1. ベンチプレス200kgは日本人で上げられる?

上級者レベルである100kgをはるかに上回るベンチプレス200kgという数値だが、これを日本人が上げることは可能なのだろうか?結論からいうと、「可能ではあるが、上げられるのはほんの一握りだけ」である。というのも、半分の重量であるベンチプレス100kgを上げられる方の割合が人口の1%にも満たないといわれており、倍の200kgともなると、大会で優勝するようなトップクラスに位置する有名選手に限られるからだ。200kgを上げるというのは、想像以上に難易度が高いのである。
ベンチプレス200kgがいかに凄い数値であるかを知ってもらうために、各重量のレベルについて次のようにまとめたので参考にしてみてほしい。
ベンチプレス200kgがいかに凄い数値であるかを知ってもらうために、各重量のレベルについて次のようにまとめたので参考にしてみてほしい。
40~60kg
40kgは日本人男性の平均重量である。とくに運動をしていなくても上げられる重量であるため、初心者レベルといえる。筋トレを開始すればすぐにクリアすることが可能だ。
60~90kg
筋トレを本格的に初めて半年から1年ほど経てば多くの方がクリアできる脱初心者~中級者レベルである。身体も見違えるほどたくましくなっており、一目で鍛えていることがわかる。
100~120kg
クリアするまでに2~3年、もしくはそれ以上の期間を要する上級者レベルである。トレーニング方法だけでなく、サプリやプロテインについても深い知識が必要となる。
120~150kg
プロアスリートと肩を並べるレベルであり、ジムによっては1番になることも。到達するには長い年月をかけて鍛える必要があり、体格によっては限界を迎えてしまう方もいる。
150kg~200kg
ここまでくると、日本でもトップクラスに入るレベルである。体格はもちろんのこと、才能も必要となる。
2. ベンチプレス200kgの記録とは?

持ち上げることができれば、日本でもトップクラスに入るベンチプレス200kg。次は、その記録について紹介しよう。
ベンチプレスの日本記録
階級別ベンチプレスの日本記録は次のとおりである。(2021/5/31現在)
59kg級→168.5kg
66kg級→202.5kg
74kg級→226kg
83kg級→222.5kg
93kg級→240kg
105kg級→230kg
120kg級→275kg
120kg超級→242.5kg
日本人の体型で多い60kg台においては、日本記録でやっと200kgを少し上回る数値となっている。このことからもベンチプレス200kgの凄さがわかってもらえるだろう。ちなみに、世界記録はロシア人のリル・サリチェフが2015年に樹立した335kgである。これは、日本人の平均重量である40kgの8倍以上もの重量を持ち上げていることになる。
59kg級→168.5kg
66kg級→202.5kg
74kg級→226kg
83kg級→222.5kg
93kg級→240kg
105kg級→230kg
120kg級→275kg
120kg超級→242.5kg
日本人の体型で多い60kg台においては、日本記録でやっと200kgを少し上回る数値となっている。このことからもベンチプレス200kgの凄さがわかってもらえるだろう。ちなみに、世界記録はロシア人のリル・サリチェフが2015年に樹立した335kgである。これは、日本人の平均重量である40kgの8倍以上もの重量を持ち上げていることになる。
3. ベンチプレス200kgを上げるためには何をすればいい?

ベンチプレス200kgを上げるには、正しいフォームを身に付けたり食事やトレーニング方法を見直したりすることも大切であるが、それ以上に重要なのが「トレーナーをつけること」である。トレーナーをつけることで次のようなメリットが得られる。
効率よく鍛えられる
自己流でベンチプレス200kgを上げるための正しいトレーニングを実践するのは難しく、やり方によっては効果を得られないおそれもある。トレーナーをつけることで正しいトレーニングを学ぶことができ、効率よく鍛えることができるようになる。
しっかり追い込める
トレーニングで筋肉を追い込むことは、ベンチプレス200kgを目指すにあたり非常に重要なポイントである。トレーナーをつけることで、一人では上げられない状態からサポートをしてもらえるため、極限まで追い込むことができる。
モチベーションを維持しやすくなる
きついトレーニングで心が折れそうになることもあるが、トレーナーの支えがあることで目標を再認識し、モチベーションを維持することができる。
結論
ベンチプレス200kgを持ち上げることがいかに凄いことであるかわかっていただけただろう。達成するには日本でもトップクラスの実力が必要であり、厳しい練習はもちろんのこと、恵まれた体格や才能といった要素も欠かせない。これから200kgを目指す方は自己流ではなく、専門知識を備えたトレーナーをつけるなどして地道な努力を積み重ねてほしい。