ベンチプレス80kgのレベルはどれくらい？上げるための方法も解説

ベンチプレスで80kgを上げられる人は、「中級以上のレベル」に到達しているといえるだろう。日本人男性の平均重量が約40kgであり、その2倍にもあたる重量を持ち上げられることからも、初級～中級レベルはすでに超えているといっても過言ではない。とはいえ、上級レベルである100kgにはまだまだ及ばないため、中級～上級レベルのあいだと認識してもらえるといいだろう。

ベンチプレス80kgともなると中級レベル以上であるため、当然ながら身体を鍛えていない一般人が上げることはほぼ無理である。ベンチプレス80kgは、日頃から本格的に筋トレを行っており、かつ、ある程度長期に渡り継続している人が上げられる重量といえる。

参考までにベンチプレスにおける重量ごとのレベルを以下にまとめておく。

各重量のレベルについては、日本人の平均体重である60～65kgをベースにしている。

筋トレに励む人のなかには、高重量のベンチプレスを持ち上げることへの興味のほかにも、身体の変化に対する興味を抱いている人も多いだろう。次は、中級レベル以上であるベンチプレス80kgを達成できた場合、身体の見た目がどのように変化するのかについて解説していこう。

筋トレを積み重ねていき、脱初心者レベルであるベンチプレス60kgをクリアすると、目に見えて筋肉が大きくなっていくのを感じられるようになってくる。80kgに到達する頃には大胸筋の厚みもかなり増しており、筋肉のラインがくっきりと見えるようになるだろう。

ベンチプレス80kgレベルになると、周囲も身体の変化に気づくようになる。Tシャツの上からでも筋肉が盛り上がっていることがわかるため、日頃から貪欲に練習に励んでいるのだろうといった印象を与えることができる。

最後に、ベンチプレス80kgを上げるためにやるべきことについて解説する。正しい鍛え方がわからない人や、停滞期で記録が伸び悩んでいる人は参考にしてみてほしい。

ベンチプレス80kgをクリアするための筋肉の鍛え方だが、初心者レベル（40kg前後）からチャレンジする場合、10回3セットのメニューで取り組むのがおすすめだ。重量の目安としては、3セット目をなんとかクリアできるような重さを設定するといいだろう。

そして、60kgに到達したあたりからは、10回3セットに加えて3～5回3セットを交互に取り入れていくことをおすすめする。重量に関しては、10回3セットの日はこれまでどおりのやり方で継続し、3～5回3セットの日は少し高めに設定する。例えば、10回3セットの日に70kgを上げているのであれば、3～5回3セットの日は75kgに設定するといった具合である。メニューに変化を加える理由は、同じ練習法を続けていると筋肉が徐々に刺激に慣れていき停滞する恐れがあるからだ。効率よく筋肉を発達させるためには、変化を加えて新たな刺激を与えることも重要なのである。

ベンチプレス80kgをクリアするためには、適度な休養と栄養補給も重要だ。筋トレは毎日行うのではなく、2～3日の休養を挟みながら行うようにしよう。筋肉は毎日刺激を与え続けるよりも、間隔を空けながら鍛えたほうが成長も早く、パフォーマンスの向上にもつながる。そのため、急いで結果を求めて無理をするのは禁物である。

栄養補給に関しては、筋肉の成長に欠かせないタンパク質をしっかり摂るためにもプロテインは必須である。筋肉が発達するにつれて、維持するための栄養を食事だけで補うことは難しくなる。そのため、筋トレの補助アイテムとしてプロテインは必ず取り入れるようにしてほしい。