータイはディンプルを作らない
細い剣先が特徴のナロータイは、スマートに付けるのが醍醐味だ。ディンプルは作らず細さを活かしてそのまま着用しよう。 - お葬式でディンプルはNG
ディンブルはネクタイをオシャレに見せるテクニックなので、お葬式では不謹慎だとされている。弔事ではディンプルは作らないのがマナーと覚えておこう。
結論
ディンプルの作り方は、最初のうちは難しく感じるかもしれないが、慣れてくればさほど手間なく作れるようになるはずだ。慣れるまでは繰り返し練習し、作り方を手で覚えてしまうとよいだろう。ディンプルがあることで、オシャレが分かっている人・デキる男という印象を与えることができるので、ぜひ実践してみてほしい。