1. ニキビなどの出来物や肌荒れの原因は?アレルギーや誤ったスキンケアなども
肌に発生した出来物や肌荒れは、すべてがニキビだというわけではない。アレルギーが原因で発生するものもある。ニキビとアレルギー性の肌荒れについて、それぞれ詳しく見ていこう。
ニキビ
ニキビは何らかの原因で詰まった毛穴に皮脂が溜まり、その中で菌が増殖することで起こる。毛穴は誤ったスキンケアや乱れた生活習慣、ストレスなどさまざまな理由で詰まるので、考えられる原因を解消していくことが重要だ。
毛穴が詰まって皮脂が溜まった状態は「白ニキビ」と呼ばれ、ニキビの初期段階だ。この段階で対処することが望ましい。白ニキビの中で菌が増えて炎症を起こった状態を「赤ニキビ」、毛穴の中にある皮脂が酸化したものを「黒ニキビ」と呼ぶ。
毛穴が詰まって皮脂が溜まった状態は「白ニキビ」と呼ばれ、ニキビの初期段階だ。この段階で対処することが望ましい。白ニキビの中で菌が増えて炎症を起こった状態を「赤ニキビ」、毛穴の中にある皮脂が酸化したものを「黒ニキビ」と呼ぶ。
アレルギー
アレルギーが原因で肌荒れが起こることもある。この症状が発生するのは誰の体内にもある「免疫」が働くためだ。免疫は外部から体内に侵入してきた異物を排除する働きをしており、通常であれば病原体や細菌などに対して反応する。しかし、身体に害のない物質に対しても排出するように働いてしまうことをアレルギー反応という。このアレルギー反応が肌の上で起こると、炎症を起こして肌荒れになるのだ。
2. ニキビが治らない場合は花粉や食物アレルギーの可能性もある
ニキビがなかなか治らない場合は、アレルギー性の肌荒れを疑う必要があるだろう。アレルギー性の肌荒れといっても、発生のきっかけになるものは人によってさまざまだ。代表的なものとしては、カビや花粉などの浮遊している物質が肌に触れてできるものや、アレルゲンとなる食品をとることで起きるもの、化粧品や金属などが触れたことによるものなどがある。何のアレルギーか分からない人は、皮膚科での検査をおすすめする。
アレルギーの出方は肌のバリア機能次第?
アレルギー性の肌荒れは、肌のバリア機能が弱っていると起こりやすくなる。肌のバリア機能が弱るとニキビもできやすくなるので、肌のバリア機能を保つことが健康な肌への近道といえるだろう。後ほど肌のバリア機能を守る方法を紹介するので参考にしてほしい。
顔ダニが原因の場合も
「顔ダニ」がアレルギーの原因になっている場合もある。顔ダニは誰の皮膚にもいて、皮膚の環境を保っている。しかし、顔ダニが増えすぎるとアレルギー反応を起こし、肌荒れに繋がる可能性がある。また、顔ダニの死がいが毛穴に詰まることで、ニキビの原因にもなるのだ。
3. ニキビの原因が何かのアレルギーなのかは「検査」でわかる
肌荒れがニキビかアレルギー性なのかは、皮膚科で行う検査でわかる。なかなかニキビが治らない場合は、一度医師に相談しよう。ニキビでもアレルギー性の肌荒れでも、適切な指導を受けることができるはずだ。
アレルゲンの特定はアレルギー検査で
アレルギー性肌荒れの原因は「アレルギー検査」によって特定することができる。アレルギー検査は、採血やパッチテストによって行うことが多く、結果はおよそ1週間~10日ででる。調べることができるアレルゲンの数や料金は病院によって違うので、主治医としっかりと相談しよう。
4. ニキビやアレルギー等で悩まないための方法
前記したようにニキビやアレルギー性肌荒れで悩まないためには、肌のバリア機能を保つことが重要だ。肌のバリア機能は外部からの刺激や紫外線などの「外的要因」と、生活習慣などの「内的要因」の両方から影響を受ける。外側と内側から改善していくことで、ニキビやアレルギー性肌荒れの予防にも治療にもなるので、それぞれを詳しく見ていこう。
外的要因
肌のバリア機能を保つためには、外部からの刺激を防ぐことが重要だ。むやみに顔を触ったり、洗顔をする時にゴシゴシとこすったりすることは刺激となるので避けよう。紫外線も肌にダメージを与えるので、外出時は帽子や日焼け止めを活用したい。
また、見落としがちなのが髪による刺激だ。髪がおでこや頬に当たるようなヘアスタイルは、肌荒れの原因になるのでおすすめしない。
また、見落としがちなのが髪による刺激だ。髪がおでこや頬に当たるようなヘアスタイルは、肌荒れの原因になるのでおすすめしない。
内的要因
睡眠不足やストレス、偏った食生活なども肌のバリア機能が低下させる要因になる。生活習慣を見直し、できる限り改善しよう。
ひどい場合は皮膚科や市販薬も
ニキビやアレルギー性肌荒れが長引いたり、痛みやかゆみがあったりする時は皮膚科を受診することが望ましい。忙しくなかなか受診ができない場合は、市販の治療薬もあるので検討しよう。
結論
顔にできる出来物や肌荒れがすべてニキビだというわけではなく、アレルギーが原因になっている可能性もある。何が原因なのかは皮膚科で検査することで判明するので、肌荒れが治らない場合は受診をしよう。また、アレルギー性の肌荒れは肌のバリア機能が低下することで症状が出やすくなるので、日々の過ごし方を見直すことが重要だ。