1. マッシュヘアの特徴は重めの前髪

マッシュヘアは、丸みを帯びたやわらかな印象が人気のヘアスタイルだ。ここでは、マッシュヘアとはどういうものか、その特徴やメリットについて紹介しよう。
マッシュヘアとは
マッシュヘアの「マッシュ」とは、マッシュルームのことである。髪全体のシルエットに丸みをもたせ、まるできのこのように見えることからその呼び名がついたようだ。重めのトップに対し、えりあしや首回りは短めなので、全体としてはすっきりして見える。黒髪はもちろん、さまざまなカラーにも対応でき、直毛にもくせ毛にもよく似合う定番のスタイルだ。
重めの前髪で色気ただよう雰囲気に
マッシュヘアは、重めの前髪が特徴だ。一般的なマッシュヘアは、前髪をしっかりとおろして強調したスタイルが多い。アップバングが男らしくさわやかな印象になるのに対し、マッシュヘアの前髪は、ミステリアスで個性的な色気をただよわせる。
前髪の両端を長めにするのが最新マッシュ
マッシュヘアに限らず、ヘアスタイルは流行とともに少しずつ変わるものだ。韓流ファッションが流行した時期には、束感を抑えたストレートのマッシュが人気であった。前髪を直線的に切りそろえることで、アンニュイな雰囲気をかもしだしていたのだ。現在主流の最新版マッシュでは、前髪は両端を長めにするのが定番である。両端を内側にカールさせることで、フェイスラインをカバーしながら小顔に見せる効果もありおすすめだ。
2. マッシュヘアの前髪のセット方法

色気のある個性的な雰囲気を演出できるマッシュヘアだが、そのスタイリングは意外にも簡単だ。ここでは、マッシュヘアの前髪のセット方法を紹介しよう。
ドライヤーと手ぐしが基本
マッシュヘアの前髪は、ドライヤーと手ぐしで整えるのが基本だ。まずは髪全体をしっかり濡らし、ハネや寝ぐせを取り除こう。次に、タオルドライでボリュームを抑えたら、ドライヤーで全体を乾かしつつ、左右への毛流れを作る。続いて、前髪の両端を内向きの毛流れに整えていく。全体のシルエットが整ったら、スタイリング剤を少しずつつけ、毛流れをキープして完成だ。
束感にはアイロンも
前髪に束感をもたせたマッシュにしたい場合には、アイロンを使うのがおすすめだ。前髪の両端にストレートアイロンをあて、束にした状態で内向きの毛流れを作ろう。一方、マッシュ全体の束感を出すなら、カールアイロンがおすすめだ。ランダムに巻いていき、毛束を適度にクロスさせることで、クールなイメージのマッシュヘアになる。最新のマッシュは、前髪や全体の束感を出しすぎないのがポイントだ。アイロンを使うことで束感が出すぎた場合には、指で割いて束を細かく分けていこう。
3. 前髪をアレンジしたマッシュヘア

マッシュの前髪は、ずっしりと重めなのが特徴だ。逆に言えば、前髪を少し工夫することで、より個性的な雰囲気をもたせることもできる。ここでは、マッシュヘアの前髪アレンジを紹介しよう。
短め前髪のマッシュ
個性的なマッシュを目指すなら、あえて前髪を短くしてみよう。短くとは言っても、全体のシルエットを崩さないよう、眉上程度にするのがおすすめだ。重めのシルエットに抜け感をもたせることで、清潔感のある雰囲気に格上げできる。
ななめ前髪のマッシュ
前髪をななめにしたマッシュなら、知的な印象になる。全体の毛流れに沿って、前髪を左右どちらかに流してみよう。マッシュ特有の重め前髪でもかまわないが、時には額を出してみるのもありだ。適度な抜け感が重さをやわらげ、さわやかなイメージをもたせてくれる。
七三前髪のマッシュ
セクシーさを極めたければ、前髪を七三に分け、ジェルやグリースで固めたスタイルがおすすめだ。作り方は、セットの時点で前髪を後ろへ大きく流し、オールバックを作るイメージで立ち上げる。そのままスタイリング剤を髪の根元からたっぷりつけ、コームで七三を形作ろう。仕上げとして、分け目を中心にスプレーをふりかければ完成だ。
センターパートのマッシュ
マッシュの前髪アレンジで個性的なのは、センターパートだ。重め前髪が特徴のマッシュヘアだが、あえてセンターパートにして額を大きく見せることで、人とは違った個性を演出できる。作り方は、タオルドライでブローする際に、前髪を左右へ分けてクセをつけるだけだ。前髪が合わさることでサイド部分がもたつく場合には、アイロンを使い、リバース(後ろ)へ毛流れを作るのがよいだろう。
結論
マッシュヘアは、前髪をおろした重めの雰囲気が特徴のヘアスタイルだ。目にかかる程度の前髪が男の色気を感じさせ、個性的なイメージとなる。一方、重め前髪が定番だからこそ、少しのアレンジでより個性的に、あるいは親しみやすくできるのがマッシュの魅力だ。シーンや気分に合わせ、前髪をアレンジするのもよいだろう。