1. 太陽礼拝aとは?aとbの違いを解説!
太陽礼拝aは12のポーズ、太陽礼拝bは19のポーズで構成される。似たポーズも多いことから、違いがわからない人も多いだろう。ここでは、太陽礼拝aがどんなものかについて紹介しよう。
太陽礼拝とは
そもそも太陽礼拝とは、古代インドに端を発するヨガの基本シークエンスだ。太陽へ祈りと感謝をつたえ、エネルギーを受け取る行為として古くから行われてきた。現代では健康体操のひとつとして広く親しまれ、ヨガにおける基本のウォーミングアップとして用いられることが多い。
流派によってやり方が異なる
太陽礼拝は、流派によってやり方や内容が異なる。大きくは2つに分類され、太陽礼拝aは12個、太陽礼拝bは19個のポーズで構成されるのが特徴だ。太陽礼拝aは、前屈と後屈を組み合わせて背骨を可動させるのがポイントであり、基本的な太陽礼拝と言える。aに続く太陽礼拝bでは、腰をねじったり、脚を前後に開いたりする動きが加わるのがポイントで、より負荷の高い太陽礼拝の形式だと言える。いずれにしても、呼吸と身体の動作を連動させ、心身を整えるというヨガの基本が、太陽礼拝なのである。
2. 太陽礼拝aに組み込まれたアーサナとは?
ここでは、太陽礼拝aのアーサナを紹介しよう。なお、流派や教室によっては多少異なる場合もあるので、一例として参考にしてほしい。
1.タダーサナ
太陽礼拝aは、山のポーズと呼ばれるタダーサナから始まり、タダーサナに終わる。足を拳1個分開き、つま先を前に向けてマットの前側に立つ。足裏で床を強く踏んだら、胸の前で両手を合掌し、息を吐く。
2.ウールドヴァ・ハスターサナ
息を吸いながら、合わせた両手を頭上に伸ばし、上体を引き上げる。
3.ウッターナーサナ
息を吐きながら上体を折り曲げ、両手を床につけて前屈する。お腹と両膝をつけるようにして、お尻を高く持ち上げておこう。
4.アルダ・ウッターナーサナ
息を吸いながら上体を少し持ち上げ、両手の指が床につく姿勢で前屈を続ける。目線は前に向けておく。
5.クンバカーサナ
息を吐きながら、両手のひらをマットにつけ、足を片方ずつ後ろへ伸ばす。両足のつま先でしっかりとマットをとらえよう。
6.チャトランガ・ダンダアーサナ
息を吐きながら両ひじを後ろに引き、重心を前に移動させる。両ひじはしっかりと締めるのがポイントだ。
7.ウルドゥヴァ・ムカ・シュヴァナーサナ
つま先を寝かせ、息を吸いながらひじを伸ばして上体を反らせる。足の甲でマットを押し、膝が浮くまでしっかりと伸びよう。
8.アド・ムカ・シュヴァーナーサナ
息を吐きながらつま先を立て、お尻を持ち上げたら、両手と両足裏でしっかりとマットを押す。
9.アルダ・ウッターナーサナ
4番と同じ、半分の前屈ポーズ。8番のポーズからは、片足ずつ、あるいはジャンプインで足を前に戻す。
10.ウッターナーサナ
3番と同じ前屈のポーズ。息を吐きながら、より深く前屈を行おう。
11.ウールドヴァ・ハスターサナ
2番と同じポーズ。10番からは、息を吸いながらロールアップして移行する。
12.タダーサナ
最初と同じ山のポーズ。11番から、両手をゆっくり降ろして胸の前にとどめ、呼吸を2~3回繰り返す。重複するものもあるが、以上の12個が太陽礼拝aのアーサナだ。
3. 太陽礼拝aは朝やらなくてもOK
太陽礼拝aは、太陽信仰が元にあるため、朝にするのがよいと言われることもある。たしかに、朝に行う太陽礼拝aは身体を目覚めさせ、代謝を上げるには効果的だ。しかし、必ずしも朝にしか効果が得られないのかというと、決してそうではない。
太陽礼拝aを夜に行う場合には、高いリラックス作用が見込めるとともに、凝り固まった身体をほぐし、姿勢を整える効果もある。大切なのは、心身のリズムを整えることや、無理なく続けることだ。時間帯にこだわりすぎず、自分のペースで行おう。
太陽礼拝aを夜に行う場合には、高いリラックス作用が見込めるとともに、凝り固まった身体をほぐし、姿勢を整える効果もある。大切なのは、心身のリズムを整えることや、無理なく続けることだ。時間帯にこだわりすぎず、自分のペースで行おう。
4. 初心者が太陽礼拝aをおこなうポイント
太陽礼拝aは、初心者にとっては難しいと感じることも多いだろう。その理由は複数あるが、多くは体幹が安定していないことや、足裏に力がかかっていないことだ。
体幹を安定させるためには、下腹部に力を入れつづけるのがコツである。また、足裏は親指の付け根を意識しながら、足指も使ってマットを強く踏むのがよい。ひとつひとつのアーサナを練習しつつ、太陽礼拝aが全体を通じてなめらかなシークエンスになるよう、あきらめずに取り組もう。
また、太陽礼拝aに限らず、ヨガでは呼吸が重要である。身体を動かしてから呼吸をするのではなく、呼吸のリズムに身体の動作を合わすイメージを持のがポイントだ。難しければ、息を一度吐ききったり吸いきったりしてから、あらためて動作を始めるのがおすすめだ。
体幹を安定させるためには、下腹部に力を入れつづけるのがコツである。また、足裏は親指の付け根を意識しながら、足指も使ってマットを強く踏むのがよい。ひとつひとつのアーサナを練習しつつ、太陽礼拝aが全体を通じてなめらかなシークエンスになるよう、あきらめずに取り組もう。
また、太陽礼拝aに限らず、ヨガでは呼吸が重要である。身体を動かしてから呼吸をするのではなく、呼吸のリズムに身体の動作を合わすイメージを持のがポイントだ。難しければ、息を一度吐ききったり吸いきったりしてから、あらためて動作を始めるのがおすすめだ。
結論
太陽礼拝aは、主に12個のアーサナから構成されるシークエンスだ。ヨガの基本ポーズが盛り込まれており、初心者でも取り組みやすい。呼吸との連動をしっかりと意識し、なめらかに行えるよう取り組んでほしい。慣れてきたら、より負荷の高い太陽礼拝bにもチャレンジするのがおすすめだ。