1. マッシュヘアのアイロンの仕方
マッシュヘアは、シルエットがある程度確立しているため、スタイリングにあまり時間がかからない。マッシュヘアのコツさえ覚えておけば、朝の忙しい時間でも、ドライヤーで毛流れをつけてアイロンのみで簡単にスタイルが決まるので時短にもなる。ここでは、基本的なマッシュヘアのアイロンでの詳しいセットの仕方を解説しよう。
マッシュヘアのアイロンの温度
ヘアアイロンの基本的な温度は、160℃から180℃とされている。メンズの短い髪の毛はクセがつきにくいので、しっかりストレートにアイロンをかけたい場合は、高めの180℃に設定し、素早くスタイリングするのが最適だ。高温にすればするほど髪へのダメージが大きくなるため、髪へのダメージを気にするのであれば、140℃以下の設定をおすすめする。
基本的なマッシュヘアのアイロンの仕方
ヘアアイロンを使った基本的なマッシュスタイルは、内巻きである。まずは、内巻きのヘアアイロンの仕方を解説する。内巻きにするには、一番クセのある前髪~サイドにかけて、頭の形に沿うように丸みを付けながら髪の毛のクセを伸ばしていく。アイロンを通す際、一度に多くの毛量を取ると熱が通りにくくカールが付きにくいので、少量ずつ取ってアイロンをするのがポイントだ。この作業を繰り返し、内巻きになるようにセットしていこう。
外ハネ
ヘアアイロンで外ハネを付けるとヘアスタイルに軽やかさが出て、さわやかな印象を与えられる。外ハネを付ける際は、思い切ってカールを付けることがコツである。毛束を手に取り、髪の毛の中間あたりからヘアアイロンで挟み、外側に手首を返しながら一気にカールを付けていこう。
2. アイロンを使ったマッシュのセット例
ひと言にマッシュヘアと言っても、細かい種類に分類される。ヘアアイロンの応用編として、種類別マッシュヘアのアレンジ方法を紹介していこう。
束感マッシュ
適度な束間が出るように、細かくヘアアイロンで動きを付けていくスタイルだ。ヘアクリップを使用して、パーツごとに分けて熱を通すとやりやすいだろう。細かくヘアアイロンをすることで動きが生まれ、ラフでさわやかな印象を与えられる。
マッシュショート
前髪を重めにつくった王道のマッシュショートは、全体的に内巻きにカールを入れて作る。髪全体にヘアアイロンを用いることにより動きが出て、ボリューム感が生まれるのだ。
ビジネスマッシュ
黒髪で落ち着いた雰囲気のあるビジネスマッシュは、ナチュラルにサイドとバックを刈り上げたマッシュヘアだ。ヘアアイロンでトップ部分を中心から内巻きにカールすることによって髪に動きが出て、通常のマッシュスタイルより軽い印象を与えることができる。
韓流マッシュ
重めの前髪が特徴の韓流マッシュは、ヘアアイロンを用いてストレートにする。たとえ直毛であってもアイロンをするとツヤが出て髪型が長持ちするので活用しよう。
3. アイロンだけでできる王道マッシュの作り方
先ほど、応用編としてマッシュヘアの種類を紹介したが、ここでは基本的な王道マッシュの作り方を解説しよう。
王道マッシュの作り方
- まず、軽く髪全体を湿らせた後タオルドライをし、ドライヤーの熱風を髪に当てる。左右に手ぐしを使って、全体を乾かしながら毛の流れをつける。この時の風量は、弱が好ましい。
- 次に、ヘアアイロンの登場だ。最初にヘアアイロンで、トップとトップ斜めを内巻きにする。前髪にも頭の形に沿うように自然な流れで内巻きにアイロンをあてよう。この時、顔周りのカールはタイトにするのがポイントだ。
- その後、後ろ側のトップを内巻きする。トップ下の毛は、軽く外ハネに。襟足部分は、短いので外ハネをしてもしなくても、どちらでもよい。サイドの耳上や横の一番張っているハチの部分や左右の顔まわりの毛は軽く外ハネにする。
- 仕上げに、前髪を流す根元部分に、少し間をあけて三箇所くらいヘアアイロンで軽く外ハネを入れよう。ワックスと指先で毛束を作りながら整えたら、王道マッシュの完成だ。
結論
マッシュヘアは基本の内巻きだけではなく、ランダムに外ハネを組み合わせることによって、アイロンだけで自然なパーマ風の髪型にもできる。王道のマッシュだけでなく、さまざまなシーンに応用してマッシュヘアを使い分けよう。