1. ワイシャツの選び方と袖などの長さの測り方
スーツに合わせるワイシャツをカッコよく着るためにはきちんとしたサイズ感のものを着用することがポイントだ。
ワイシャツの選び方
ワイシャツを着る目的は、スーツが汚れないようにワイシャツの袖でカバーするためだといわれている。そのため、ワイシャツ選びの際には、スーツのジャケットよりも少し見えるくらいを選ぶのが好ましい。
袖の長さは手首の骨の少し上や親指の付け根あたりを目安にするとよいだろう。袖が少し長いことで、スーツとのバランスが取れカッコよく見せることができ、動きやすくもなる。また、ワイシャツは綿素材が多いため、洗濯やクリーニングに出すと縮んでしまうことがある。そのため、購入するときには縮みも考慮しよう。
袖の長さは手首の骨の少し上や親指の付け根あたりを目安にするとよいだろう。袖が少し長いことで、スーツとのバランスが取れカッコよく見せることができ、動きやすくもなる。また、ワイシャツは綿素材が多いため、洗濯やクリーニングに出すと縮んでしまうことがある。そのため、購入するときには縮みも考慮しよう。
袖などの測り方
袖を測るときには、首の付け根部分から肩を通って手首の骨までの長さを測る。肩幅の半分と腕の長さを合わせたものを裄丈といい、これがワイシャツ購入時の袖の長さとなる。メジャーはピンと張りつめた状態ではなく、自然にゆとりがもてるくらいの感覚で測るとよい。ワイシャツを着るシーンにもよるが、ビジネスだと袖のボタンを止めることが多いため、手首回りの太さも測っておくと安心だ。
2. ワイシャツの上手な袖まくりの方法
暑いときや作業をするときなど、ワイシャツの袖まくりをすることもあるだろう。適当にまくるとシワがついたりだらしなく見えたりする場合もある。そうならないように上手な袖まくりの方法やコツを紹介しよう。
基本の袖まくりの方法
- 袖周辺のボタンをはずし、カフス幅で折り返す。だいたい7㎝くらいを目安にするとよいだろう。
- さらに2回ほど折り返す。肘が隠れるくらいがちょうどよい。
スマートに見せたいとき
- カフスの幅で折り返す。
- 2回目は、カフスの幅が半分くらいのところを折り返そう。
- 同じ幅で2~3回折り返すとすっきりした見た目に仕上がる。
大人っぽくみせたいとき
- 肘のあたりまで大きく折り返す。
- カフスの幅ほど折り返すのだが、袖口が少し見えるくらい残すのがポイントだ。
- 袖口をそのままにすると、マスターロール、袖口を少し外側に折り返すとミラノまくりというやり方になる。
上手に袖まくりのコツ
ワイシャツを袖まくりするコツは、肘を隠し折り返しの幅も太くしすぎないようにすることだ。折り返しすぎて肘が見えると子どもっぽい印象になったり、折り返す幅が太くなりすぎると野暮ったく見えたりする可能性もあるため注意しよう。
袖が長いときの応急処置方法
袖が長いワイシャツは、ボタンを付け替えたり、アームバンドやシャツガードルを使ったりすることで長さの調節ができる。
3. ワイシャツの袖汚れの取り方
ワイシャツの袖口は、襟と同様汚れがつきやすい箇所だ。袖汚れの落とし方と予防法を紹介する。
袖汚れの落とし方
袖汚れに有効な洗剤として、食器用洗剤や酸素系漂白剤、ウタマロ石鹸があげられる。また、ドラッグストアなどには袖汚れ専用の洗剤も販売されているので、そちらを利用してもよいだろう。
- 袖口を40~50度のお湯につける。
- 汚れている部分に洗剤を塗布する。塗りすぎるとシミの原因となることがあるため注意しよう。
- 汚れた部分をやさしくもみ洗いするか、ブラシでこする。ワイシャツが傷つかないように柔らかい毛先の物を使用すること。
- 洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う。
袖汚れの防ぎ方
赤ちゃん用のベビーパウダーを少量はたいたり、防水スプレーをかけたり、衣類用のスプレーのりを吹き付けたりすることで、ワイシャツの袖口の汗や皮脂汚れを防止することができる。
4. ワイシャツは袖以外もチェック!シーンごとに選ぼう
ワイシャツと一口にいっても、生地や柄などによってさまざまな種類がある。30代以上の大人の男性であれば、1枚をいろいろなシーンで着まわすのではなく、シーンごとに使い分けたいものだ。そこで、シーンごとのおすすめのワイシャツを紹介しよう。
ビジネスシーン
職業によって変わるが、襟の形はレギュラーかワイドを選ぶのが無難である。クールビズやカジュアルな装いを推奨している会社であれば、ボタンダウンでも構わない。色は白やパステルカラーがよいだろう。袖裏に別の生地が貼ってあるワイシャツなどもあるので、人と差をつけたいときにはそういったワイシャツを選んでもよいだろう。
フォーマルシーン
白無地で襟はレギュラーカラーが礼服に合わせるスタンダードなワイシャツだ。結婚式などの際には、ブロード生地など少し光沢のあるものを選ぶとよい。お葬式などの際には光沢感のないものを選ぼう。袖口にカフスボタンをするときには、黒色で留め具がシルバーの物を選ぶとよい。
パーティーシーン
パーティーシーンでは、雰囲気によって派手な格好でもよいのか、少し控えめな加工のほうがよいのかが変わってくるだろう。襟の形やワイシャツの色、生地までさまざまなタイプのものを合わせることができるので、ワイシャツとともにスーツや靴などを合わせてトータルコーディネイトを楽しむことも可能だ。
リクルート
リクルートの際には、白無地レギュラーカラーのワイシャツを着用しよう。柄物やボタンダウンなどはカジュアルな印象を与えてしまう可能性がある。フォーマル同様、白無地レギュラーカラーでスーツの袖口から少しワイシャツが見えるくらいのサイズ感のものを選ぶと、きちんとした印象を持ってもらえるはずだ。
結論
上手なワイシャツ選びは、30代以上の大人の男性の基本の身だしなみのひとつといっても過言ではない。スーツの中に着るからといって適当に選ぶのではなく、袖の長さや使うシーンによって使い分けるなどこだわりを持って選びたいものだ。この記事を参考にして、ぜひ自分にあったワイシャツを見つけてほしい。