1. にきびを治すには食べ物も大切
にきびを治すためには、生活習慣を見直す必要がある。その中でもとくに食生活は大きく関わっており、洗顔などのスキンケア同様にきびケアの基本だ。まずはにきびのできる原因や、できやすい箇所を紹介する。
にきびの出来る根本的な原因
にきびはさまざまな理由でできるが、根本的な原因は毛穴詰まりが発生し、その毛穴の中でアクネ菌が増殖し炎症を起こすことで引き起こされるといわれている。毛穴詰まりは、寝不足や、ストレス、食生活の乱れなどの要因で皮脂の過剰分泌や乾燥などが起こり、肌のターンオーバー が乱れることで起こりやすくなるといわれている。
にきびの出来やすい箇所
おでこから目の間にかけてのTゾーンは皮脂が多くにきびができやすい箇所である。また顎などのフェイスラインの肌は髭剃りでデリケートになりやすい場所だ。ほかにも口周りや頬など、にきびはあらゆる箇所にできる可能性がある。
にきびの原因である毛穴詰まりは、食生活を整えることで改善する可能性がある。次項では実際に肌によい食べ物を紹介していこう。
にきびの原因である毛穴詰まりは、食生活を整えることで改善する可能性がある。次項では実際に肌によい食べ物を紹介していこう。
2. にきびにおすすめの食べ物とは
にきび予防におすすめの食べ物は数多くある。肌によい栄養を知り、その栄養素をバランスよく摂ることで、体の内側からにきびを予防していってほしい。
肌によい栄養素
- タンパク質
タンパク質は肌を構成している成分だ。肉や魚、卵、大豆、乳製品などに多く含まれている。 - ビタミン類
ビタミンはさまざまな種類があるが、ビタミンCは紫外線などによる肌の酸化を防ぎ、コラーゲンの元となる。とくにおすすめなのはビタミンB2とB6だ。ビタミンB2はたんぱく質の働きに関係していており、皮脂の分泌をコントロールしてくれる。ビタミンB6は免疫力を高める効果もある。どちらも皮脂線と関係しているのでニキビケアには欠かせない。 - 食物繊維
腸内環境は肌の健康とも大きく関係している。その腸内環境を整えてくれるのが食物繊維だ。穀物、イモ類、豆類、野菜・果物、海藻類などの食べ物に多く含まれている。
上記の栄養素は肌の健康に不可欠な栄養素で、にきびにも効果のある食べ物といわれている。このような食べ物をバランスよく摂ることで、にきびだけでなく、肌や身体全体の健康にもつながるので、食生活を見直すことには大きなメリットだろう。
3. にきびに悪い食べ物とは
では逆に、にきびに悪い影響を与える可能性のある食べ物や食生活はどのようなものだろうか。本項では、大きく3つのタイプに分けて説明する。
脂物中心の食生活
2017年に実施されたクラシエ製薬の「皮膚科医調査」の中で、にきびを悪化させる悪習慣としてトップに選ばれたのが脂っこいものを好んで食べる習慣だ。過剰な脂質は、皮脂の過剰分泌を引き起こし、毛穴詰まりからにきびができる原因となる。揚げ物などの油物や、脂肪分の多い肉などは控えめにしよう。
糖分の過剰摂取
糖分も、脂質と同じく皮脂を作り出す元となるため、取りすぎは控えたほうがよいだろう。チョコレートやスナック菓子など日常的に摂取する習慣がある場合は、頻度や量を見直すようにしよう。
食事のタイミング
食べ物だけでなく、食事のタイミングにも気をつけた方がよいだろう。朝、昼、晩の食事を決まったタイミングで摂ることで内臓の機能を正常にすることができる。また寝る前3時間は食事をしないことで内臓を休ませてあげることもできるのだ。
上記の3つがにきびに食生活のタイプだ。にきびによいとされる食べ物をバランスよく摂取することに加えて、にきびに悪い食べ物や習慣をやめることにも合わせて取り組むとより効果を高めることができる。
上記の3つがにきびに食生活のタイプだ。にきびによいとされる食べ物をバランスよく摂取することに加えて、にきびに悪い食べ物や習慣をやめることにも合わせて取り組むとより効果を高めることができる。
結論
にきびには食べ物や食生活が大きく関係していることが分かっただろう。にきび予防には洗顔やにきび薬などの身体の外からのスキンケアに加えて、食生活や、睡眠、ストレスを溜め込まないなどの生活習慣の改善で内側からケアを行うのがより効果的だ。その中でも本記事で紹介した食生活に関しては今日からすぐに始めることができ、にきび以外の身体の健康にもつながるのでぜひ試してほしい。