ふくらはぎのむくみの原因はなに？対処法や予防法を紹介

1. 痛い時もある？ふくらはぎのむくみの原因とは？
2. ふくらはぎのむくみにはマッサージやサポーターで対処しよう
3. ふくらはぎのむくみを防ぐ方法とは？

1. 痛い時もある？ふくらはぎのむくみの原因とは？

人間の身体は、心臓から全身に血液を送っており、足元に流れてきた血液はふくらはぎの筋肉を使って心臓に戻されている。

ところが血液を循環させるための大切な役割を担っているふくらはぎの筋肉が、なんらかの理由で上手く循環できなくなると、血液がふくらはぎで停滞してしまいむくみを生じるのだ。このなんらかの理由として考えられる原因はいくつかあるので紹介しよう。

長時間同じ姿勢である場合

デスクワークや立ち仕事など長時間同じ姿勢を続けていると、ふくらはぎの動きが減少し、むくみが生じてしまう。

運動不足により筋力が低下している場合

普段あまり運動をしない人はふくらはぎの筋力が衰え、血液を循環させるためのポンプ機能が上手く働いていない可能性がある。頻繁にふくらはぎが疲れる人や、長時間正座ができないという人は、自覚が無くてもむくみの症状が出ているのかもしれない。

塩分の摂りすぎ

塩分は体内に水を抱え込むという性質がある。過剰摂取しすぎると余分な水分まで貯めこんでしまい、ふくらはぎや足首にむくみを生じやすくなる。味が濃いおかずやインスタント食品には十分注意が必要だ。

そのほかにも、アルコール摂取によるものや水分不足によるものなど、さまざまな原因が考えられるだろう。

2. ふくらはぎのむくみにはマッサージやサポーターで対処しよう

ふくらはぎのむくみがとれると、全体の代謝が上がるため頭痛や肩こり、腰痛などの予防にもつながるだろう。また、むくみが解消されると太りにくく痩せやすい体質に変化することもあるため、ふくらはぎにむくみを感じる人は、放置せずにしっかり対処していただきたいものだ。ここではむくみの対処法を紹介する。

対処法1：マッサージを行う

ふくらはぎのマッサージを行うことで、血流がよくなりむくみが改善しやすくなる。マッサージ効果をより高めたいときには、血行がよくなる入浴後に行うのがおすすめだ。

対処法2：高い位置に足を上げる

ふくらはぎは、重力の影響からむくみやすい箇所ともいえるだろう。そこでおすすめしたい対処方のひとつが、高い位置への足上げだ。椅子に座った状態なら、オットマンなどを活用して足を水平にしてみたり、床に寝た状態ならベッドや壁に足を立てかけたりしてみるとよい。足元に溜まった血液が循環して、スッキリするだろう。

対処法3：サポーターなどのグッズを利用する

マッサージをする時間がないという人には、サポーターなどのグッズを活用してみるのがおすすめだ。伸縮性のある生地でふくらはぎを着圧すれば、筋肉の動きをサポートし、むくみを解消しやすくなるだろう。

ほかにもふくらはぎのむくみの解消法としては、ストレッチやツボ押し、食事改善などが挙げられる。自分のやりやすい方法で、ぜひ試してみてほしい。

3. ふくらはぎのむくみを防ぐ方法とは？

ふくらはぎをむくみにくくする予防法を紹介する。

適度な運動で筋肉量を増やす

運動不足で筋肉量が低下している人は、適度な筋肉をつけよう。血液循環をスムーズにし、むくみを予防できるのでおすすめだ。筋肉は熱を作る性質もあるため、体温がアップし冷え性の改善にも効果的である。

定期的にストレッチを行う

デスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢で作業を行っている人は、ふくらはぎをこまめにストレッチするとよいだろう。座ったままできる簡単なストレッチを毎日の習慣にするだけでも、むくみの予防につながるのである。

塩分を控える

塩分の過剰摂取は体内に多くの水分を溜め込み、ふくらはぎがむくみやすくなるため、なるべく控えたいものである。外食やコンビニ弁当、インスタント食品にはたくさんの塩分が含まれているため、できれば自炊した食事を摂ることが望ましいだろう。

結論

ふくらはぎのむくみが生じたときは、さまざまな原因が考えられるため、放置せずにしっかり対処していきたいものだ。もし、日を増すごとにむくみや痛みが強くなってきた場合は、無理をせず病院を受診するようにしよう。