1. スカーフとネクタイの違いは?大きな違いは3つ

両方とも首に巻いて使うスカーフとネクタイだが、具体的な違いは何なのだろうか?最初に、スカーフとネクタイの違いについて解説していこう。
形状
スカーフとネクタイの最も大きな違いは形状だ。スカーフは正方形だが、ネクタイは細長い帯状の布である。この形状の違いから、結んだ時の印象も変わる。
目的
スカーフは、首に巻くだけでなく、頭につけたりバッグに結んだりして使用する、幅広いシーンで活用できるアイテムだ。一方、ネクタイは、主にワイシャツの首元に巻くために作られている。ネクタイにはさまざまな形状をした種類があるが、ほとんどが首元に装着するものだ。
素材
スカーフは、シルクや化学繊維製のものが多く、巻きやすいように薄い生地でできている。一方、ネクタイはシルクや化学繊維のほかに、麻やウール、ニットなどでできたものがある。また、ネクタイは厚みがあるほうがよいとされ、エレガントな膨らみを持たせているものがほとんどだ。
2. スカーフとネクタイの使い分けポイント

上品な雰囲気になるスカーフを、ビジネスシーンに取り入れたいと考えるメンズもいるだろう。ここからは、スカーフをネクタイの代わりにできるのか否かについて解説していこう。
スカーフはネクタイ代わりになる?
ビジネスシーンでスカーフを活用したい場合は、上品なアスコット結びであればネクタイ代わりに巻けるだろう。ただし、かしこまった場ではネクタイの方が適しているので、オフィスカジュアルが許されるシーンのみにしよう。オフィスカジュアルとしてスカーフを活用する場合は、巻いた端をワイシャツの中に入れるとよい。
また、ビジネスシーンでは柄や色選びを慎重に行う必要がある。ジャケットの色とバランス見ながら、上品なデザインを選ぼう。
また、ビジネスシーンでは柄や色選びを慎重に行う必要がある。ジャケットの色とバランス見ながら、上品なデザインを選ぼう。
3. ネクタイ代わりにスカーフをおすすめするシーン

「スカーフを使いたいけど、どのタイミングで取り入れたらいいのかがわからない」と悩んでいる男性に向け、着用をおすすめするシーンを解説する。
結婚式でスカーフを着用してもよい?
昼間の結婚式には、アスコットタイがおすすめだ。アスコットタイとは、一般的なネクタイよりも幅が広く、スカーフのような見た目が特徴である。フォーマルなシーンでは、ネクタイのようにシャツの外に巻くとよい。
カジュアルパーティー
スカーフのようなアスコットタイは、カジュアルなパーティーでも着用可能だ。リングで留めるタイプもあるので、アクセサリーのように使いたい方におすすめである。
カジュアルシーンでも大活躍
スカーフは、カジュアルなスタイルにも相性バツグンだ。Tシャツにスカーフをあわせるだけで、シンプルな装いをグッと華やかにできるだろう。ネクタイをあわせるようなカジュアルコーディネートであれば、スカーフでも代用可能である。
4. スカーフでネクタイ巻きの結び方

ここからは、ネクタイ代わりに使うスカーフの巻き方を紹介していこう。
ネクタイ結びのやり方
- 最初に、スカーフをバイアス折りにする。スカーフの裏面を上にして置き、上下の端を中央であわせる。
- 上下をそれぞれ半分に折る。
- さらに半分、もう半分...と折っていき、上下が重なったらバイアス折りのできあがりだ。
- スカーフを首にかけ、ネクタイを結ぶ時のように片方を長くする。
- 短い方に長い方を巻きつけ、端を首のループから上に出す。
- 端を結び目に通し、下から引っ張って形を整えたら完成だ。
アスコット結びのやり方
- スカーフをバイアス折りにする。
- バイアス折りにしたスカーフを首にかけ、片方を長くする。
- 短いほうに長いほうを巻きつけ、1回結ぶ。
- さらにもう1度短いほうに長いほうを巻きつけてから、端を首のループから上に出す。
- 端をそのまま前にたらし、形を整えたら完成だ。
結論
スカーフをネクタイのように使い慣れているというメンズは少ないだろう。だが、コーディネートに華やかさをプラスできるスカーフは、ぜひ毎日のファッションに取り入れてほしいアイテムだ。どのようなシーンでスカーフを取り入れたらいいのかわからない方は、この記事を参考にしてほしい。ネクタイの代わりにスカーフを取り入れて、よりおしゃれな毎日を楽しもう。