1. 内転筋トレーニングって効果がある?

股関節内転筋トレーニングにはダイエットの効果が期待できる。ここでは、その股関節内転筋トレーニングの効果について解説していこう。
ぽっこりお腹の解消
まずは、ぽっこりお腹の解消が期待できる。「なぜ股関節内転筋トレーニングとお腹痩せに関係があるの?」と思われるかもしれないが、股関節内転筋とぽっこりお腹には深い関係があるのだ。股関節内転筋と骨盤底筋群・腹横筋には連結があることがわかっている。つまり、股関節内転筋が収縮すると骨盤底筋群・腹横筋も活動するということだ。骨盤底筋群は骨盤の位置を正してくれるうえに、腹横筋はお腹に力を入れて内蔵の位置を整えてくれる働きがある。そのため、ぽっこりお腹が解消されるという仕組みだ。一見太ももとお腹には関係がないように思われるが、しっかりとした関係性があるのだ。
内ももの引き締め効果
次に、内ももの引き締め効果が期待できる。股関節内転筋とは「恥骨筋」「大内転筋」「長内転筋」「短内転筋」「薄筋」の5つの筋肉がひとつのまとまりになった筋肉である。これら股関節内転筋は鍛えると肥大するのではなく、引き締まる筋肉だ。したがって、股関節内転筋トレーニングを行うと、おのずと内ももが引き締まってくる。股関節内転筋トレーニングを行っていけば、デニムやスキニーパンツも余裕をもって履きこなせるようになるだろう。ぶよぶよの太ももとはおさらばできる。
2. 内転筋トレーニングってどうやればいい?

ここでは、股関節内転筋トレーニングのやり方について説明する。さまざまなトレーニング方法を集めたので、ぜひ参考にして股関節内転筋を鍛えていってほしい。頻度としては、週3日くらいがよいだろう。無理のない範囲で股関節内転筋トレーニングを行ってほしい。
ワイドスクワット
ワイドスクワットは、股関節内転筋トレーニングの代表格である。足を広げてスクワットをするだけだが、かなりの負荷がかかる。自重で物足りない方はダンベルを両手で持って行ってもいいだろう。
- 肩幅以上に両足を広げる。
- 腰を落としてスクワットをする。
- 太ももが床と平行になったら、ゆっくりと腰を持ち上げる。
- 1~3を20回3セットを目安に行う。
ポイントとしては、股関節内転筋に意識を向けることだ。つま先を外側45度に向けてワイドスクワットをすると股関節内転筋に負荷がかかりやすくなる。
アイソメトリックスレッグアダクション
アイソメトリックスレッグアダクションは、横向きに寝転がって行うトレーニングだ。ピンポイントで股関節内転筋を鍛えられる。
- 横向きで寝転がる。
- 上側の足を4の字に曲げて前方に持ってくる。
- 下側の足を垂直に持ち上げる。20回3セットを目安にこの動作を繰り返す。
ポイントとしては、しっかり身体を横に向けることだ。とくに骨盤が横を向いていないと股関節内転筋が鍛えられないので注意してほしい。
レッグオープン
レッグオープンは、あお向けに寝転がって両脚を持ち上げて股を開くトレーニングだ。股関節内転筋だけでなく体幹も鍛えられる。
- あお向けに寝転がる。
- 両脚をそろえて持ち上げる。床と45度くらいの角度でよい。
- 左右に足を広げていく。限界まで広げたら、からだの中心で足をそろえる。
- 3の動作を20回3セット行う。
3. 内転筋トレーニングにおすすめアイテムは?

最後に、股関節内転筋トレーニングにおすすめのアイテムを紹介する。股関節内転筋ダイエットは、アイテムを使うことでその効率がアップする。ぜひこれからお伝えするアイテムを使ってトレーニングを実践してみてほしい。もちろん、股関節内転筋トレーニング以外にも使えるので汎用性は高い。
バランスボール・ボール
バランスボールまたはボールは、両脚で挟んで股関節内転筋を鍛えられる。「レッグスクイーズ」などがバランスボールを使った股関節内転筋トレーニングの代表格だ。弾力性があって軽く、ケガをするリスクも少ない。一家に一つあっても損はないだろう。
ダンベル
ダンベルは「ワイドスクワット」や「サイドランジ」で使える。両手で持ってトレーニングするだけで下半身に負荷がかかるので、便利だ。注意点としては、落としたり重すぎるものを使うとケガのリスクにもなることだ。しかし、トレーニングアイテムとして汎用性が高いので重宝できる。
イス・台
イスや台などは「サイドプランク」というトレーニングで股関節内転筋を鍛えられる。わざわざ購入しなくても自宅にあるものを使えばよい。
結論
股関節内転筋トレーニングについて解説した。股関節内転筋ダイエットを行うと、自然とぽっこりお腹が解消し、内ももが引き締まるだろう。今回紹介したトレーニング内容をぜひ実践してほしい。また、股関節内転筋トレーニングに使えるアイテムもお伝えした。気になった方はぜひ購入を検討してみてほしい。