目次
1. ヨーグルトを夜に食べるとどんな効果が期待できる?

朝に食べられていることが多いヨーグルトだが、夜に食べることでどのようなメリットがあるのだろうか。本項では、夜ヨーグルトのさまざまな効果について解説していこう。
腸内環境改善・ダイエット効果
人間の腸が最も活動的になるのは、1日のうち、夜22時~2時にかけての時間だ。そのため、腸の調子を整えてお通じ解消を目指すには、夕食の時間帯に食べるものがカギとなる。おすすめは、善玉菌が豊富に含まれている食材を摂ることだ。善玉菌には腸内環境を整えて、お通じ改善をサポートする効果が期待できるからである。善玉菌が摂取できる食材はたくさんあるが、その中でも乳、とくにおすすめしたいのがヨーグルトだ。ヨーグルトは腸内環境改善に役立つ乳酸菌や乳糖が含まれているだけではなく、手軽に食べられて腹持ちもよい。おまけにカロリーも高くないので、ダイエット中に食べるには持ってこいの食材といえる。
安眠効果
夜のヨーグルトは眠りの質を高めたい人にもおすすめだ。というのも、ヨーグルトに含まれるカルシウムには、交感神経の働きを抑えて気持ちをリラックスさせる効果があるからだ。就寝時間の3~4時間前、つまり夕食の時間帯にヨーグルトを食べることで、安眠効果を高めることが期待できるといえる。
虫歯予防
ヨーグルトに含まれる善玉菌は、腸内環境だけではなく、口内環境を整えることにも役立つ。とくに睡眠時は口内の悪玉菌が繁殖しやすいため、善玉菌の摂取がかなり効果的だ。菌の繁殖を抑制できれば、虫歯などの口内トラブル予防にも効果が期待できる。
上記の効果のほかにも、夜にヨーグルトを食べることで骨の形成をサポートしたり、ピロリ菌や胃酸から胃を守ったりする効果が期待できる。また、腸内環境が整うことで肌の調子もよくなるので、肌トラブルが多い男性にも夜ヨーグルトはおすすめといえる。
上記の効果のほかにも、夜にヨーグルトを食べることで骨の形成をサポートしたり、ピロリ菌や胃酸から胃を守ったりする効果が期待できる。また、腸内環境が整うことで肌の調子もよくなるので、肌トラブルが多い男性にも夜ヨーグルトはおすすめといえる。
2. ヨーグルトは朝と夜のどっちに食べるのがいい?

夜にヨーグルトを食べるメリットを前項では解説した。では、朝と夜のどちらに食べるのがよいのだろうか。
目的に合わせる
ダイエット目的やお通じ改善を目指すのであれば、ヨーグルトは朝よりも夜に食べるほうがおすすめといえる。人間の体のサイクルは、夜食べたものを朝に排泄するのが一般的だ。そのため、朝のお通じに向けて腸が働く夜間を狙ったほうが、よりスムーズな排泄を促すことができる。もちろん朝にヨーグルトを食べるのも体にとってはいいことだが、空腹時は胃酸の分泌量が多く、善玉菌が腸に届きにくいため、ダイエットには向いているといえない。何を目的にヨーグルトを食べるかによって、朝か夜かタイミングを選ぶようにするとよいだろう。
3. ヨーグルトを夜に食べる場合の適切なタイミングや量は?

夜にヨーグルトを食べるといっても、食べる時間や量などが気になるという方も多いのではないだろうか。夜にヨーグルトを食べる場合のベストなタイミングや量について解説しよう。
ヨーグルトは夜の21時までに食べるのがおすすめ
ヨーグルトを夜に食べる場合は、腸が活発に動き出す22時前を狙うのが鉄則だ。遅い時間に食べることで肥満の原因にもつながるので、ヨーグルトは21時までに食べるように心がけよう。また、食べるタイミングとしては、食前よりも食後がおすすめだ。食後、胃酸が薄まった状態でヨーグルトを食べると、乳酸菌が生きたまま腸に届きやすくなり、より腸内環境の改善に効果をもたらしてくれる。ダイエット効果をしっかり感じたい人は、就寝時間の3~4時間前に夕食をとり、食後すぐにヨーグルトを摂取しよう。
夜ヨーグルトの適切な量は?
夜に食べるヨーグルトの量は、100~200gを目安にするのがおすすめだ。適量は120g前後だが、ダイエット中であれば食事量を減らしてヨーグルトの摂取量を増やすのも効果的といえるだろう。
4. ヨーグルトを夜に摂取する際の注意点は?
最後に、夜ヨーグルトを摂取する際の注意点について紹介しよう。
夜ヨーグルトはカロリーや糖質に注意
ヨーグルトを夜に摂取する場合は、カロリーや糖質に注意することが必要だ。加糖タイプのヨーグルトはカロリーが高く、糖質も多く含まれているため、夜の摂取には不向きといえるだろう。おすすめとしては無糖タイプや無脂肪または低脂肪のヨーグルトを選ぶことだ。
自分に合った善玉菌を選ぼう
ヨーグルトを選ぶ際には、含まれている善玉菌の種類がわかるヨーグルトを選ぶとさらによい。ヨーグルトに含まれる善玉菌は何種類もあり、人によって合うものと合わないものがあるからだ。継続的にヨーグルトを食べているのにダイエット効果やお通じ改善が見られない場合は、ヨーグルトに含まれる善玉菌が腸に合っていない可能性が高い。そんな時は同じヨーグルトを食べ続けずに、別の商品に変えてみるのがおすすめだ。うっかり効果の薄いヨーグルトを食べ続けてしまわないように注意しよう。
結論
夜のヨーグルトは腸内環境を整えるだけではなく、質のよい睡眠をサポートしたり、虫歯予防に効果を発揮してくれたり、身体にとっていいこと尽くしだ。ただ、毎日摂取することが重要なので、糖分が含まれているヨーグルトは避けるようにしたい。どうしても甘さが足りない場合には、はちみつやきな粉、果物を加えてみるのもおすすめだ。ぜひ組み合わせのバリエーションも楽しみながら、夜ヨーグルトを続けてみてはいかがだろうか。