1. 結婚式のワイシャツは白があれば安心

結婚式は格式あるおめでたい席なので、マナーに沿った格好で出席したいものだ。30代以上になると、友人や知人としての出席に限らず、上司や部下、親族などさまざまな立場で出席する機会も増えるだろう。新郎新婦との関係や結婚式場の雰囲気などによってワイシャツは変えたほうがよいのだろうか。
基本は白いワイシャツでOK
白いワイシャツは結婚式に限らずフォーマルシーンにおいて基本の色なので、上司や親族、友人知人などどの立場で出席したときにも使える万能カラーだ。透明感や清潔感を演出できるため、どのような色を着用するべきか迷ったときには、白いワイシャツを選べば間違いない。
ビジネス用との使い分け
ワイシャツと一口に言っても、ストライプやチェックなどの柄物、襟の形や生地の違いなどさまざまな種類がある。ビジネスシーンで着用する際には、縫い目が大きく生地が厚いオックスフォード生地、起毛感のあるフランネル生地などのワイシャツを選ぶこともあるかもしれない。結婚式にはフォーマルな雰囲気のものを選び、ビジネス用のワイシャツは着用しないのが望ましい。
2. 結婚式のワイシャツの選び方

ワイシャツは、生地が違うだけでも印象が変わってくる。結婚式には白の無地がスタンダードではあるが、どのような生地が最適なのか、また柄物を選ぶのは正解なのだろうか。
光沢のある生地
結婚式で着用するワイシャツは、ブロード生地などなめらかで少し光沢感のある素材のものを選ぶと、上品かつフォーマル感がアップするのでおすすめだ。色は、白やパステルなど薄めの色が好ましい。黒や紺、青など濃い色は、暗いイメージを与えたり、新郎新婦より目立ったりする可能性がある。そのため結婚式には不向きな色とされているので気を付けたほうがよい。
また、半そでシャツもカジュアルな印象になるため結婚式には向いていない。暑い季節の結婚式では注意しよう。
また、半そでシャツもカジュアルな印象になるため結婚式には向いていない。暑い季節の結婚式では注意しよう。
ストライプや柄は注意が必要
色の対比があるストライプやチェックなどの柄物のワイシャツはカジュアルな印象になってしまう可能性があるため、フォーマルシーンには向いていない。
また、色づかいによって派手になりすぎて悪目立ちしてしまう場合があるので、なるべく避けたほうがよいだろう。少し柄が入っているものを選びたいときには、シャツと同系色で織り柄が入っているものを選ぶとよい。
また、色づかいによって派手になりすぎて悪目立ちしてしまう場合があるので、なるべく避けたほうがよいだろう。少し柄が入っているものを選びたいときには、シャツと同系色で織り柄が入っているものを選ぶとよい。
3. 結婚式で着用できるワイシャツの襟の形

ワイシャツにはさまざまな襟の形がある。結婚式にはどのような襟の形のワイシャツを選べばよいのだろうか。
レギュラーカラーやワイドカラー
基本は、襟の開きが狭いレギュラーカラーのワイシャツがおすすめ。装飾がなくシンプルな定番タイプのものが最適だ。レギュラーカラーに比べ襟の開きが広いタイプをワイドカラーと呼び、スポーツマンタイプや首の太いがっちり体型の人が選ぶとよい。
蝶ネクタイならウィングカラー
結婚式で蝶ネクタイを着用したいという場合は、立ち襟で襟先が鳥の翼のように折り返してある形のウィングカラーを合わせるとよい。さらにベストを着用すると、すっきりとして上品な着こなしができる。
ボタンダウンはNG
ビジネスシーンなどでよく見かける襟先にボタンがついているボタンダウンは、カジュアルな印象が強い。そのため結婚式には不向きなので、選ぶことがないよう気を付けよう。
4. 結婚式ホスト別のワイシャツの選び方

どの立場で結婚式に呼ばれるかによって、着用するワイシャツも少し変わってくる。ホスト別にワイシャツの選び方を紹介しよう。
親族や上司の結婚式
親族や上司の結婚式に呼ばれたときには、フォーマルに最も相応しい格式の高い白の無地のワイシャツを選ぶのがよい。一般的なブラックスーツとの相性も最適だ。シルクのようななめらかな質感のネクタイと合わせるとさらに上品な着こなしができるだろう。
友人や同僚
友人や同僚として結婚式に出席するときには、白のワイシャツを選べば間違いないが、サックスブルーや薄い色合いのパステルカラーでも問題ない。チーフや蝶ネクタイなど遊び心を入れたスタイルもおすすめ。
人と少しセンスの差を見せたいときには織り柄の入ったものを選べば、シンプルながら華やかな印象に仕上げることができる。ネクタイで遊び心を加えるのもよいだろう。
人と少しセンスの差を見せたいときには織り柄の入ったものを選べば、シンプルながら華やかな印象に仕上げることができる。ネクタイで遊び心を加えるのもよいだろう。
結論
結婚式には、白無地でレギュラーカラータイプのワイシャツが最も適しているといえる。さまざまなフォーマルシーンで使いやすい1着なので、1枚持っておくと安心だ。白無地のワイシャツを持っていない場合でも、しっかりポイントを押さえて選べばマナー違反になる心配はない。30代以上の大人の男性であれば、結婚式に適しているワイシャツがどのようなタイプなのか知っておくことも大切だ。